米沢城
2020年3月17日
向羽黒山城
2020年3月17日

三春城

公式ホームページへ

三春城は福島県田村郡三春町にあったお城です。
三春町指定の史跡で別名「舞鶴城」とも呼ばれ、三春藩の藩庁でもありました。

三春町の中心部、標高407mの丘陵地にある三春城は、戦国時代は田村氏、江戸時代には松本氏、加藤氏、秋田氏などの居城でした。
現在三春城跡は、公園として整備されています。城跡近くには町役場など公共機関が集まり、三春町の中枢部として発展しています。

三春城の築城年数は定かではありませんが、永正年間(16世紀初頭)に田村義顕が守山城より三春城に本拠を移したそうです。
三春城は山頂部分の本丸に城主居館を置き、それを中心に郭を配置した典型的な山城であったと思われます。
天守はなかったものの、本丸下段には三層三階の櫓があり、威容を誇っていました。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒963-7759 福島県田村郡三春町字大町

 

三春城がある福島県田村郡三春町は「滝桜」があることで有名です。
滝桜は日本三大桜の1つになります。
日本三大桜には三春町の「三春滝桜」、山梨県北杜市・実相寺の「山高神代桜」、もう一つは岐阜県本巣市の「根尾谷淡墨桜」です。

この三原滝桜は、エドヒガン系の紅シダレザクラで、1922年(大正11年)に国の天然記念物に指定されました。
滝桜は樹齢1000年以上と推定されており、樹高は13.5m、枝張りは東西に25m、南北に20mに達します。
四方に伸びた太い枝には、真紅の小さな花を無数に咲かせます。
その様子はまさに、水が滝のように流れ落ちるように見えることから、「滝桜」と呼ばれるようになりました。
三春城を訪れた際には、ぜひ三春町の「滝桜」も見ておきたいですね。