富士山をご神体とする「富士山本宮浅間神社」の奥宮は富士山山頂にある!
2022年10月4日京都・嵐山の人気スポット「野宮神社」は源氏物語にも登場する縁結び・安産の神社
2022年10月6日富士山の麓にある神社と言えば、山梨県富士吉田市にある「北口本宮富士浅間神社」が有名だよ。
この北口本宮富士浅間神社は、山梨県最強とも言われるパワースポットなんだ。
今回は北口本宮富士浅間神社の魅力に迫ってみよう。
目次
【北口本宮富士浅間大社とは?】
北口本宮富士浅間神社は富士吉田市を代表する1900年以上の歴史がある由緒正しい神社なんだ。
鳥居をくぐると、大鳥居まで杉やヒノキに囲まれた参道が続いており、厳かな雰囲気に圧倒されるんだ。
また北口本宮富士浅間神社は、2013年に「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産の構成資産の1つに認定。
平成29年に拝殿などが新たに重要文化財に指定され、現在では計11棟が重要文化財となっているよ。
北口本宮富士浅間神社周辺は、江戸時代に富士登山の玄関口として一大ブームを巻き起こしたんだ。
現在も、登山の安全祈願をするために参拝する人がたくさん訪れる観光地として人気があるよ。
【浅間神社とは?】
日本一の霊峰として知られる富士山の周辺には「浅間神社」という名のつく神社が数多くあるの。
北口本宮富士浅間神社もその1つなんだよ。
浅間神社では、富士山を神様、または神様が鎮座する神体山として祀っているの。
その信仰は「富士信仰」「浅間信仰」とよばれ、奈良時代以降は、富士山周辺を中心に関東地方や東海地方で盛んになったんだ。
「浅間神社」という名の由来は、火山の神様である「浅間大神」を祀る「浅間信仰」からきているよ。
浅間神社という名のつく神社は、日本全国様々な地域の、火山の見える場所に1300社以上あるんだ。
<浅間神社の御祭神・ご利益>
浅間神社では浅間大神こと「木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」を主祭神として祀っているよ。
その他に木花開耶姫命の姉神「磐長姫命(いわながひめのみこと)」や父神「大山祗神(おおやまづみのかみ)」などを合わせて祀っている浅間神社も多いの。
木花開耶姫命は見た目も美しく、気品にあふれる才媛と呼ばれていて、男女と問わず羨望や憧れの対象となる女神なんだ。
また木花開耶姫命は、燃え盛る産屋の中で出産したという言い伝えもあり、火山である富士山と重なり「浅間大神=木花開耶姫命」となったの。
浅間神社の御利益は以下の通りだよ。
・厄除開運
・安産子育て
・縁結び
・良縁祈願
・火除け
・五穀豊穣
【北口本宮富士浅間神社は山梨最強のパワースポットとして有名】
北口本宮富士浅間神社は日本古代史上の伝説的な英雄である「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」のパワーが宿る聖地としても知られているの。
また富士山頂から噴出する強力な気の流れに沿って、雪解け水が湧き出る地でもあり、近年は強力なパワースポットとして注目されているんだ。
ここでは北口本宮富士浅間神社にあるパワースポットをまとめてみよう!
<角行の立行石>
角行の立行石は1610年に冨士講の開祖である角行がこの石の上で爪立ちをして30日間修行したと言われているんだ。
<手水舎>
北口本宮富士浅間神社の手水舎もパワースポットの1つ。
こちらの手水舎は富士山の湧き水になるので、透明度と冷たさが他とは違うんだ。
富士八海の1つである泉水の湧き水はまるでクリスタルのようだよ。
この湧き水は持ち帰ることはできないんだけど、ジュエリーなどを持ってきて注ぐのがおすすめ!
神社の水でジュエリーを洗うと、ジュエリーに溜まったものが取れて綺麗になると言われているよ。
<富士太郎杉・富士夫婦ヒノキ>
北口本宮富士浅間神社のパワースポットとして忘れてはいけないのが、2本の御神木だよ。
拝殿から向かって左にあるのが「富士太郎杉」、向かって右にあるのが「富士夫婦ヒノキ」なんだ。
どちらも樹齢約1000年を超える御神木で高さは33mもあるの。
そびえ立つ姿は存在感抜群だよ。
ちなみに富士太郎杉と夫婦ヒノキの外周は柵で囲ってあるので、実際に触れることはできないんだ。
・富士太郎杉
長い風雪を耐え抜いてきた巨木は根張りが大きく、しっかりと大地に根を下ろしているよ。
まっすぐな生命の波動を感じることができるんだ。
幹回りは約10mもあるんだよ。
・富士夫婦ヒノキ
根本から途中で2本に幹が分かれ、再び地上12m付近で1つにつながっているため「夫婦ヒノキ」と呼ばれているよ。
<諏訪神社>
北口本宮富士浅間神社境内の右奥にひっそりと佇む諏訪神社もパワースポットの1つ。
向かって右手側には地元の御祭りである「吉田の火祭り」のお神輿が展示されているんだ。
また左手側には縁起のよい赤富士があるよ。
<大塚丘(おおつかやま)>
北口本宮富士浅間神社最大のパワースポットと言えば「大塚丘」だよ。
境内の参拝が済んだら、ぜひ大塚丘に立ち寄ってみよう。
大塚丘は北口本宮富士浅間神社境内ではなく、少し離れた場所にあるから知る人ぞ知るパワースポット。
北口本宮富士浅間神社内の拝殿右奥にある富士登山道吉田口「祖霊社」へ向かおう。
ちなみに祖霊社とは、夏場に登山道が開かれる時に登山者の安全を祈願する場所。
祖霊社の右を通って20mほど進むと車道があるんだ。
その車道を200mくらい進むと、左手に見えてくるのが「大塚丘」だよ。
緩やかな坂道を登っていくと、左手に大塚丘の鳥居が見えてくるんだ。
鳥居をくぐると数段の階段があり、小さなお社があるよ。
ここは、北口本宮富士浅間神社よりも前に建立された場所で、元宮と言える場所なの。
実はこの大塚丘は日本神話の英雄である日本武尊(ヤマトタケルノミコト)のゆかりの場所。
日本武尊は西暦110年に、東夷征討の途中で富士山を遥拝して、「富士の神山は北方から拝すべし」と語った地なんだ。
この言葉に従って大塚丘に浅間大神と日本武尊をお祀りしたのが北口本宮富士浅間神社の創建の始まりなんだ。
だからこそ大塚丘は山霊の降り立つ場所で、富士山の強力な気のエネルギーを感じられるよ。
富士山のエネルギーと日本武尊の霊力が相まって最強のパワーを生み出し、悪運を浄化してくれるんだ。
【まだまだある!北口本宮富士浅間神社の見どころスポット】
北口本宮富士浅間神社にはパワースポットの他にもまだまだ見どころがあるんだ。
早速まとめてみよう!
<大鳥居>
北口本宮富士浅間大社の大鳥居は日本最大級の木造鳥居。
<随神門>
大鳥居を通りすぎると随神門が正面に見えてくるよ。
この随神門には松竹梅や七福神など縁起のよいモチーフがたくさん彫刻してあるから見応えがあるんだ。
<拝殿>
拝殿は階段をのぼった奥で参拝ができるようになっているの。
拝殿は富士山信仰を感じることのできる奉納物が装飾されているよ。
<本殿>
本殿は細やかな技巧を尽くした見事な装飾で飾られていて、1900年の歴史を感じることができるんだ。
【北口本宮富士浅間神社の火祭りとは?】
北口本宮富士浅間神社とその摂社・諏訪神社では「吉田の火祭り(鎮火祭)が毎年8月26日27日に行われるんだ。
特に8月26日の夜は、町中で大松明が焚き上げられる、富士山のお山じまいの御祭りとして知られているよ。
「鎮火祭」という名前の通り、富士山の噴火を鎮まるお祭りで400年以上の歴史を持つの。
御祭神である浅間大神が猛火の中で安産された故事に基づいているそう。
鎮火祭は古くから「日本三奇祭」と呼ばれ、昨今では「日本10大火祭り」の1つにも数えられており、山梨県の無形民俗文化財にも指定されているの。
8月26日の午後、神社で神事が催行されると、明神型神輿「お明神さん」と富士を表す「御影(お山さん)」の 2基の神輿が上吉田地区の氏子中を練り歩くんだ。
暮れ頃に「御旅所」と呼ばれる場所に奉安されると同時に、高さ3mの筍形に結い上げられた大松明90本以上が点火。
約2kmにわたる道が、松明の明かりで照らし出される光景はとっても幻想的で、思わず息ののむ美しさなんだ。
【北口本宮富士浅間大社の住所とアクセス】
住所
山梨県富士吉田市上吉田5558
アクセス
富士急行富士山駅→徒歩20分。
または富士急バス山中湖方面行きで5分など。