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大野城

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大野城は福岡県太宰府市・大野城市・糟屋郡宇美町にまたがる大城山に築かれた古代山城です。
城跡は国の特別史跡にも指定されています。

標高410mの大城山(四王寺山)に所在し、山頂を中心に土塁と石垣の外周城壁は6.8㎞もあります。
上位機は東西約1.5m×南北約3㎞でと日本一の大規模な古代山城になり、城門は9か所が開かれていました。
また谷部には浸透式で自然排水の百間石垣や、屯水石垣などが確認されています。

大野城は白村江の戦いで唐・新羅連合軍に大敗した後、大和朝廷が倭(日本)の防衛のために築いたと言われています。
また城郭の建設を担当したのは亡命百済人であったそうです。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒811-2105 福岡県糟屋郡宇美町大字四王寺

 

大野城は今から約1350年前に築城されたお城で、触れて歩ける国宝級の文化財です。
日本全国には3~4万ものお城がありますが、その中でも古代のお城は非常にレアです。

古代のお城は、侍が登場するよりももっとずっと前に、大和朝廷が当時していた飛鳥時代に登場します。

この古代のお城は全国に30城もありません。
また場所も西日本エリアに限定されています。
レアな古代のお城の中でも、大野城は最大規模を誇っています。
日本最古の正史である「日本書記」や日本最古の歴史書「古事記」よりも前に誕生しているんです。

大野城は全長約8㎞のお城で、遺構を探して全周歩くとすると6時間ほどかかるでしょう。
大野城巡りをする時には、土塁の上を歩いてみたり、石垣を眺めたりしてその歴史を感じるのがおすすめ。

百間石垣はぜひともチェックしておきたいポイント。長さ180m、高さは最高8mにも及んでいます。