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2024年1月7日琵琶湖に浮かぶ竹生島にある宝厳寺・竹生島神社は日本三大弁財天の1つとして知られているよ。
今回は、宝厳寺・竹生島神社の魅力に迫ってみよう!
目次
【日本三大弁財天とは?】
日本三大弁財天とは、七福神にも数えられる弁財天をお祀りしている神社(お寺)のことなんだ。
弁財天は「弁天様」と呼ばれ、元々は仏教の守護神であったの。
日本三大弁財天は
・滋賀県・竹生島にある「宝厳寺・竹生島神社」
・広島県・厳島にある「大願寺・厳島神社」
・神奈川県・江の島にある「江島神社」(明治初年の神仏分離によって寺から神社に変わる)
の3つなんだ。
この3社では毎年、年に1度「三社弁財天祭」も共同で執り行われているよ。
宝厳寺と竹生島神社は明治以降の神仏分離によって神社とお寺に分けられたものの、それまでは一体だったんだ。
また、厳島神社の弁財天像は神仏分離で隣接する大願寺に還されているなど、現在でも切れない存在となっているよ。
【宝厳寺・竹生島神社は元々は1つだった?】
琵琶湖に浮かぶ竹生島にあるお寺「竹生島宝厳寺」は、真言宗豊山派のお寺。
日本三大弁財天の1つに数えられ、三大弁天の中でも最も古く歴史があるんだ。
また、西国三十三所巡礼の第30番札所でもあるの。
元々、宝厳寺と竹生島神社は一体だったものの、明治以降の神仏分離令によってお寺と神社に分かれてしまうんだ。
竹生島神社の本殿は、信仰が厚かった豊臣秀吉が伏見桃山城の建物を寄進したもので、国宝に指定されているよ。
【竹生島宝厳寺の見どころを徹底解説!】
竹生島港から徒歩10分の場所にある宝厳寺。
ここでは竹生島宝厳寺の見どころを解説してみよう。
<唐門(国宝)>
国宝に指定されている唐門は、大坂城の極楽門を移築したもので、現存する唯一の大坂城遺構なんだ。
桧皮葺、建物全体を総黒漆塗りとした上に金鍍金の飾金具が散りばめられているよ。
虹梁中央の蟇股の周囲には鳳凰や松・兎・牡丹の彫刻があるんだ。
また二枚の大きな桟唐戸や壁には牡丹唐草の彫刻を極彩色塗りとして飾っているよ。
豪華絢爛と言われていた桃山様式の唐門の代表的遺構なんだ。
<観音堂(重要文化財)>
観音堂には千手千眼観世音菩薩が納められているよ。
観音堂は西国33所観音霊場の30番目の札所としてたくさんの参拝客が訪れるんだ。
お堂は、傾城地に建てられた掛け造りで、仏間は2階にあたるんだ。
御本尊の「千手千眼観世音菩薩」は弁天様と同じく60年に1度だけ御開帳される秘仏。
御厨子の中に安置されているの。
等身大で作られたと言われていて、約1.8mの身の丈は御厨子の扉よりも大きいんだ。
<舟廊下(重要文化財)>
観音堂からから竹生島神社(都久夫須麻神社)に続いている舟廊下は、豊臣秀吉の御座船を利用して作られたもの。
国の重要文化財にも指定されているよ。
唐門、御堂と同時期に桃山様式で作られたものなんだ。
<本堂(弁才天堂)>
祈りの階段を登り切った頂上にあるのが、宝厳寺の本堂だよ。
ここには本尊である大弁才天が祀られているんだ。
御本尊「大弁才天」は、江の島・厳島と並んで「日本三大弁財天」の1つで、最も古い歴史を誇るの。
そのため宝厳寺の弁才天のみ「大」の字を付けて「大弁才天」と称することができるんだ。
724年の開山時に聖武天皇の勅命を受けた僧・行基が開眼したものだよ。
大弁才天は秘仏のため、普段は非公開となっているものの、60年に1度だけ一般公開されるんだ。
次回の御開帳は「2037年」となっているよ。
<宇賀弁才天座像>
本堂の左右に鎮座している宇賀弁才天座像。
よく見てみると弁財天の頭頂部には宇賀神が小さく乗っていて、鳥居が添えられているの。
また内陣の壁画は荒井寛方画伯作。
正面の壁画を「諸天神の図」、側面を「飛天の図」と呼ぶよ。
<願いダルマ>
宝厳寺の本堂は昭17年(1942年)に再建されたもので、堂内には「弁天様の幸せ願いダルマ」と呼ばれる願掛け奉納をすることもできるんだ。
弁才天坐像の周囲には真っ赤なダルマがあり、願いを叶えてくれると評判なの。
ダルマは手に琵琶を持つ可愛い顔をしている弁才天様なんだ。
1つ1つ手書きで描かれているので、顔は1つずつ微妙に違って表情に個性があるよ。
ダルマを手にとったら、お願い事を書いた紙をダルマの中に収めて奉納することで願掛けできるんだ。
奉納すれば「弁天様の幸せ願いダルマ」を模したストラップ御守りを持ち帰ることができるよ。
<三重塔>
平成12年に約350年ぶりに復元された三重塔。
江戸時代初期に消失した三重塔を復元したもので、古来の工法に基づいて建築。
四本柱に32体の天部の神々を描き、四方の壁には真言宗の八人の高祖を配しているよ。
<五重石塔(重要文化財)>
五層の仏塔は重要文化財指定。
地・水・火・風・空の五大をかたどったもので、高さは247㎝。
滋賀県の山中から採取された小松石が使われているよ。
<瑞祥水>
瑞祥水は平成14年に彫られた霊泉。
<もちの木>
1602年(慶長7年)、豊臣秀頼の後見役である片桐且元が豊臣秀頼の命を受けて、観音堂、唐門、渡り廊下を移築したときに、記念にお手植えされた木。
<宝物殿>
宝物殿は湖国における文化財の一大宝庫と呼ばれているの。
竹生島に伝わる数々の寺宝を収蔵・保存・一般公開しているよ。
法華経序品(国宝)や、弘法大師直筆の「御請来目録表」(重要文化財)をはじめとして、数々の宝物が収蔵されているんだ。
<雨宝堂>
雨宝堂では雨宝童子をお祀りしているの。
雨宝童子は、神仏習合の両部神道における神。
天照皇大神が地上に降り立った時の姿といわれているんだ。
その姿は頭上に五輪塔を掲げていて、右手に宝棒、左手に宝珠を持つ童子として表されているんだ。
【竹生島神社(都久夫須麻神社)の見どころを徹底解説!】
竹生島港から徒歩約7分のところにある竹生島神社は「都久夫須麻神社」とも呼ばれているよ。
竹生島神社の御祭神は、弁才天(市杵島比売命)の他に、宇賀福神、龍神、浅井比売命の4柱をお祀りしているの。
浅井比売命は、浅井氏の氏神ともいわれていて、琵琶湖の湖水を支配する神様なんだ。
早速、竹生島神社の見どころをまとめてみよう。
<本殿(国宝)>
竹生島神社の本殿は、今から450年前に豊臣秀吉が寄進した伏見桃山城の束力使殿を移転したもので、国宝指定。
本殿内部には桃山時代を代表する、豪華絢爛で優雅で煌びやかな装飾が施されているんだ。
天井には狩野永徳光信が描いた華麗な花弁草木絵が残されているの。
黒漆塗りの桂長押には金蒔絵が施され、要所には精巧な金の金具がうたれているよ。
ただ現在は、内陣の拝観は中止されているんだ。
<常行殿>
本殿の右奥にある常行殿は平成9年に社寺建築 木澤源平氏によって建造された建物。
現在は修業道場や参籠の場として幅広く利用されているよ。
<竜神拝所(かわらけ投げ)>
平家物語にも登場する拝殿は、琵琶湖に面していて突き出したところに竜神拝所があるの。
ここは竹生島の中でも一番の絶景ポイントとして知られているよ。
この龍神拝所からは、かわらけ投げ(土器)をすることができるんだ。
かわらけに願い事を書いて、湖面に突き出た鳥居へ上からからわけを投げるの。
投げたかわらけが鳥居の間をくぐれば願い事が成就すると言われているよ。
【宝厳寺・竹生島神社の住所とアクセス】
住所
〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町1664−1
アクセス
長浜・彦根・今津の各港より、汽船約25分~40分
公式サイトより引用