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日本三大八幡宮の1つ「筥崎宮」には蒙古襲来の伝承が残るスポットがたくさん!

福岡県福岡市東区の筥崎宮境内 from wikipedia

 

日本三大八幡宮の1つである福岡市の「筥崎宮」は延喜式神名帳に記載がある名神大社なんだ。

今回は、極めて霊感あらたかな筥崎宮の魅力について迫ってみよう。

 

巫女レモン
巫女レモン
日本三大八幡宮の一つです♪

【筥崎宮とは?】

 

福岡市東区箱崎にある筥崎宮は、日本三大八幡の1つ。
博多・住吉神社と並んで筑前国の一之宮でもあるんだ。

 

鎌倉時代の蒙古襲来の際には、亀山上皇が外敵退散を祈願して、神門に「敵国降伏」の扁額が掲げられたそう。
後世になっていからは、足利尊氏、大内義隆、豊臣秀吉、小早川隆景など、数多くの武将が「武運長久」を祈願したよ。

 

筥崎宮の本殿・拝殿は元寇や戦国期の戦乱によって荒廃。
その後、大宰大弐、大内義隆によって天文15年(1546年)に再建されたよ。
現在の楼門(神門)は文禄3年(1594年)に筑前国守・小早川隆景が建立したもので、本殿・拝殿・楼門は国の重要文化財になっているの。

 

【筥崎宮の御祭神とは?】

 

筥崎宮の御祭神は以下の通りだよ。

・応神天皇(八幡大神)

八幡大神とも言われる応神天皇は、14代仲哀天皇と神功皇后の間に生まれた15代天皇。
おなかの中にいる時に、住吉大神から「将来この国を統治するべき皇子」とお墨付きをもらったことから「胎中天皇」とも呼ばれているんだ。

 

また、生まれた時から腕に矢を射るため武具「ほむた」のような盛りあがりがあることから「誉田別命」と呼ばれることもある。
応神天皇と、その子である仁徳天皇のお墓(陵)は日本史上群を抜く巨大古墳であり、当時の強大な権力が良く分かるよ。

 

・神功皇后(応神天皇の母君)

14第仲哀天皇の皇后で応神天皇の母。
応神天皇を身ごもりながら、三韓征伐を行ったそう。

日本史上において、海外へ軍事進出したという記録は、この神功皇后が最初と言われているんだ。
そのため、大陸との接点である玄界灘を臨む国防の地に祀る神として神功皇后はふさわしいよ。

また神功皇后は、三韓征伐から凱旋後に、無事に応神天皇を出産したことから「安産の神」としても名高いの。

 

・玉依姫命(海の神・神武天皇の母君)

初代神武天皇の母である玉依姫命は、海の大神である大綿津見神の娘なんだ。

 

巫女レモン
巫女レモン
筥崎宮の御祭神は天皇さま由来の神様たちなんですね〜

 

【筥崎宮の創建とご利益】

 

筥崎宮の創建時代は定かではないものの、西暦921年頃に社殿の造営が始まり、2年後の923年に神のお告げにより福岡県飯塚市大分にあった「筑前大分宮」から遷座したとされているの。
蒙古襲来の際には、社殿は焼失してしまったものの、八幡大神の神力と神風のおかげで蒙古軍は撤収したと言い伝えられているんだ。

 

筥崎宮のご利益は

・武運長久
・勝運向上
・起死回生

などがいただけるよ。

勝運の神として知られている筥崎宮では、福岡ソフトバンクホークスやアビスパ福岡など地元のスポーツチームが戦勝祈願に参拝しにくるそう。

 

神主レモン
神主レモン
勝負事なら!!まさしくピッタリですね!!

 

【蒙古襲来を退けた「八幡大神」の神威】

 

鎌倉時代の中期、文永11年(1274年)10月、軍船900隻で押し寄せた4万の元軍は、津島・壱岐・松浦を経て、博多湾へ襲来し百道浜に上陸したんだ。
迎え撃つ日本軍は、鎮西奉行、少弐氏率いる九州の御家人。

 

元軍と日本軍は、赤坂や鳥飼潟周辺で激しい戦闘を繰り広げたよ。
この時、筥崎宮周辺でも戦闘が行われていて、社殿は炎上。

 

しかし、戦闘が行われた翌朝には、元軍は博多湾から忽然と姿を消したと言われているの。
この理由として、戦闘の際に筥崎宮を焼失させたことで御祭神である八幡大神の怒りをかい、夜半に神風が吹いて、元軍を波間に沈めたと言い伝えられているんだ。

 

神主レモン
神主レモン
神風〜〜〜!!!

楼門正面 from wikipedia

 

 

【蒙古襲来の伝承が残る境内スポット】

 

筥崎宮には蒙古襲来の際の伝承が今でもいくつか残っているんだ。

<蒙古碇石>

境内には2個の「蒙古碇石」が発見されているよ。
この蒙古碇石は、全長2~3mの角柱状の石で、元の軍船の碇の部材であるとされていて、推定重量は250キロにもなるんだ。

 

これまでに博多湾を中心とした海底から発見されていて、40個も見つかっているそう。
この石を含めた9点が蒙古碇石として福岡県の有形文化財に指定されているよ。

 

巫女レモン
巫女レモン
250kg…

<元寇防塁(石築地)>

博多湾岸、生の松原には高さ約2m、総延長約20㎞にも及ぶとされる元寇防塁(石築地)が復元されているよ。
文永の役の後、鎌倉幕府は博多湾沿岸に石築地を築造し、元の再襲来に備えたんだ。

弘安4年(1281年)の弘安の役では、元軍はこの石築地のために、博多湾岸への上陸を断念したと言い伝えられているの。

 

神主レモン
神主レモン
今まで見たことのない外人が攻めてきたらびっくりしただろうね〜!

 

【筥崎宮のおはじき】

 

筥崎宮には、厄除けの御守りとしておはじきがあるの。

おはじきは「厄をはじく縁起物」として、博多人形師によって1つ1つ手作りされているんだ。
見た目の可愛さや毎年変わるデザインがとても人気だよ。

 

巫女レモン
巫女レモン
手作りのおはじき!!お土産にぜひ買いたいですね♪

 

【筥崎宮のすぐ側にある箱先浜】

 

筥崎宮・社殿から箱崎浜へ延びる長大な参道には、4つの鳥居が直接に並び、扁額が睨む先は、博多湾口の志賀島から韓半島を経た大陸の大都だとされているの。

筥崎宮に面した箱先浜には「お潮井浜」があって、厄除けのために博多祇園山笠で清めの真砂を取る「お潮井取り」が習慣となっているんだ。
博多っ子にもなじみの海岸だよ。

 

また箱崎浜へ延びる長大な参道では博多の風物詩ともなっている祭事が行われているの。

まとめてみよう。

<玉せせり>

正月3日に行われる「玉せせり」は、締め込み姿の男たちが宝珠を奪い合うという奇祭。
博多にはなくてはならないお祀りで、勇壮で迫力があるよ。

 

<放生会>

全ての生命あるものを慈しみ、秋の実りに感謝するお祭だよ。
この放生会は1000年以上も続く秋祭りとして有名で、博多三大祭の1つでもあるの。
毎年100万人以上が訪れる九州隋一のお祭だよ。

 

<蚕の市>

毎月1回、土曜・日曜に開催される「蚕の市」では、約220店舗が300mの参道に立ち並ぶの。
陶磁器、書画、雑貨、古布、家具など様々な物が集まるから、掘り出し物が見つかるよ。

 

神主レモン
神主レモン
どの祭事も楽しそうです〜♪

筥崎宮 from google

 

【筥崎宮の参道花めぐりとは?】

 

筥崎宮の境内には、1年を通して楽しめる「参道花めぐり」があるよ。

「神苑花庭園」「あじさい苑」は四季を彩る杜として、人々に広く親しまれているの。
特に春先には春ぼたん、シャクヤク、初夏にはあじさいやユリ、秋には紅葉、冬には冬ぼたんなど季節を通して様々な花を楽しめるよ。

 

<神苑花庭園>

神苑花庭園は天正15年(1587年)に豊臣秀吉が箱崎大茶会を開いてから400年、地下鉄2号線「箱崎宮前駅」開通などを記念して昭和62年4月に開園。
園内には、春ぼたん、ユリ、冬ぼたんなど四季折々に咲く花々と、京都から取り寄せた松、苔、石を組み合わせた枯山水を楽しむことができる本格的な回遊式日本庭園になっているよ。

 

<あじさい苑>

あじさい苑は平成ご御大典を記念して、平成3年に境内の西奥に作られた神苑。
6月頃には、御社殿を借景として、色とりどりのあじさいが咲き誇るよ。
あじさいの季節にぜひとも訪れたいね。

 

<恵光院>

恵光院は、筥崎宮の社坊である座主坊の末寺。

燈籠堂前の菩提樹は毎年6月初旬に開花して、甘く清々しい薫りを境内に漂わせてくれるよ。
菩提樹の見頃に合わせて、宗祖弘法大師様の誕生を祝う「菩提樹まつり」が開催されるんだ。

 

巫女レモン
巫女レモン
お花が咲き乱れて綺麗な境内は素敵ですよね♪

 

 

 

【筥崎宮の住所とアクセス】

 

住所

福岡県東区箱崎1丁目22−1

アクセス

  • 【福岡市営地下鉄】 箱崎宮前駅下車→徒歩3分(1番出口)

  • 【JR鹿児島本線】 箱崎駅下車→徒歩8分

  • 【西鉄バス】 箱崎下車→徒歩3分

  • 【JR九州バス】 箱崎1丁目下車→徒歩2分

公式サイトより引用