日本三大弁財天の1つ!琵琶湖に浮かぶ竹生島にある宝厳寺・竹生島神社の魅力とは?
2024年1月6日
日本三大ききょう寺「兵庫の遍照寺」と「静岡県の香勝寺」の魅力に迫る!
2024年1月7日
日本三大弁財天の1つ!琵琶湖に浮かぶ竹生島にある宝厳寺・竹生島神社の魅力とは?
2024年1月6日
日本三大ききょう寺「兵庫の遍照寺」と「静岡県の香勝寺」の魅力に迫る!
2024年1月7日

明智光秀公の首塚がある「谷性寺」は桔梗の名所!別名「ききょう寺」と呼ばれている?

谷性寺 from google

京都府亀岡市にある谷性寺は、日本三大ききょう寺の1つにも数えられているお寺。

明智光秀ゆかりの地にあるききょう里・谷性寺の魅力に迫ってみよう。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
明智光秀ゆかりのお寺です〜!

谷性寺 from google

 

 

【谷性寺とは?】

 

京都府亀山市にある谷性寺は明智光秀公の首塚が祀られているお寺なの。
そのため「光秀寺」と呼ばれることもあるんだ。

創建は非常に古く、平安時代とされているよ。
御本尊は不動明王像で秘仏となっていて、他にも阿弥陀如来立像や大日如来など様々な仏さまが安置されているんだ。

 

谷性寺では、明智光秀公の命日である6月14日には毎年回向が行われているの。
また、毎年5月3日に開催される「亀岡光秀まつり」では、谷性寺で追善供養が行われるんだ。

初夏になると明智家の家紋であるききょうが咲き乱れることから別名「ききょう寺」とも呼ばれていて、日本三大ききょう寺の1つとしても知られているよ。
毎年6月末から7月末に、門前にききょうが咲き誇る「ききょうの里」が開催されるんだ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
明智光秀の首塚があります!

谷性寺 from google

 

 

 

【日本三大ききょう寺とは?】

 

日本三大ききょう寺とは、ききょうが有名な

・京都府の谷性寺
・兵庫県の遍照寺
・静岡県の香勝寺

の3つのお寺のことです。

 

ききょうはききょう科の多年生植物であり、夏から秋に美しい青紫色や白色の花が咲くのが特徴だよ。
つりがね形をした紫色の花はとても綺麗だよね。

 

桔梗の家紋は、美濃の土岐家とその一門の代表的な紋なんだ。
土岐家発祥の地である「土岐」という地名は、ききょうの古語である「オカトトキ」の意味で、このトトキが咲くことが由来となって、土岐家の家紋は桔梗紋になったと言われているの。

明智光秀は清和源氏の末裔・土岐氏の一族であることを誇りに思っていたため、家紋が「水色桔梗」であったんだ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
明智光秀が使った水色桔梗の家紋は有名ですね♪

 

谷性寺 from google

 

【明智光秀とゆかりの深い谷性寺】

 

谷性寺は境内に明智光秀公の首塚があることで有名なんだ。

谷性寺の本尊である不動明王を厚く信仰していた明智光秀公は、家臣に自分の首を不動明王のすぐそばに埋めるように託したと伝えられているよ。
また本能寺の変の際には、「一殺多生の剣を授け給え」と誓願し、本望を遂げたとされていの。

 

谷性寺がある京都府亀山市は明智光秀公の丹波平定の拠点となった町なんだ。
その後、丹波は明智光秀公の領国となり、現在の町並みの礎を築いたよ。

お坊さんレモン
お坊さんレモン
不動明王の隣に!!

 

【ききょうが咲き乱れる谷性寺】

 

本能寺の変で織田信長公を討った明智光秀公は、その後山崎の戦いに敗れて坂本城へ逃れる際に襲われてしまうの。
光秀公の介錯をした溝尾庄兵衛は、光秀公の首を近臣に託して、谷性寺へ運び葬ったんだ。
明智光秀公の首塚は、光秀公の怨念を鎮めるために幕末時代に建てられたものだよ。

その後、光秀公を偲び、谷性寺の境内には明智家の家紋であったききょうが植えられるようになったそう。
夏になると境内はききょうの青紫一面に染まる美しい光景を楽しむことができるんだ。

 

<谷性寺の門前にあるききょうの里>

2003年頃からは谷性寺の近くにある田畑を借り受けて15,000株ものききょうを植え込みはじめたの。
現在では50,000株ものききょうが植えられていて、全国有数のききょうのスポットとなっているよ。

ききょうの里は、亀岡市の夏を彩るイベントの1つなっているんだ。
ききょうは青紫色の花の他、白色やピンク色のものもあり、様々な色のききょうを楽しむことができるよ。

 

またききょうの里では、ききょうが見頃を迎えるまであじさいやゆりの花を楽しむこともできるの。
550株のあじさいや、500株のゆりが咲き誇る景観も実に見事だよ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
5万株の桔梗!見応えがありますね〜!

 

谷性寺 from google

 

【光秀公の首塚だけじゃない!谷性寺境内の見どころをご紹介!】

 

谷性寺の境内は広くなく、光秀公の首塚やききょうが有名だけど、他にも見どころはあるよ。
ここでは谷性寺の見どころをまとめてみよう。

 

<明智三門>

谷性寺の境内はこじんまりしているけれど、明智光秀公の首塚の他に「明智三門」と呼ばれる門があるんだ。
この明智三門は、元々は亀山城下にあった西願寺の門なの。

昭和51年(1976年)に廃寺になった際に、谷性寺に移築されたものなんだ。
この門を通して明智光秀公の首塚が真正面に見えることから「明智三門」という名称がつけられたと伝えられているの。
また明智三門の内側から上をみるとききょう紋を見ることができるよ。

 

<灯籠>

境内にある灯籠は、亀岡市の特産品である砥石職人・田中浅一氏が昭和60年(1985年)に寄進したもの。
茶道具が彫られたユニークな灯籠となっているよ。

 

<梵鐘>

昭和48年(1973年)に寄進された梵鐘は、「京都寺町高橋鐘聲堂謹鋳」と銘が打たれているよ。

 

 

【亀岡光秀まつりとは?】

 

谷性寺のある京都府亀岡市は明智光秀公のゆかりの地であることから、毎年ゴールデンウィークの時期に
「亀岡光秀まつり」というお祭りが亀岡城跡の南郷公園周辺で開催されるの。

 

初代丹波亀山城主であった明智光秀公を偲び行われる、亀岡最大の春祭りで2023年には50回目の開催となったよ。
亀岡光秀まつりのメインイベントは「明智光秀公武者行列」なんだ。

総勢300人以上が甲冑や衣装を身にまとって、華やかな列をなして亀岡の城下町を練り歩くの。
光秀公が率いる騎馬武者隊は迫力満点だよ。

 

お坊さんレモン
お坊さんレモン
歴史好きにはたまらないイベントですね♪

 

【谷性寺の住所とアクセス】

 

住所

〒621-0241 京都府亀岡市宮前町猪倉土山39

 

アクセス

JR嵯峨野線「亀岡」駅から京阪京都交通バスで「猪倉」下車、徒歩約5分