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2025年4月20日三重県鳥羽市にある「神明神社」は海女たちの間では古くから「女性の願いなら1つは叶えてくれる」と信仰されているんだ。
今では全国から数多くの女性参拝客が訪れているんだよ。
ここでは「神明神社」の魅力についてまとめてみよう。
目次
【「石神さん」と呼ばれ親しまれる神明神社とは?】
三重県鳥羽市にある神明神社は女性のパワースポットとして有名なの。
「女性の願いを1つ叶えてくれる」と言われており、「石神さん」の愛称で地元の人々から広く信仰されているんだ。


神明神社 from google
【神明神社の歴史】
神明神社の創立年代は不詳なんだ。
村創の頃から祀られていたと思われているものの、社殿が建てられたのがはっきりと記憶されているのは慶長14年(1609年)の約400年前からなの。
江戸時代中期には八王子社があって、神明八幡・御霊宮・白髭明神、熊野権現などを祀る社や祠もあったそう。
【神明神社の御祭神】
神明神社には26柱の神が祀られているの。
その中でも特に有名なのが、日本の最高神「天照大神」、石神さんで知られる神武天皇の母である玉依比売命だよ。
その他の御祭神は以下の通りだよ。
・天照大神
・天忍穂耳命
・天菩日命
・天津日子根命
・活津日子根命
・熊野久須日命
・多紀理比売命
・市寸嶋日売命
・多岐津比売命
・大巳貴命
・手摩乳命
・脚摩乳命
・素盞嗚命
・菅原道真
・蛭子命
・綿津見命
・大山祗命
・伊弉諾命
・伊弉冉命
・誉田別命
・天児屋根命
・鸕鷀草葺不合命
・玉依比売命
・猿田比古命
・倉稲魂命
・崇徳天皇

【海の神の娘「石神さん」とは?】
神明神社の名前を広く知らしめたのは、女性の願いを1つ叶えてくれると言われている海の神の娘「石神さん」だよ。
石神さんこと「石神社」の御神体はその名の通り「石」なの。
御祭神には日本神話に海の神の娘、神武天皇の母として登場する「玉依比売命」が祀られているよ。
玉依比売命は縁結びや子宝、出産など女性の願いを良い方向へと導いてくれる女神様なの。
その昔正月のある晩、島田髷に結った女神が石神さんの元に現れたという言い伝えを、海女たちが古くから信仰し、海に潜る際の安全大漁を祈願してきたんだ。
そのことから「女性の願いであれば1つだけ必ず叶えてくれる」と言われるようになったよ。
今では全国から数多くの女性の参拝客が訪れているの。
ピンクの祈願紙に願い事を1つだけ書いて、石神さんの前にある「願い箱」にそっと入れてお祈りしよう。

【神明神社のお守り「石神さんお守り」】
神明神社ではさまざまなお守りがあるんだけど特に人気があるのが「石神さんお守り」だよ。
守り袋に描かれた模様は「セイマン(星型の印)ドウマン(格子状の印)」と言われていて、古くから海女さんが磯着に魔除けのまじないとして記してきたものなんだ。
セイマン(星型の印)は一筆書きすると必ず同じ場所に戻ってくることから、潜水しても必ず浮上できるという意味があるそう。
またドウマン(格子状の印)は出入り口が分からないから悪魔が入りにくく、その間に海にいる悪霊から逃れられるという意味があるんだ。
海女さんは不安定な海の中で仕事をするから、いつも生死と隣り合わせ。
思わぬことで命を落とす危険性もあって、それらは妖怪や怪異として恐れられてきたの。
妖怪や怪異から逃れるために魔除けのまじないである「セイマン・ドウマン」を磯着や、てぬぐいに書いたり縫い付けたりして身に着けて、無事に海女の仕事から戻ってこられるように祈願していたそう。
この海女さんたちの願いが込められたおまじないは、時が経過するとともにいつしか「女性の願いを1つ叶えてくれる」と言われるようになったんだ。
「石神さんお守り」の口紐は願いが叶うように「叶い結び」にしてあって、海女さんたちが1つ1つ手作りしているよ。
【神明神社境内の見どころを徹底解説】
神明神社の境内にはたくさんの見どころやパワースポットがあるよ。早速まとめてみよう。
<御本殿>
神明神社の御本殿には天照大神をはじめとした二十六柱を祀っているよ。
平成26年に55年ぶりに造営が行われ、優雅で美しい社殿へと建て替えられたんだ。
御本殿の正面には日本で2番目に大きいと言われる巨大なおみくじが設置されているよ。
また本殿前には毎年夏に「茅の輪くぐり」が行われるんだ。
「茅の輪くぐり」は知らず知らずに犯してきた罪や心身の穢れを祓い清めてくれるの。
<朝福寺>
朝福寺は「薬師堂」とも呼ばれていて、十一面観音像や薬師如来立像をお祀りしているよ。
十一面観音像は平安時代後期、約800年前の作。ご利益は無病息災。
薬師如来立像は平安時代後期の作風を残す作品で、ご利益は病気平癒だよ。
朝福寺はお寺であり、神明神社の中にあるお寺は日本全国でもとても珍しいの。
夏休み期間には小学生が集う「宮塾」が開催され、勉学や掃除・礼儀作法などを教えているよ。
<三吉稲荷大明神>
三吉稲荷大明神は京都にある伏見稲荷大社より歓請された社。
御祭神は倉稲魂命で、農業・漁業や商売繁盛にご利益があるよ。
何重にも重なる紅い鳥居が特徴的でとても美しい社なんだ。

神明神社 from google
<長寿の館>
長寿の館は神明神社の西側山腹中央林内に自生していた神木を祀っているよ。
神木は老朽化によって枯れ、明治45年頃に何者かによって切断され原型を失ってしまうんだ。
このご神木は長さ約6.7m、木の周囲が約14.7m、直径3.6mもあり、八畳敷きの大きさだったそう。
楠木を里人が長寿の守りとして長く保存するために「長寿の館」と名付けて、覆屋社を建てたよ。

神明神社 from google

神明神社 from google
<御神木「楠の木」>
御神木の「楠の木」は郷人の長寿を守るために祀られているの。
古木に触れることでご利益があやかれるよ。
推定樹齢は約300年と言われていて、神明神社の広場奥に大きく枝を広げているんだ。
<梛(なぎ)の木>
神明神社境内にそびえ立つ梛の木は、葉っぱが縦には簡単に裂けない丈夫な強さから「男女の仲を結び付ける力も強い」と信じられているの。
このことから、鏡の底に梛の葉を入れて夫婦の縁が切れないように願ったと言われているんだ。
海の「凪ぎ」に通じることから、船乗りに信仰されていて災難除けのお守りとしたそう。
【神明神社の住所とアクセス】
住所
三重県鳥羽市相差町1385
アクセス
公式サイトより引用