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新府城

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新府城は山梨県韮崎市にあったお城です。
新府城跡として国の史跡に指定され、保存のため公有地化されています。
また本丸跡地には藤武稲荷神社が建立されています。

新府城といえば武田氏最後の城として有名で、武田勝頼が築いた戦国時代末期の城郭です。
しかし新府城は築城するものの、織田勢に攻められてわずか68日で勝頼自らが火を放った悲運の城でもあります。

釜無川を直下に見下ろす断崖の独立丘陵上に石垣を用いず築城した平城で。本曲輪、二の曲輪、東の三の曲輪、西の三の曲輪、帯曲輪などにより構成されています。
甲州流の築城術の特徴でもある丸馬出し、三日月堀、特徴的な鉄砲出構などの遺構が確認されています。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒407-0262 山梨県韮崎市中田町 中条字城山

 

新府城がある新府では、桃源郷が有名です。
新府桃源郷は山梨県北西部に位置し約60ヘクタールの広大の面積を誇っており、桃の花の開花時期は遅めです。
また新府城は桃の花だけではなく、桜の花も植えてあるので、桜の名所としても知られています。

新府城は大河ドラマ「真田丸」の舞台ともなった武田氏最後の居城なので、武田氏ファンは見逃せません。
実際にドラマの撮影ロケ地にもなりました。

新府城の特徴の1つが、大手口にある「丸馬出し」です。
これは武田氏築城技術の特徴であり、丸馬出しの外側は三日月形に掘られた空堀があり敵の侵入を拒みます。
土の壁は高く登ることは難しく、登ろうとしても横から矢が降ってくるので、攻め手の戦意を喪失させる仕掛けになっています。