鎌倉随一の名所!鎌倉幕府初代将軍・源頼朝のゆかりの神社「鶴岡八幡宮」の魅力とは?
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2022年6月6日
古都鎌倉の中心にある鶴岡八幡宮は、全国から参拝者がたくさん訪れる人気の観光名所。
鶴岡八幡宮の境内にはたくさんの見どころがあるよ。
今回は美しい社殿が魅力の鶴岡八幡宮のおすすめ参拝コースをまとめてみよう。
【ここは見逃してはだめ!鶴岡八幡宮のおすすめ参拝コースとは?】
鶴岡八幡宮を参拝した時にはぜひとも訪れておきたいおすすめ参拝コースをまとめてみよう。
<鳩文字が隠されている「本宮楼門」>
大石段をのぼった先には本宮の楼門があるよ。
本宮楼門の見どころと言えば額の文字!
扁額の「八幡宮」と記された「八」の字が、鳩になっているんだ。
鶴岡八幡宮では、神の使いとして崇められている鳩を特別な存在としているよ。
ちなみに楼門の中は撮影禁止となっているから注意しよう。
<鶴岡八幡宮の中心となる御社殿「本宮」>
本宮は、鶴岡八幡宮の中心となる御社殿で、国の重要文化財にも指定されているんだ。
ここには応神天皇・比売神・神功皇后が祀られているよ。
本宮は高い位置にあるから、段葛や若宮大路、海まで鎌倉の街を一望できるんだ。
ぜひこの景色も眺めておきたいね。
本宮は大石段の上にある「上宮」と、大石段向かって右手にある「若宮(下宮)」の上下両宮という形になっているよ。
現在の本宮は1828年に江戸幕府第11代将軍・徳川家斉の命によって再建されたもの。
屋根には曲線を与えた流造、本殿と拝殿を一体化した権現造の両方を兼ね備えた「流権現造」の江戸建築なんだ。
若宮(下宮)は1624年に修復されたもので、仁徳天皇、履仲天皇、仲姫命、磐之媛命をお祀りしている御社殿になるよ。
<祭事では欠かせない「舞殿」>
本宮の下にある「舞殿」は、祭典が執り行われる場所だよ。
また音楽や芸能の奉納もこの舞殿で行われるんだ。
静御前が源義経を下って、心を込めて舞った若宮廻廊跡に建っているため「下拝殿」とも呼ばれているの。
2月の節分、7月の七夕祭、8月のぼんぼり祭など、祭事では欠かせない場所なんだ。
また4月に行われる鎌倉を代表する観光行事「鎌倉まつり」では、「静の舞」が演じられることでも知られているよ。
<商売繁盛の神様「丸山稲荷社」>
御本殿の西側にある丸山稲荷社は、室町時代に建てられた境内で一番古い御社殿。
この丸山稲荷社は強力な「商売繁盛の神様」として知られていて、境内には全国から奉納された赤い旗で囲まれているよ。
<源頼朝と源実朝を祀る「白旗神社」>
大石段を下りて、舞殿から東へ進んだところにあるのが白旗神社なの。
この白旗神社は、源頼朝と源実朝を祀る神社で、北条政子が創建したと伝えられているよ。
頼朝公にちなんで「学業成就」や「必勝」にご利益があると言われているんだ。
白旗神社の御社殿は黒塗りとなっていて、赤い旗と鳥居が印象的な丸山稲荷社とは違った趣をしているよ。
<紅葉スポットして人気の「柳原神池」>
白旗神社と若宮の間にある柳原神池は、緑に囲まれた心地よいリフレッシュスポット。
元々は柳の名所だったことからこの名前が付いたそう。
6月に行われる蛍が舞う「蛍放生祭」、9月に行われる鈴虫の鳴き声を披露する「鈴虫放生祭」などの祭事はここで行われているよ。
池の上にはモミジがあるから、秋には紅葉スポットとしても人気なんだ。
<鶴や亀のように輝く?「鶴亀石」>
柳原神池より白旗神社へ向かう途中にある珍しい石が「鶴亀石」だよ。
この鶴亀石は水で洗うと、鶴や亀のように輝くと言われているおめでたい石なんだ。
<源氏池に浮かぶ島に鎮座する「旗上弁財天社」>
参道近くの源氏池の中にある島に鎮座しているのが「旗上弁財天社」だよ。
旗上弁財天社は、八幡宮御創建800年(昭和55年)の記念に古図をもとに再建されたもの。
「芸能や音楽の上達」「福徳」「開運」などのご利益があると言われているよ。
御社殿前は藤棚になっていて、春には白い藤の花が咲き誇るの。
藤の白と御社殿の赤のコントラストがとっても美しいんだ。
<夫婦円満のシンボル「政子石」>
旗上弁財天社の社殿背後にある「政子石」は、源頼朝が妻である北条政子の安産を祈ったとされる石なんだ。
縁結び、子宝、安産にご利益があるとされていて、パワースポットとしても有名なの。
「姫石」とも呼ばれていて、夫婦円満のシンボルとして人気を集めているよ。
<源平池>
鶴岡八幡宮の見どころの1つである源平池は、蓮の葉がいっぱいに広がるのこと。
中央の参道の両脇にあり、「源氏池」と「平家池」を総称して「源平池」と呼んでいるよ。
源平池周辺は四季折々の自然が楽しめるスポットで、春には梅・桜、夏には紅白の蓮の花、秋には紅葉も楽しめるんだ。
特に池を埋め尽くすほどの蓮の花が開花する7月中旬~8月中旬が見頃。
緑の大きな葉っぱの中にピンクと白の花が咲き誇り、美しい景色を堪能できるよ。
<大銀杏>
本宮へと続く大石段の脇にある大銀杏は、鎌倉幕府第3代征夷大将軍・源実朝が甥である公暁に襲われ命を落とした時に、公暁が隠れていたと言われているんだ。
御神木でもある大銀杏は樹齢1000年とも言われていて、神奈川県の天然記念物にも指定されているよ。
2010年(平成22年)に強風によって倒木してしまったものの、現在でも幹だけは残っているんだ。
また鎌倉文華館鶴岡ミュージアムに併設されたカフェではその一部を見ることもできるよ。
<神苑ぼたん庭園>
神苑ぼたん庭園は、源氏池のほとりにある日本庭園のことで、鶴岡八幡宮の見どころの1つ。
鶴岡八幡宮の境内にあり、正月ぼたん、春ぼたんなど約20品種100株が植えられているの。
春にはぼたんと桜が一緒に咲く、見事な景色を見ることができるよ。
冬(元日~2月下旬)と春(4~5月中旬)頃が見頃になっているんだ。
ぜひこの時期にタイミングを合わせて参拝したいね。
<鶴岡八幡宮ゆかりの品を展示「宝物殿」>
宝物殿には、鶴岡八幡宮ゆかりのみこし、武具、工芸品などを展示しているよ。
武家文化を伝承する鶴岡八幡宮には、太刀をはじめとした弓具、御神服、蒔絵の硯箱など数々の国宝を所蔵しているんだ。
また毎年正月には企画展が開催されているの。
<日本国家にも登場する「さざれ石」>
日本の国家の「君が代」にも登場するさざれ石が、鶴岡八幡宮の境内にあるよ。
さざれ石とは小さな石のことを指す場合と、長い年月をかけて小さい石がたくさん集まって固まって、大きな岩のようになったもののことを指す場合があるんだ。
鶴岡八幡宮のさざれ石は、小さな石が固まってできた大きな岩のようなものだよ。
<鎌倉の魅力を紹介する「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」>
源氏池に隣接した場所にある鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムは、鎌倉の魅力を紹介するミュージアム。
ミュージアム2Fには「鎌倉殿の13人大河ドラマ館」が2022年3月1日にオープンしたよ。
2022年から放送されているNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台は鎌倉。
そのためドラマの舞台となっている鎌倉・鶴岡八幡宮の境内にある鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムにできたんだ。
館内ではNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に関する作品紹介から脚本家へのインタビュー、登場人物紹介、劇中の衣装や小道具の実物展示、作品舞台裏の秘蔵映像、俳優陣の直筆サイン展示など魅力的なコンテンツがたくさんあるの。
撮影スポットもあって、登場人物の等身大パネルと写真撮影ができるよ。
また、最新映像技術を取り入れた大型スクリーンによる体感型コンテンツもあって、充実した内容となっているの。
<倒伏した大銀杏を見ながら休憩できる「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム カフェ&ショップ」>
鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム前に併設された鶴岡八幡宮直轄のカフェでは、強風によって倒伏した樹齢1000年の御神木「大銀杏」を見ることができるよ。
樹高約30m、幹周り約7mもあった巨大な大銀杏は根元から倒伏してしまったんだけど、カフェでは残った樹幹の中間部分が展示されているんだ。
御神木「大銀杏」の大きさと迫力はまさに圧巻だよ。
【鶴岡八幡宮の住所とアクセス】
住所
神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目1−31
アクセス
JR横須賀線
JR湘南新宿ライン
「JR鎌倉駅」東口から徒歩10分
または
江ノ島電鉄「江ノ電鎌倉駅」から徒歩10分