一面に広がる苔の庭園は圧巻!京都の苔寺「西芳寺」の参拝には事前予約が必須!
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2022年11月15日京都市左京区にある瑠璃光院は、通常非公開の寺院。
春の青紅葉と、秋の紅葉の時期にだけ特別公開されるお寺として人気を集めているんだ。
書院から見る紅葉は、思わず息を呑むほどの美しさで、SNSでも話題沸騰中だよ。
今回は、瑠璃光院の魅力に迫ってみよう。
目次
【瑠璃光院とは?】
大原にほど近い比叡山の麓にある瑠璃光院は、浄土真宗の寺院。
数寄屋造りの書院は、大正時代の終わり頃から昭和時代初期にかけて、京数寄屋造りの名人と称された中村外二によって造営されたもの。
書院前には佐野藤右衛門一門の作庭と伝わる「瑠璃の庭」があって、「瑠璃色に輝く」と表現されるほどの美しい苔の絨毯が広がるんだ。
境内には、三条実美命名の由緒ある茶庵「喜鶴亭」や、八瀬名物「かま風呂」の見学もでき、見どころがたくさんあるよ。
現在まで、日本情緒あふれる名建築・名庭として多くの人々に親しまれ、囲碁本因坊位の対戦場となったことなどが知られているの。
瑠璃光院は文化財保護のため、通常非公開とされているんだけど、2015年より季節限定で一般公開されるようになったよ。
庭園の紅葉が書院の机や床に映り込む様子は絶景でSNSの投稿をきっかけに人気を集めるようになったんだ。
今では京都を代表する有名スポットとして話題になっているよ。
【瑠璃光院には3つの庭園がある!】
瑠璃光院の境内は12,000坪ほどあり、その中には「瑠璃の庭」「臥龍の庭」「山露路の庭」という趣の異なる3種類の庭園があるんだ。
そのうちの1つである「瑠璃の庭」は一面が苔で覆われていて、瑠璃光院の名の由来にもなっている庭園なんだよ。
<瑠璃の庭>
瑠璃色に輝く浄土の世界を表した瑠璃光院の主庭で、主屋(書院)1階から眺めることができるの。
数十種類の苔が生えていて、緑の絨毯のように覆いつくしているよ。
瑠璃色に輝く苔から「瑠璃の庭」と名付けられたそう。
奥の巨石からは一条のせせらぎが清らかに流れ、心を穏やかにしてくれるんだ。
瑠璃の庭が見える1階の御茶席ではお抹茶をいただくことができるよ。
<臥龍の庭>
書院から本堂へ渡り廊下をつたって喜鶴亭へ移動する際に、目の前に広がる庭園が「臥龍の庭」
天にかけのぼる龍を水と石で表した池泉鑑賞式庭園で、上段の清流がこの池に流れ込む様から名付けられたそう。
この臥龍の庭も苔と紅葉が美しいの。
眺める人の心を解放して、昇運の兆しをもたらすと言われているよ。
【瑠璃光院の特別拝観の時期は?】
瑠璃光院は春の青紅葉の季節と、秋の紅葉の季節にのみ特別公開される寺院なんだ。(拝観料2,000円)
2022年(令和4年)は春の特別拝観の時期が4月15日~6月13日、夏の特別拝観が7月15日~8月17日に行われたの。
また、これから始まる秋の特別拝観の時期は、10月1日~12月12日の予定となっているよ。
また、紅葉が見頃を迎える11月1日~12月4日までの間は、事前予約拝観期間となるから注意が必要。
事前予約がないと参拝できなくなっているから、参拝する際には予約を忘れずにしよう。
【瑠璃光院では期間限定のライトアップも実施】
瑠璃光院では期間限定で夜のライトアップも実施しているの。
昼間の紅葉とはまた違った幻想的な美しい姿を見せてくれるよ。
通常夜間の拝観はしていないものの、夏や秋など期間限定で夜間特別拝観を実施しているんだ。
こちらも事前予約制となっているので注意しよう!
2022年度の夜間特別拝観の時期は以下の通りだよ。
・2022年7月16日~18日
・2022年7月23日~24日
・2022年7月30日~31日
・2022年8月6日~7日
・2022年8月11日~14日
2022年度の秋のライトアップはまだ未定となっているよ。
【SNSで話題の絶景スポットは書院2階】
SNSで話題となっている絶景スポットは、瑠璃光院の書院2階だよ。
窓いっぱいに広がる紅葉と、その紅葉が黒い漆塗りの机の天板に反射する神秘的な光景なんだ。
他ではなかなか見ることができない絶景のため、「幻の紅葉」と呼ばれることも…。
瑠璃光院の漆塗りの廊下は輝きを放つほど綺麗に磨かれているため、外の紅葉が映し出されるの。
廊下に映し出された紅葉は「床もみじ」と言われていて、こちらもSNSで話題になっているよ。
机にカメラを置きながら撮影すると、上手く机に紅葉が写り込む様子を写真に収めることができるんだ。
【瑠璃光院では写経体験ができる!】
瑠璃光院では拝観受付の際に、お寺のパンフレットと一緒に写経セットが手渡されるの。
写経スペースがあるから、誰でも手軽に写経体験が可能なんだよ。
1つ1つの文字は大きく、文字数も少なくなっているから、所要時間も短め。
心静かに写経体験をすることができるよ。
【瑠璃光院の見どころを徹底解説!】
瑠璃光院と言えば、紅葉の絶景が有名だけど、他にも境内には見どころがたくさんあるよ。
ここでは瑠璃光院の見どころを解説していくね。
<山門>
叡山電鉄の八瀬比叡山口駅から高野川の清流に沿って歩き、吊り橋を渡ると瀟酒な山門が目に入ってくるよ。
<参道>
ゆっくりと登る参道の傾斜地に植えられた100種類以上の楓紅葉は秋になると色づくよ。
<茶庵「喜鶴亭」>
明治の元勲・三条実美公が命名した由緒ある茶室。
当時の庵に「喜鶴亭」と名付けて直筆の命名額を下されているよ。
和敬静寂の精神を映しているんだ。
<八瀬のかま風呂>
八瀬名物の「かま風呂」は日本式蒸し風呂の原型。
飛鳥時代に起きた壬申の乱によって、かつてこの辺りの地で、大海人皇子が流れ矢を背中に受けたそう。
背中に傷を負った大海人皇子は、その治療のために八瀬のかま風呂に入ったと伝わるの。
諸説あるんだけど、「矢」を「背」に受けたことが転じて、この地が「八瀬」になったとも言われているんだ。
八瀬のかま風呂の歴史は1300年にも及び、貴族や武士のやすらぎの郷として、愛されたそう。
現存するものは多くなく、希少な遺構となっているの。
【瑠璃光院の住所とアクセス】
住所
京都府京都市左京区上高野東山55
アクセス
【叡山電鉄】
「八瀬比叡山口駅」下車 徒歩5分【比叡山ケーブル】
「八瀬駅」下車 徒歩5分【京都バス】
「八瀬駅前」下車 徒歩7分
公式サイトより引用