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2022年1月6日
人里から遠く離れた紀伊半島の中央にある標高1076mの霊峰・玉置山にある玉置神社は、聖地・熊野三山の奥の宮だよ。
この玉置神社は「呼ばれないとたどり着けない」と不思議体験がささやかれている神社なんだ。
ここではパワースポットとして人気の高い玉置神社についてまとめてみよう。
目次
【世界遺産・玉置神社は「呼ばれないとたどり着けない」神社?!】
奈良県の霊峰・玉置山にある玉置神社は、奈良に3つある世界遺産の中の1つ「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成要素にもなっている神社だよ。
玉置神社のある大峯奥駈道は2004年にユネスコから「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成要素の1つとして世界遺産に登録されたの。
この大峯奥駈道には75もの「なびき」と呼ばれる修験場があるんだ。
その中の1つが玉置山で、古くから信仰の対象となっているよ。
また玉置神社は、古代から人々の信仰を集めてきた玉石社がもととなってできた神社と言われていて、パワースポットとしても有名なんだ。
この玉置神社は「神様に呼ばれないとたどり着けない神社」や「ご縁がないと行けない神社」と言われていて、数々の不思議体験が言い伝えられているんだよ。
例えば、玉置神社に行く予定にしていたのに急用ができて行けなくなったり、天候が悪化して濃霧で神社にたどり着けなったりした人もいるそう。
人によっては何度も参拝できている人もいれば、いまだに1度も参拝できない…と言う人もいるんだよ。
【標高1076mの玉置山頂上付近に鎮座する】
玉置神社は標高1076mの玉置山の頂上近くに鎮座しているんだ。
そのため天候によっては神社全体が霧に覆われて、厳かな雰囲気の中で参拝することもできるよ。
玉置神社の創建は神武天皇の東征の際に、八咫烏(やたがらす)の案内で熊野から大和の地を目指す途中、十種神宝を奉じて身の安全を祈願された事に始まると言われているんだ。
紀元前37年、第10代天皇の崇神天皇の時代に、悪魔退散を祈願して社殿が創建されたとも記されているよ。
長い歴史のある神社なんだよ。
【玉置神社の御祭神は?】
玉置神社の本社に祀られている御祭神は、国常立尊(くにとこたちのみこと)と伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冊尊(いざなみのみこと)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)だよ。
それぞれ詳しくまとめてみよう。
<国常立尊>
国常立尊は初めての神様とされているの。
『日本書紀』では天地開闢の時に最初に現れた神として登場しているよ。
ご利益:国土安泰・安産・商売繁盛・開運・縁結び・悪霊退散・厄除け・病気平癒
<伊弉諾尊>
伊弉諾尊は伊弉冊尊とともに、国産み・神産みを行った男神だよ。
天照大御神・素戔嗚尊・月読尊の三貴子の産みの親でもあるんだ。
ご利益:厄除開運・縁結び・夫婦円満・病気平癒
<伊弉冊尊>
伊弉冊尊は伊弉諾尊とともに国産み・神産みを行った女神だよ。
火の神を産んだ時に重度のやけどを負って亡くなってしまうんだ。
ご利益:安産・子宝・子孫繁栄・夫婦円満・家内安全
<天照大御神>
天照大御神は神様の中で最も高い権威を持っている最高神だよ。
ご利益:国土平安・五穀豊穣・生命力向上・子孫繁栄
<神日本磐余彦尊>
神日本磐余彦尊は別名初代天皇の神武天皇。
天照大御神は神日本磐余彦尊の祖先にあたるよ。
ご利益:国家安泰・艱難克服
【樹齢3000年の神代杉は規格外の大きさ!】
玉置神社の境内には天然記念物に指定されている神代杉(じんだいすぎ)などの巨樹群があるよ。
この神代杉の幹回りは8.5mもあり、樹齢は3000年にもなるんだ。
神代杉は「神が宿る」と言われる御神木なの。
境内には神代杉だけではなく、常立杉や大杉などと呼ばれる古代杉をあちこちに見ることができるんだ。
また神代杉と同じ場所には根本が2つに分かれた夫婦杉もあるのでぜひチェックしてみよう。
【玉置神社を参拝したら絶対に訪れておきたいおすすめスポットとは?】
玉置神社にお参りしたら絶対に行っておきたいおすすめスポットをまとめてみよう。
<本殿>
玉置神社の本殿は、駐車場から徒歩20分ほどの距離にあるよ。
駐車場から歩かないと行けない場所にあるから山深い神社とも言われているんだ。
現在の本殿は寛政6年(1794年)に再建されたものだよ。
<末社・玉石社>
玉石社は玉置神社の末社で、玉置神社のもととなった神社と言われているの。
太古の時代から、その姿を変えていないので、厳かな気持ちでお参りできるよ。
玉石社には社殿はなく、古くから延々と引き継がれている御神体の玉石に礼拝する形だよ。
大峯修験道では古くから続く玉石社への崇拝がとっても強いの。
そのため本社よりも先に玉石社に礼拝するのが習わしとなっているよ。
本社へ行く前に玉石社でお参りするのがよいね。
ただ玉石社への道のりはかなり険しいから、足腰の悪い方は授与所で杖を借りるのがおすすめ。
玉石社の御祭神は大国主命で、病気平癒や縁結び、商売繁盛のご利益が授かれるよ。
<摂社・三柱神社>
玉石神社の摂社・三柱神社の御祭神は、風を司る神様・国御柱神と、穀物の神様・倉稲魂神、風を司る神様・天御柱神だよ。
三柱神社は稲荷社と呼ばれていて、玉置山の地主明神でもあるの。
玉置神社に縁の深い神様三柱を祀っているから「三柱神社」と名付けられたんだ。
心願成就や厄除け、開運、海上安全、精神の平癒などのご利益があるそう。
<末社・若宮社>
末社の若宮社の御祭神は住吉大神、八幡大神、春日大神の3柱だよ。
<末社・神武社>
末社の神武社の御祭神は迦具土神、速玉男神、高倉下神の3柱だよ。
<社務所>
本殿と三柱社の間にある社務所は、文化元年(1804年)の江戸幕府第11代軍将軍・徳川家斉の時代に建てられたもの。
現在は国指定有形重要文化財にも指定されているよ。
社務所が重要文化財に指定されているのは全国的にもとっても珍しいんだ。
社務所は入母屋造銅板葺きで、桁行22m、梁行15m。
上質な書院建築と参籠所を上下に複合させた構造で、古い様式を今に残しているよ
歴史的な建築物の社務所なので、じっくり建物を見学しておきたいね。
<彩色戸襖>
彩色戸襖は江戸時代に建てられた社務所内にある数々のふすまのこと。
幕末の狩野派の絵師・法橋橘保春らによって描かれた戸襖なんだ。
孔雀の間や老松の間、鶴の間、旭鶴の間、牡丹唐獅子の間、御殿の間、宮司居室、禰宜居室などに描かれているの。
どの戸襖も綺麗な状態で保存されているよ。
<梵鐘>
玉置神社にある梵鐘は應保三年(1163年)の銘が打たれている梵鐘で、元暦元年(1184年)に献納されたものなの。
現在は重要文化財に指定されていて、十津川村郷土資料館に展示されているよ。
玉置神社には、梵鐘をおさめていた建物が現存しているんだ。
<出雲大社玉置教会>
明治維新に十津川郷中全てが廃寺され、全ての村民が大社教に属したので、その総元締めとして設立されたのが始まり。
【住所とアクセス】
住所
奈良県吉野郡十津川村玉置川1番地
アクセス
お車での所要時間
大阪方面から
阪和自動車道・美原JCT→南阪奈道路・葛城IC→大和高田バイパス・新堂ランプ→京奈和自動車道・五條IC→R370→R168
(美原JCTより約3時間)
名古屋方面から
東名阪自動車道→亀山IC→名阪国道・西名阪自動車道・郡山IC→五條経由→R168
(亀山ICより約5時間)
和歌山方面から
阪和自動車道・南紀田辺IC→R42→R311→R168
(南紀田辺ICより約2.5時間)
三重方面から
紀勢自動車道・尾鷲北IC→R42→熊野尾鷲道・尾鷲南→熊野大泊IC→
R42→新宮市→R168(若しくは、R42→R311→R169)
(熊野大泊ICより約2.0時間)電車・バスで十津川温泉(バス停)までの道のり
奈良交通・八木新宮バスをご利用ください。
(奈良方面からお越しの場合:八木駅、五條駅から十津川温泉下車
和歌山方面からお越しの場合:新宮駅から十津川温泉下車)
時刻表・運賃については下記をご参照ください。
【奈良交通HPより】十津川温泉(バス停)から玉置神社までの道のり
平日はタクシーをご利用ください。
【三光タクシー】 0746-64-0231片道約4,000円程度
土・日・祝日は世界遺産予約バスをご利用ください。
※公式サイトより引用