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2022年5月16日見どころがたくさん!鎌倉の名所「鶴岡八幡宮」のおすすめ参拝コースとは?
2022年5月24日
鎌倉の観光名所として、絶大な人気を誇る神社と言えば「鶴岡八幡宮」だよね。
鎌倉幕府初代将軍・源頼朝のゆかりが深く、鎌倉を代表する人気スポットなんだ。
今回は鶴岡八幡宮の魅力に迫ってみよう。
目次
【鶴岡八幡宮とは?】
鶴岡八幡宮は鎌倉幕府初代将軍である源頼朝のゆかりの神社として知られているよ。
鎌倉武士の守護神として、武士たちを中心に鎌倉時代から広く信仰されているんだ。
国の史跡にも指定されていて、関東の三大八幡社の1つでもある、由緒正しい神社なの。
約800年の歴史を刻む鶴岡八幡宮だけれど、現在の建物は徳川幕府のご庇護を受けてから建てられたものがほとんど。
屋根には曲線を与えた流造と、本殿・拝殿を一体化した権現造りの両方の特徴を兼ね備えた流権現造の代表的な江戸建築となっているよ。
本宮に向かって大石段の右側にそびえる若宮は1624年に修復したもの。
建物は上宮よりも古く、国の重要文化財にも指定されているんだ。
大石段を上った上宮からは、2016年に改修された段葛を真ん中にした、若宮大路が海に向かってまっすぐ伸びている様子が見えるの。
また鶴岡八幡宮は
・武士が馬に乗って駆けながら矢を射る「流鏑馬(やぶさめ)」
・魔除けの縁起物「破魔矢(はまや)」
の発祥としても知られていて、武家文化を今に伝えているんだ。
【鶴岡八幡宮の歴史】
鶴岡八幡宮は1063年(康平6年)に源頼義が奥州を平定して鎌倉に戻り、源氏の氏神としてご加護を祈願した京都の石清水八幡宮を由比ヶ浜辺にお祀りしたのが始まりなの。
その後、源氏再興の旗揚げをした源頼朝が1180年(治承4年)に、鎌倉に入るとすぐに由比ヶ浜の八幡宮を現在の地にお還ししたよ。
さらに1191年(建久2年)には、鎌倉幕府の宗社にふさわしく、上下両宮の現在の姿に整えたんだ。
このように鶴岡八幡宮は、歴史的に見ても、地理的に見ても、鎌倉の中心的存在なんだよ。
【鶴岡八幡宮のご利益とは?】
鶴岡八幡宮のご利益は
・勝負運・仕事運・出世
・安産
・縁結び・良縁
など様々だよ。
たくさんのご利益があるのは、境内にいくつかの神様を祀るお社があるからなんだ。
鶴岡八幡宮境内にある社のご利益は以下の通りだよ。
・白旗神社:勝負運・学業
・丸山稲荷社:商売繁盛
・旗上弁財天社:芸事上達・開運
・政子石:縁結び、子宝、安産
全部お参りしたらたくさんの利益が得られるパワースポットだね。
【鶴岡八幡宮に鳩が多いのはなぜ?鳩は八幡さまのお使いって本当?!】
鶴岡八幡宮には鳩をあしらったものがたくさんあるんだ。
例えば、本宮楼門に掲げられた額の「八」の文字は、二羽の鳩で表現されているよ。
また、鎌倉の名産品として有名な「鳩サブレ」もあるよね。
鶴岡八幡宮に鳩が多いのは、鳩は八幡様のお使いであるからなんだ。
神聖な神の使いである鳩が、八幡宮を移動させる際に道案内をしたという歴史があるの。
また、鎌倉幕府時代の武将は、戦での勝運を呼ぶ鳥として鳩の絵柄を家紋に使うことが多かったんだ。
それがきっかけで、八幡信仰が栄えて全国に広まったといも言われているよ。
実際に「源平盛衰記」「太平記」「梅松論」などの軍記物には、鳩が出陣に際して勝利の鳥であると記されているんだ。
<鶴岡八幡宮の鳩みくじ>
鶴岡八幡宮では通常のおみくじとは別に「鳩みくじ」と呼ばれるものがあるよ。
鳩みくじ(初穂料200円)にはかわいい鳩の根付ストラップが付いているの。
おみくじは全部で7色あって、好きな色のものを取ることができるよ。
【鶴岡八幡宮の3つの鳥居の歴史】
鶴岡八幡宮にある3つの鳥居は、1180年(治承4年) に源頼朝が鶴岡八幡宮が現在の地に還された時に建てられたものなの。
鳥居は地震や火災によって何度も再建を繰り返していて、それぞれの鳥居にはたくさんの歴史があるんだ。
<一ノ鳥居>
国の重要文化財に指定されている一ノ鳥居は由比ヶ浜のそばにあることから「浜の大鳥居」と呼ばれているよ。
1668年(寛文8年)、江戸幕府第4代将軍・徳川家綱が木製だったものを、石製の鳥居に建て替えたことに始まるの。
徳川2代将軍であった徳川秀忠の夫人・崇源院は、3代将軍・家光を懐妊した際に、安産祈願のために鶴岡八幡宮を参ったそう。
無事に家光を出産した崇源院は、自分の代わりに乳母である春日局を、何度も鶴岡八幡宮に参拝させるなど信仰を厚くしていたんだ。
ある日、崇源院の夢の中に八幡大神が現れ、備前屋犬島(現在の岡山県)の石を使って木製の鳥居を石製に造り変えるように告げたの。
崇源院はこのお告げに従って家光に懇願したんだ。
結局、崇源院は鳥居の完成を見ずに亡くなってしまうんだけど、孫にあたる徳川家綱の時代に、一ノ鳥居は石製になったよ。
実際に一ノ鳥居では備前犬島産の花崗岩が使われているんだ。
1923年(大正12年)に起こった関東大震災によって3つの鳥居は倒壊してしまうものの、1937年(昭和12年)に再建。
この時に、一ノ鳥居だけが元の姿に復興され、二ノ鳥居・三ノ鳥居はコンクリート製の赤い鳥居になったよ。
<三ノ鳥居>
若宮大路の中央を走る参道「段葛」を抜けると、目の前に朱塗りの鳥居が見えてくるよ。
この鳥居が「三ノ鳥居」で、鶴岡八幡宮の境内入口にあたるんだ。
さらに三ノ鳥居の先を進むと、緑の中につややかな朱色が映える「舞殿」や、楼門まで一望できるよ。
【若宮大路の中央を走る参道「段葛」】
二ノ鳥居の入口から、車道に比べて1段高くなった通りが続くの。
この通りは、若宮大路の中央を走る参道「段葛(だんかずら)」だよ。
この段葛という名前は、葛石を積み上げて一段高く造られたことからそう呼ばれるようになったの。
段葛は源頼朝の妻・北条政子の安産を願って、由比ヶ浜からまっすぐ続くように整備された参道なんだ。
実はこの段葛、境内入口となる「三ノ鳥居」に近づけば近づくほど、道幅が狭まり、土手も低くなるという遠近法が用いられているの。
そのため、実際の距離よりも長く見えるようになっているんだ。
春には満開の桜、初夏にはツツジが咲き誇る段葛は、日本の桜名所100としても知られているよ。
【鶴岡八幡宮のシンボル?神様が通る道「太鼓橋」】
鶴岡八幡宮の入口には、大きな丸みを帯びた約10mの宮橋が架けられているよ。
この橋は「太鼓橋」と呼ばれていて、神様が通る道と言われているんだ。
神様が通る道だから、一般の人が歩くことはできないの。
その代わりに後ろにある鶴岡八幡宮の本殿、周辺の木々、池と合わせて景色を楽しむことができるよ。
この太鼓橋は神前結婚式の写真撮影スポットとしても人気があるんだ。
ちなみに太鼓橋が造られた当初は朱塗りの橋だったため「赤橋」とも呼ばれていたの。
将軍家が鶴岡八幡宮を参拝する際には、この橋の上で神輿を降ろしたと言われているよ。
【鶴岡八幡宮の住所とアクセス】
住所
神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目1−31
アクセス
JR横須賀線
JR湘南新宿ライン
「JR鎌倉駅」東口から徒歩10分
または
江ノ島電鉄「江ノ電鎌倉駅」から徒歩10分