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中津城

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中津城は豊前国中津(現在の大分県中津市)にあるお城。

大分県指定史跡であり、黒田孝高が築城し、細川忠興が完成させました。
また江戸時代の大半は、この中津城には奥平家が居城としていたと言われています。

中津川河口の地に築城された中津城は平城であり、堀には海水が引き込まれていたため水城ともされていました。
中津城は、今治城、高松城と並ぶ日本三大水城の1つでもあります。

本丸を中心に、北に二の丸、南に三の丸があり、全体の形はほぼ直角三角形であったためその扇形から「扇城」と呼ばれることもあったそうです。
江戸時代の絵図には天守が描かれておらず、中津城下図には三重櫓が描かれているのみでした。
また中津城に残る石垣は、現存する近世城郭の石垣としては、九州最古のものです。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒871-0050 大分県中津市二ノ丁本丸

 

・御城印の入手場所

中津城 天守内

300円

中津城はNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」で主人公であった黒田官兵衛が築いたお城として知られています。
中津のシンボルとも言える中津城は、豊臣秀吉の家来であった黒田官兵衛が九州各地の大名を関しするという命もあり、天正16年(1588年)に城の造営を開始しました。

中津城の大手門をくぐると、五重天守閣の右手前には黒田官兵衛資料館があります。
兵庫出身であった黒田官兵衛が中津のある豊前国に入ったのは40歳頃でした。
黒田官兵衛は中津城を手掛けたものの、完成前に黒田家は筑前に転封、国替えとなってしまいます。

石垣を見ると、代々の城主によってその違いが明確です。
四角に加工された石は黒田官兵衛の時代であり、自然石は後から入城した細川氏時代のものと言われています。