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村上城

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村上城は新潟県村上市にある平山城です。
別名「舞鶴城」「本庄城」であり、村上市街地東端にそびえる臥牛山の山上に築城されました。
村上城は歴代の村上藩主の居城でもあり、国の史跡に指定されています。

臥牛山に初めて城が築かれた時期は定かではないものの、、戦国時代に本庄氏によって築城されたと見られています。
木柵で防御された中世式の城郭であったとされており、その後堀秀治の家臣・村上頼勝が領主となりました。
村上氏によってはじめられた村上城の改築工事では、3重天守が建てられ、城下町の構えや町割りも整備されたそうです。

その後、松平氏が入城し、再び村上城は大規模改修されます。天守や櫓が新たに作り直されるものの、落雷によって天守などは焼失。
その後は、城主が転々と変わったため、天守が再建されることはありませんでした。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒400-0011 山梨県甲府市上積翠寺町

 

現在、村上城には天守櫓、門などの城郭建造物は存在しませんが、城跡一帯には戦国時代に築かれた竪堀、虎口などの遺構と、江戸時代に築かれた石垣の遺構が混在して残っています。
さらに平成12年(1999年)からは、破損が見あれる臥牛山上の石垣を積みなおす修理工事も開始されており、現在も続いています。
この修復工事と並行して、発掘調査も行われており、叢中から村上城の大手道と搦手道を隔てていたと思われる石垣の一部が崩壊した状態で確認されました。

2018年までの継続調査によって、黒門付随の礎石6基、礎石根固め1ケ所、雨水処理のための排水溝1条が検出されています。
今後も、黒門跡石垣の修復整備を行いながら、さらに調査は進みます。
黒門や歴史的な道である搦手道の全貌が明らかになっていくことでしょう。