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2024年10月6日世界的大ヒットとなったアニメ映画「君の名は。」のラストシーンで登場するのが東京都新宿区四ツ谷にある須賀神社だよ。
この記事では「君の名は。」の聖地として知られる須賀神社の魅力に迫ってみよう。
目次
【須賀神社とは?】
須賀神社は東京メトロ丸の内線「四谷三丁目駅」から徒歩7分ほどの場所にある神社。
四谷十八ヶ町の総鎮守として、江戸時代からこの土地に鎮座する歴史ある古社なの。
住宅街を見下ろす位置にあるんだ。
「須賀神社」と改称されたのは明治元年のこと。
須賀神社は2016年に公開された映画「君の名は。」でモデルとなった階段があるため、たくさんのファンが訪れているよ。
また映画の大ヒットに伴い、須賀神社にはアニメや漫画のヒット祈願に訪れる人も多いそう。
「君の名は。」の作者である新海誠監督自身が、この須賀神社に足を運んで祈願に来ていることが知られているの。
ヒット祈願を描いた絵馬は公開されているからぜひチェックしてみよう。
また、人気アニメの「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」の作者もこの須賀神社を参拝したことがあると言われているそう。
【須賀神社の男坂は「君の名は。」の聖地】
須賀神社は「君の名は。」の宣伝ポスターのキービジュアルとしても使われているので、須賀神社を見てピンとくる人も多いはず。
映画の舞台となったのは「須賀神社男坂」と呼ばれる須賀神社の階段だよ。
須賀神社のある四ツ谷三丁目駅の界隈にはもともと、江戸時代から存在する坂道が多く残るエリアなんだ。
映画「君の名は。」のラストシーンでは主人公の宮水三葉と立花瀧が再会する重要なシーンの舞台として描かれているよ。
映画の宣伝ポスターで使われていたキービジュアルでも、須賀神社男坂の坂上からの景色が描かれているんだ。
須賀神社の階段は、江戸時代に四谷牛頭天王社と呼ばれていた頃の須賀神社の江戸名所図解にも描かれているそう。
ただ描かれている階段は、境内にある須賀神社女坂の方が位置的には似ているため、須賀神社男坂が江戸時代から存在していたかどうかは確定できていないの。
<須賀神社周辺にある「君の名は。」の聖地>
須賀神社周辺には須賀神社男坂以外にも、「君の名は。」に登場する聖地がいくつかあるんだ。
須賀神社参拝とあわせて聖地巡礼してみよう。
・東福院坂
須賀神社男坂の北側にある「東福院坂」も聖地の1つ。
東福院坂の坂下から主人公・宮水三葉が坂を上ろうとしているシーンで登場するよ。
東福院坂の途中から坂下方向を眺めると、急な坂なので谷越しに須賀神社男坂を遠くに見ることができるんだ。
・円通寺坂
東福院坂の北西にある「円通寺坂」も聖地の1つ。
主人公・立花瀧が坂上方向からやってきて、坂下方向にある東福院坂の方に向かおうとするシーンで登場するの。
劇中では東福院坂でのシーンと同じように、坂の途中にある坂の碑(案内板)も一緒に描かれているよ。
【須賀神社の歴史】
須賀神社の歴史は江戸時代が始まり。
当時の須賀神社は稲荷神社で、神田明神内にお祀りしていた日本橋伝馬町の守護神「須佐之男命」を四ツ谷に合祀することになり、現在の形になったそう。
明治元年になると「四谷天王社」から「須賀神社」に改名されているよ。
須賀神社の由来は須佐之男命が八俣の大蛇を討ったときの言葉にあるの。
「吾れ此の地に来たりて心須賀、須賀し」の須賀が、現在の須賀神社の社名に繋がっているんだ。
須賀神社は東京大空襲によって、社殿を含む一切の建物が焼失。
かろうじて残った部分も老朽化が進んでしまったため、昭和63年(1988年)に着工し、平成元年(1989年)に現在の形に復興したんだ。
【須賀神社の御祭神&ご利益】
須賀神社には須賀大神である「須佐之男命」と、稲荷大神である「宇迦能御魂神」がお祀りされているよ。
須賀大神は暦神、土木建築・悪霊退散・諸難・疫病除けの神として、稲荷大神は五穀豊穣・開運招福・商売繁盛の神様として、古くから庶民の信仰を集めてきたの。
須賀神社では
・縁結び
・厄除け
・商売繁盛
などのご利益にあやかれるよ。
【須賀神社の見どころを徹底解説】
須賀神社の見どころスポットをまとめて紹介するね。
<金色絢爛な社殿>
須賀神社の社殿は平成元年に復興。
浅葱色の屋根に金色のアクセントが映えているよ。
社殿にかかる坂道には朱色の橋が架かっているの。
社殿内の天井画は大空襲を逃れて残ったものとして、現在区の指定文化財に登録されているんだ。
賽銭箱の前から社殿内を見ることができるよ。
天井画と金色の装飾が実に美しいんだ。
社殿の右側には御守りや御朱印の受付所があるの。
須賀神社にはたくさんの御守りが用意されていて、毎年冬至から節分の間には「一陽来福守」が授与されるんだ。
<天白稲荷神社>
須賀神社の左側にあるのが、宇迦能御魂神が祀られている天白稲荷神社だよ。
稲荷神社らしい立派な朱色の鳥居と、狛犬が目印となっているの。
五穀豊穣や開運招福のご利益にあやかれることから、須賀神社の参拝とあわせて訪れる人が多いんだ。
天白稲荷神社は須賀神社よりも歴史が古く、須賀神社の社殿ができる前は天白稲荷神社が大元だったの。
古くから信濃町駅側の参道を守ってきた天白稲荷神社はパワースポットとしても人気があるよ。
<末社・大国社>
須賀神社の末社である大国社には「大国主命」がお祀りされているの。
大国主命は須佐之男命の子どもとされていて、出雲大社の祭神でもあるよ。
金運と縁結びの神様として知られているんだ。
<三十六歌仙絵>
「三十六歌仙絵」は、戦災を逃れた須賀神社の歴史ある社宝なの。
江戸時代の画家と歌人によってつくられたもので、新宿の指定文化財にもなっているよ。
「三十六歌仙絵」とは鎌倉時代から江戸時代に盛んに作られたもので、「三十六歌仙」と呼ばれた歌人の肖像画と一首が描かれているものなの。
「三十六歌仙」は百人一首にも取り上げられているから、馴染みのある歌人もいるよ。
須賀神社の「三十六歌仙絵」は通常は社殿内にあるため、昇段拝観しないとみることができないの。
そのため、社殿から見て左奥にある「新宿ミニ博物館」という形でレプリカの絵が展示されているんだ。
<大鳥神社>
須賀神社には合殿として大鳥神社があり、日本武尊が祀られているの。
そのため、毎年11月の酉の日には酉の市が開催されるんだ。
酉の市は、開運や商売繁盛を願う人々で、昔から賑わいを見せているよ。
大鳥神社の社名の「おおとり」は「大取」に通ずるため、宝物を大きく取り込むという商売繁盛・開運招福の神様として、厚い信仰を集めているんだ。
酉の市当日には神社境内授与所において「開運熊手守」が授与されるよ。
熊手守は古くから熊手で福をかっこむと伝わる開運・商売繁盛の御守りなんだ。
「開運熊手守」を受けられた参拝客は、熊手一体につき1回、豪華景品があたる開運宝くじを引くことができるの。
【須賀神社の住所とアクセス】
住所
東京都新宿区須賀町5−6
アクセス
中央線快速・総武線各駅停車 四ツ谷駅より徒歩10分
総武線各駅停車 信濃町駅より徒歩10分丸ノ内線・南北線 四ツ谷駅より徒歩10分
丸の内線 四谷三丁目駅より徒歩7分公式サイトより引用