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中城城

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中城城は沖縄県中頭郡中城村にあったお城です。
15世紀の琉球王国・尚泰久王だい、護佐丸のグスクとして知られています。

中城城は貿易港であった屋宜港から2㎞ほど離れた標高160mの丘陵上にあり、天然の要害とした山城です。
中城城はグスクの中でも最も遺構がよく残っており、石垣の上に立てば、東シナ海、太平洋を見渡すことができます。

創始ははっきりと分かりませんが、14世紀後半までに先中城按司が築き、1440年に座喜味城から移ってきた護佐丸盛春によって増築されたと言われています。
太平洋戦争の沖縄戦によって多くの文化財は消失してしまったものの、中城城だけは戦争の被害が少なかったそうです。
そのため、グスクの石積みの残存状態もよく、戦後の補修が行われ現在でも維持されています。

2000年には日本100名城に指定され、同年、首里城跡らとともに琉球王国のグスク及び関連遺産群としてユネスコの世界遺産にも登録されています。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒901-2314 沖縄県中頭郡北中城村字大城503

 

世界遺産の中城城では2019年にプロジェクションマッピングのイベントが開催されました。
光と音楽を融合させたイベントであり、沖縄県内では数少ない日没後の観光メニューの1つとして毎年開催されており、2019年に内容を刷新。
迫力あるプロジェクションマッピングの映像と沖縄県内最大規模のレーザーショーで圧巻のステージとなっています。

中城城は黒船ペリーも驚嘆したほどの美しいグスクであり、沖縄に行ったらぜひ訪れたい場所の1つです。
中城城の石段は見事な形で残されていて、城壁も場所によっては上まで行くことができるので、高い場所からグスクの全景を見渡せるでしょう。

琉球独特の曲線美が美しく、座喜味城から移り住んだ護佐丸は名建築家として名が残っています。