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2022年7月18日祇園・八坂神社に伝わる不思議な伝説とは?八坂神社の見逃せないスポットを徹底解説!
2022年7月18日祇園にある八坂神社は代表的な京都観光のスポットの1つ。
京都の夏を彩る祇園祭の発祥となった場所としても有名だよね。
今回は「祇園さん」の愛称で親しまれる八坂神社についてまとめてみよう。
目次
【全国2,300の祇園社の総本社】
京都のメインストリートの1つ「四条通」の東の起点に鎮座しているのが八坂神社だよ。
この八坂神社は、全国にある八坂神社や素戔嗚尊(すさのをのみこと)を祀る約2,300の神社の総本社になるの。
日本で神道と仏教が融合して信仰されていた頃は「祇園感神院」「祇園社」と呼ばれていたそう。
花街として知られる「祇園」の名前も、祇園社の門前街として栄えたことが関係しているんだ。
この「祇園」というのは、お釈迦様が生まれた地「祇園精舎」に由来するの。
祇園精舎の守護神とされる中国道教の牛頭天王は、日本神話の素戔嗚尊と同一視されていて、強い力を持った「災厄払いの神様」として崇敬を集めているよ。
現在の八坂神社に疫病退散のご利益があるのは、そのこと所以となっているの。
明治時代に入ってから「祇園社」は「八坂神社」の名前に改名されたんだ。
【八坂神社の歴史】
「祇園さん」と呼ばれ、京都の人々から長きにわたって親しまれてきた八坂神社の創設に関しては諸説あるんだ。
その中でも特に有力な説とされているのが、656年に中国・新羅国の牛頭山に坐していた素戔嗚尊を、山城国愛宕郡八坂郷に奉納したことが始まりとされているの。
平安遷都が行われた794年よりも前から京都の地に祀られているよ。
また869年に疫病が流行った際には、八坂神社の神様に祈ったところ、疫病がおさまったそう。
これがきっかけで祇園祭が始まったんだ。
その後も源頼朝の狛犬奉納や足利将軍家も社領の寄進・修造を行ったの。
現在でも、京都の東を守る「青龍の地」として多くの市民から崇拝されているよ。
【八坂神社の御祭神とは?】
八坂神社の御祭神は
・素戔鳴命(スサノヲノミコト)
・櫛稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)
・八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)
だよ。
素戔鳴命(スサノヲノミコト)は本殿中央に祀られているため「中御座」、櫛稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)は東側に祀られているので「東御座」、八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)は西側に祀られているので「西御座」とも呼ばれているんだ。
素戔鳴命と言えば「古事記」に記されたヤマタノオロチ退治が有名だよね。
騒動を起こした素戔鳴命は、神々の住む高天原を追放されてしまうんだ。
その後、放浪していた素戔鳴命は、出雲で八つの頭を持った大蛇「ヤマタノオロチ」を退治して人々を救ったの。
そして、大蛇に捕えられていた櫛稲田姫命と結ばれたんだよ。
・櫛稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)
・八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)
みんな有名な神様ですね♪
【八坂神社の御利益とは?】
八坂神社では、様々な苦難・困難を乗り越えた素戔鳴命(スサノヲノミコト)を御祭神として祀っており、たくさんのご利益があやかれるんだ。
・無病息災
・厄除け
・災難除け
などの御利益があって、「茅の輪くぐり」「をけら詣り」などの厄祓い神事も数多く行われているよ。
また縁を司るオオクニヌシノミコトが祀られている大国主社は、美と健康を叶える女神様を祀る「美御前社」もあるため、
・縁結び
・美容
のご利益も期待できるよ。
【八坂神社と言えば祇園祭!】
八坂神社を語る上で欠かせないのが「祇園祭」だよ。
祇園祭は日本三大祭の1つでもあり、7月1日~1ヶ月間行われる京都の夏の風物詩。
祇園囃子とともに、7月の京都は祇園祭一色になるの。
祇園祭は1000年以上の歴史があり、疫病が流行った京都で、神様に疫病を沈めてもらおうとしたのが「祇園祭」の起源なんだ。
7月1日から31日まで1ヶ月にわたって、多彩な祭事が行われるよ。
祇園祭の中でも、山鉾が街中を練り歩く「巡行」は人気イベント。
有料の観覧席はすぐに予約で埋まってしまうんだ。
古くから、神事の中心となる7月17日の神幸祭と7月24日の還幸祭に合わせて、7日に前祭の山鉾巡行、24日に後祭の山鉾巡行をすることが習わしになっているの。
2014年からは24日に山鉾巡行することになっているよ。
山鉾はお神輿のような見た目でありながら、華やかさと上品さを感じることができるんだ。
この山鉾を使った「京都祇園祭の山鉾行事」はユネスコ無形文化遺産にも登録されているよ。
公道を練り歩く様子は、祇園祭の期間だけの特別な光景なんだ。
山鉾は釘を1本も使わず、縄がらみの伝統技法で組み立てる「山建て」「鉾建て」で作られているの。
【四季折々の絶景を楽しめる八坂神社】
八坂神社では、四季それぞれに自然の風景を楽しむことができるよ。
春には隣接する円山公園の祇園枝垂れ桜が咲き誇り、人々を楽しませてくれるの。
また秋の紅葉も絶景!参道は通称「もみじのトンネル」と呼ばれており、紅葉シーズンになるといつも以上に多くの参拝客が訪れるんだ。
提灯、灯篭の灯りが美しく、大きな赤い鳥居や楼門と紅葉の組み合わせは最高だよ。
【八坂神社には女性に人気のお社がある?!】
八坂神社には良縁を結ぶ神様を祀る「大国主社」、美を司る3人の女神様を祀る「美御前社」というお社があるよ。
どちらも女性からの絶大な人気を誇っているスポットなんだ。
それぞれの特徴をまとめてみるね。
<良縁を結ぶ神様を祀る「大国主社」>
大国主社は良縁を結ぶ神様「大国主神」を祀っているお社。
大国主神は八坂神社本殿にお祀りされている素戔嗚尊の六世にあたる孫神でもあるんだ。
神話「因幡の白兎」に登場する大国主神は、「大国さん」と親しまれ、「縁結びの神」としても知られているよ。
そのため、鳥居横には「因幡の白兎」の石像もあるからぜひチェックしてみよう!
大国主社の脇には良縁を祈願してハート型の絵馬がたくさん結ばれているの。
良縁を求める方やカップルで参拝する人たちが多いの。
また社前には「願掛けうさぎ」が並べて置かれているよ。
この願掛けうさぎは、縁結びをはじめ心から実現したい願い事をうさぎと共に祈願するんだ。(初穂料500円)
願掛けうさぎの奉納手順は以下の通りだよ。
1、うさぎに名前をつけ、ペンで名前を書き込む
2、専用の願い紙に願い事を書き、うさぎの中に収めてシールで封をする
3、大国主社にてうさぎと一緒に御祈願する
4、大国主社の前、祈願所に奉納する
<美を司る3人の女神様を祀る「美御前社」>
美御前社は「綺麗になりたい」という女性の願いを叶えてくれるお社。
美しくなりたい女性が、全国各地から参拝に来ているんだ。
美御前社には、美を司る3人の女神様が祀られているよ。
・長女:多岐理比売命(たぎりびめのみこと)
・次女:多岐津比売命(たぎつひめのみこと)
・三女:市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)
3人の女神は総称して「宗像三女神」と呼ばれているの。
容姿端麗な3人の女神をお祀りしていることから、舞妓さんや芸妓さんなどの芸能関係、美容や化粧品関係の方から崇敬されているよ。
また美御前社の社殿前には「美容水」と呼ばれるご神水が湧き出ているんだ。
このご神水は、身も心も美しく磨かれる美容水で、肌に2~3滴つけると「美肌になれる」「心も美しく磨かれる」と伝わっているよ。
ちなみにこのご神水は飲み水ではなく、肌につけるものだから、飲まないように注意しよう!
【八坂神社の住所とアクセス】
住所
京都府京都市東山区祇園町北側625
アクセス
京阪本線の祇園四条駅と阪急京都線の河原町駅から徒歩圏内。