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龍岡城

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龍岡城は長野県佐久市にあるお城で、国指定の史跡でもあります。
幕末期に築城され、龍岡藩の藩庁が置かれていました。
龍岡藩は1万6000石の小藩なため、厳密にいうと龍岡城は城ではなく陣屋になります。

龍岡城の特徴といえば五芒星形の星形要塞であること。
この星形要塞は、日本で2つしかなく、もう1つは北海道函館市にある五稜郭になります。

別名は「龍岡五稜郭」、桔梗の花の形に似ていることから「桔梗城」と呼ばれています。
龍岡城の築城種は、三河国奥殿藩の藩主、松平乗謨です。
乗謨は、西洋の軍学に関心を寄せ、砲撃戦に対処するための築城法を学んでいました。
新たな陣屋として龍岡城を設計したのです。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒384-0412 長野県佐久市田口下町3000−1

 

星形要塞といえば、全国的には函館にある五稜郭が有名でしょう。
しかし信州にも龍岡城という五稜郭があるのです。

この龍岡城は実戦上きわめて優れた城であったと言われています。
各陵堡に回転自由な大砲を設置することで、敵からの死角をなくすという小僧になっています。
函館の五稜郭に比べると規模は2分の1程度です。

また、龍岡城は桜の名所としても知られています。
お堀に沿って植えられた桜が見事に咲き誇るシーズンは、多くの観光客が訪れます。
ソメイヨシノだけではなく、ベニヤマザクラもあり、開花時期が異なるので長期間花見を楽しむことができるでしょう。
またお堀の水面を花びらが埋め尽くす花筏も絶景ですよ。