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大内氏館 / 高嶺城

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大内氏館は山口県山口市に建てられた城館で、周防国・長門国を本拠とした大内氏の居館です。
平成29年には同じ山口市にある高嶺城と共に続日本100名城に選定されました。

大内氏館は、大内弘世が山口を本拠と定め移り住んだ時に築かれた居館で、京都を模して作られたそうです。
城ではなく館として建てられ、詰の城として背後に高嶺城があります。
最盛期には堀を含まれると東西160m、南北170m以上の規模があったそうで、館のすぐ北側には別邸として築山館が築かれました。

高嶺城は、標高338mの鴻ノ峰にある山城で、主郭を中心に石垣が使用されていました。
石垣の遺構は良好に残っています。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

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〒753-0089 山口県山口市亀山町2−1

 

高嶺城には大小さまざまな郭があったと言われており、広い空間も郭であったとされています。
一般的に広い空間には敵の軍勢も集合しやすく、軍事的に不利になってしまいます。

そのため、通常であれば城の中に広いところを設けないように堀切で区切って狭くするのですが、高嶺城ではあえてそのまま広い空間があったようです。
これは軍事よりも居住を意識していたからだと考えられています。
山上を居住域として、山の下で防御するという考えだったようです。

この郭には石垣はなく、すべて切岸です。

これは大内氏の頃築かれたと言われており、その後は侵攻した毛利氏が手を加えて使用していたと言われています。