出雲大社に行ったらここは外せない!おすすめスポットを徹底解説♪
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2021年8月20日出雲大社がある島根県出雲市は、日本神話のゆかりの地としても有名だよね。
出雲大社付近には、出雲大社以外にも、日本神話のゆかりの地がたくさんあるんだ。
パワースポットとして人気を集めている神社も多いんだよ。
今回は日本最初の夫婦神を祀る島根県松江市にある八重垣神社についてまとめてみよう。
目次
【八重垣神社とは?】
出雲大社は縁結びの神様として知られているけれど、島根県松江市にも縁結びの神様を祀る神社があるんだ。
それが松江駅からバスで約30分の「八重垣神社」だよ。
八重垣神社は八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した素盞嗚尊(すさのおのみこと)が、稲田姫命(いなだひめのみこと)と愛を育んだとされる場所なの。
八重垣神社の主祭神は、素盞嗚尊と稲田姫命の夫婦神であり、縁結び神社の聖地と呼ばれるようになって、今では良縁祈願の参拝者が数多く訪れるそう。
【日本神話で有名な八重垣神社】
素盞嗚尊が八岐大蛇を退治する日本神話はとても有名だよね。
この日本神話を簡単に説明すると、8つの頭と尻尾を持つ大蛇「八岐大蛇」に稲田姫命が捕まえられ、生贄にされそうになったところを素盞嗚尊が救ったというストーリーだよ。
実は、八重垣神社はその神話の舞台となった場所として知られているんだ。
八岐大蛇から逃れるために稲田姫命を避難させたのが、八重垣神社の拝殿裏にある佐久佐女の森なの。
大杉を中心に幾重もの垣根(八重垣)を作って、稲田姫命を八岐大蛇から隠したそう。
素盞嗚尊が八岐大蛇を退治した後、「八雲立つ出雲八重垣妻込みに八重垣造る其の八重垣を」という喜びの歌を詠ったと言われているんだ。
この歌は日本最古の和歌といわれていて、「出雲」の国名の由来ともなっているよ。
その後、素盞嗚尊は稲田姫命の両親の承諾を得て、正式な結婚をしたそう。
それまでの神様は、本人同士が良ければ周囲の反対も押し切って結婚していたそうで、素盞嗚尊と稲田姫命は現在の結婚の形を作ったとも言われているの。
二柱の神は夫婦となって、この地に宮づくりをされたんだ。
そのことから、八重垣神社は縁結びや良縁成就、夫婦円満、子授・安産などのご利益があると言われているの。
【女性に大人気!鏡の池の恋占いとは?】
八重垣神社では、鏡の池の恋占いが人気なんだ。
この鏡の池は、日本神話の舞台となった佐久佐女の森の中にあるの。
木々が生い茂る森は、静寂な雰囲気で、凛とした空気が漂っているよ。
森を進むと鏡の池(神池)があらわれるんだ。
鏡の池の奥には、稲田姫命を祀る天鏡(あめのかがみ)神社が鎮座しているよ。
さらに夫婦杉と呼ばれる2本の大杉や、連理の椿なども見どころなんだ。
この鏡の池は、素盞嗚尊に勧められ、この社で八岐大蛇から身を隠している間に、稲田姫命が飲み水とし、鏡代わりに姿をお写しになった池として伝えられているの。
そのため現在では、鏡の池で良縁占いをすることができるんだ。
【八重垣神社の境内おすすめスポットを要チェック】
八重垣神社と言えば、鏡の池がとても有名だけど、他にもチェックしておきたいスポットがいくつかあるよ。
ここでは八重垣神社境内のおすすめスポットをまとめてみよう。
<伊勢宮>
伊勢神宮の神様で、日本の総氏神様を祀っているよ。
<脚摩乳神社>
稲田姫命の父親神様を祀っているよ。
<手摩乳神社>
稲田姫命の母親神様をお祀りしているよ。
<貴布禰神社>
水に関わる神様で、佐草字客ノ尾に鎮座していた稲荷神社の倉稲魂命をお祀りしているよ。
<山神神社>
八重垣神社の末社である山神神社は「山の神さん」と呼ばれ人々から親しまれているの。
以前は佐草の里西側の山中、金起の旧街道沿いに祀られてあったものを、明治時代に八重垣神社の境内に遷された御社になるよ。
山・農耕の守護神を祀っていて、夫婦円満、安産・授児子宝、下半身の病にご利益があるんだ。
地元民はもちろん、遠方からも祈願や御礼に参拝されていて、手作りの男根などを供える風習が古くから続いているよ。
【鏡の池の恋占いのやり方とは?】
まずは、鳥居をくぐって、手水舎で手と口を清めてから、隋神門を通って拝殿へ参拝してね。
参拝は「二拝二拍手一拝」で、穴の空いた硬貨(5円か50円)をお賽銭にすると、ご利益がアップすると言われているんだ。
その後に、拝殿北側の神札授与所(社務所)で、鏡の池占い用紙100円を受けよう。
用紙は上から順にとるようにしよう。
自分が手にしたものが、ご縁のある占い用紙ということになるよ。
用紙を受け取ったら鏡の池に向かい、池の奥に鎮座する天鏡神社に参拝してから、占いをスタートしていこう。
池の前に立ったら、心を静かに落ち着かせてから、池に占い用紙をそっと浮かべ、10円玉か100円玉を紙の中央にのせるの。
お願いごとを心の中で1つだけして、お祈りをしよう。
するとおみくじの言葉が浮き出てくるので、心にとどめておこうね。
この時、イモリが用紙の上を通過したり、引っ張ったりしていくと、大変な吉縁に恵まれると言われているんだ。
占い用紙が15分以内に水に沈めば良縁が早く訪れ、30分以上沈まない場合には、縁は遠いと言われているよ。
また自分の近くで沈む場合は身近な人、遠くで沈む人は遠方の人と良縁があるそう。
いつ沈むか、どこで沈むかをぜひチェックしておこう!
この鏡の池の恋占いは男女の縁はもちろん、仕事など様々な縁や願い事も占えるそう。
他の神社ではなかなかない占いなので、ぜひチャレンジしてみたいね。
【夫婦椿も要チェック!】
八重垣神社の境内にある椿の中には、夫婦椿があるんだ。
この夫婦椿とは、2本の木が1本の木になっている椿で、とても珍しいの。
ちなみに、この2本の椿は稲田姫命が植えたとされていて、地上で1本になったことから神聖視されているんだ。
八重垣神社の境内には、この夫婦椿が3か所もあるんだよ。
この夫婦椿は年によっては二葉が現れることもあるそうで、その葉はハート型になっているんだ。
葉っぱが芽吹く春頃に見られ、2枚の葉がくっついた不思議なハート型の葉が見られるよ。
まるで愛の象徴のようだね。
椿をシンボルとしている化粧品メーカー「資生堂」の方は、この珍しい椿のある八重垣神社に参拝されることもあるそうです。
八重垣神社には椿をモチーフとした「美のお守り」や椿の絵馬などもあるんだ。
八重垣神社を参拝した際には、ぜひハート型の椿の葉をチェックしてみよう。
【子宝椿とは?】
八重垣神社には3つの夫婦椿があって、それぞれ形も違うんだ。
夫婦椿の中には「子宝椿」と呼ばれる夫婦椿もあるの。
この子宝椿は、花が咲くころになると、同じ場所に複数の椿が群生するため、「子宝椿」と呼ばれるようになったそう。
毎年3月下旬~5月上旬まで真っ赤な椿が咲き誇るよ。
子宝椿はあまり日当たりがよくない場所にあるんだけど、大きく育っており、神秘の力を感じることができるんだ。
ちなみに子宝椿は、八重垣神社の奥の院近くにあるから、ぜひ見ておきたいね。
【宝物殿も立ち寄ってみよう】
八重垣神社を訪れたら宝物殿もぜひ立ち寄ってみよう。(1人200円)
宝物殿には、日本神話に出てきた素盞嗚尊や稲田姫命など6人の神様の絵が飾られているの。
この絵は今から約1100年前の平安時代に描かれたもので、体は消えかけているものの、2人の顔ははっきりと残っているんだ。
重要文化財に指定されているんだけど、ガラスケースに入っておらず、目の前でご祭紙をしっかりと見ることができるよ。