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合格祈願で有名な大阪天満宮の魅力に迫る!

大阪天満宮 from google

 

大阪で合格祈願の有名な神社と言えば「大阪天満宮」だよ。

今回は受験生必見の大阪天満宮での合格祈願についてまとめてみよう。

 

【大阪天満宮とは?】

 

大阪梅田から約2㎞の場所にある大阪天満宮は学問の神様として有名な「菅原道真公」を主祭神にお祀りしている神社だよ。
「てんじんさん」の愛称で親しまれていて、年末年始や受験シーズンにはたくさんの参拝客が訪れる人気の天満宮なんだ。
広い境内には拝殿・本殿の他に、20以上の摂社・末社が鎮座しているよ。

 

また、毎年7月24日25日に開催される「天神祭」は日本三大祭りの1つなの。
本宮祭の夜には3000発以上の花火が打ち上げられることでも有名だよ。
この花火は祭神である菅原道真公へ奉納されているものなんだ。

 

巫女レモン
巫女レモン
てんじんさん♪

大阪天満宮 from google

 

【大阪天満宮の歴史】

 

平安時代の延喜元年(901年)に菅原道真公は大宰府に向かう途中に現在の大阪天満宮のある場所にあった大将軍社をお参りになって、旅の無事を祈願されたんだ。
菅原道真公はその2年後に大宰府で亡くなってしまうんだけど、没後50年後の天歴3年(949年)に大将軍社の前には7本の松が生えたそう。
7本の松は夜毎に松の先が金色に光るようになったの。
その話を聞いた第62代天皇・村上天皇が、天歴3年(949年)に現在の地に大阪天満宮を立てて菅原道真公の御霊をお祀りしたのが由来となっているよ。

 

菅原道真公は無実の罪に反発することなく、自分が信じる誠の道を静かに貫いて最期を迎えたんだ。
菅原道真公が亡くなった後、都では疫病が流行り、天皇が住まわれる清涼殿に雷が落ちるなど天変地異が起こりだすの。
人々はこれを「道真公の怨霊によるもの」と信じて疑わず、道真公の霊力を鎮めるために道真公を御祭神として祀るようになったそう。

 

<菅原道真公が参拝した大将軍社とは?>

菅原道真公が参拝した大将軍社は大阪天満宮境内の北西に鎮座しているの。
大将軍社は650年に創建されたもので、現在は大阪天満宮の摂社として祀られているよ。

大将軍社は当時の都である「難波長柄豊崎宮」を守護するために建てられた神社なんだ。
御祭神は厄除けの神様として知られている八衢比売神(やちまたひめのかみ)だよ。

大将軍社は大阪天満宮よりも前に創建されており、この地の氏神様であったんだ。

 

【大阪天満宮のご利益】

 

大阪天満宮の御祭神は学問の神様として知られている菅原道真公だよ。
菅原道真公は11歳で漢詩をよむなど若くから学問にはげみ、優れた才能を発揮していた人物なんだ。
学者出身の政治家として活躍した菅原道真公は、33歳の若さで学者の最高位である文章博士に任命され、右大臣までのぼりつめたよ。

菅原道真公にあやかり、大阪天満宮は学業成就・合格祈願のご利益があるとされているんだ。

 

巫女レモン
巫女レモン
菅原道真公は超秀才♪

大阪天満宮 from google

 

【大阪天満宮の「本殿通り抜け参拝」とは?登竜門で合格・出世祈願しよう!】

 

大阪天満宮にお祀りされている菅原道真公は学問だけではなく、「正直の神様」「技芸の神様」としても信仰されているの。
実は大阪天満宮では神社の本殿を通り抜けられる貴重な参拝ができるチャンスがあるんだ。

それが「本殿通り抜け参拝」だよ。
本殿通り抜け参拝では、普段は参拝者が立ち入ることができない本殿の中を通ることができるの。

 

通り抜け参拝では社殿の両側にある「東登竜門」「西登竜門」から入るよ。
この登竜門は中国の故事に由来する「立身出世のための関門」を意味しており、登竜門の入り口には龍神様が鎮座しているんだ。
登竜門は普段は開かずの扉だけど、通り抜け参拝の時だけ、東登竜門から西登竜門を通り抜けて本殿内部を参拝するの。

 

<本殿通り抜け参拝ができるのは1年のうちわずか10日程度>

大阪天満宮の「本殿通り抜け参拝」ができるのは1年を通して約10日程度に限られるよ。
合格祈願や就職祈願で登竜門を通りたいという参拝客は多いから、ぜひ興味のある人はチェックしてみよう。

 

通り抜け神事をするには、まず合格守を授与してもらう必要があるよ。
拝殿に向かって右側にある授与所でもらうことができるの。
合格守セットの中には本殿参拝券や参拝できる日時一覧が同封されているんだ。

 

巫女レモン
巫女レモン
一年のうち約10日のチャンスです!

 

<天満天神えびす祭では「登竜門特別参拝」がある>

「本殿通り抜け参拝」は受験生が参拝するんだけど、毎年1月9日~1月11日に開かれる「天満天神えびす祭り」では受験生だけではなく、出生したい人や昇進を祈願したい社会人も本殿通り抜け参拝ができるんだ。

「登竜門特別参拝」と呼ばれていて、自分の名刺を持っていき、お賽銭と一緒に名刺をお供えすることで出世・昇進を祈願できるよ。
華々しい出世を遂げた菅原道真公のご利益にあやかって、ぜひ参拝してみよう。

 

大阪天満宮 from google

 

【受験生必見!大阪天満宮の合格祈願スポットを徹底解説】

 

大阪天満宮は学業成就・合格祈願のご利益にあやかれる神社だから、合格祈願スポットがたくさんあるよ。

 

<撫で牛>

境内にある撫で牛は、菅原道真公のお使いの牛の像だよ。
撫で牛は、牛の頭を撫でると学業向上のご利益があると言われているの。

またこの撫で牛は病気平癒にもご利益があるんだ。
自分の体の悪い部分と同じ部位を撫でると、その箇所が治ると言われているよ。

 

<御神水「天神の神」>

御神水である「天神の水」を飲むと、学業向上のご利益があるとされているよ。
天神の水は自由に飲むことができるんだけど、持参したペットボトルに入れて持ち帰ることはできないから注意しよう。

御神水をお祀りしているのは表大門を通ってすぐ右手にある黒土祠。
大阪天満宮の井戸水は古くから美味しいと有名で、江戸時代には藩主が蔵屋敷に滞在する時に、ここの井戸水を使ったお茶をいれて接待したと伝わっているの。
「大坂四カ所の清水」の1つにも数えられているよ。

御神水舎は月に3日だけ開くから、ぜひそのタイミングを狙ってみよう。
御神水舎の扉が開くのは毎月1日・10日・25日の3日間で時間は9時~17時のみ。
社務所でもペットボトルに入った御祈願済みの御神水が授与されているよ。

 

<すべらんうどん>

星合池のそばにある茶屋「うどん双樹」では、うどんやお土産ものを販売しているよ。
この茶屋には勝負のゲン担ぎにおすすめの「すべらんうどん」があるの。

受験の合格を祈願する「すべらんうどん」は麺に切れ目が入っていて、お箸やフォークにひっかかるうどんだよ。
すべらないのはもちろん、だしがよく絡んで美味しいの。
ぜひ受験生へのお土産に買ってみよう。

 

大阪天満宮 from google

 

【まだまだある!大阪天満宮の見どころを要チェック】

 

大阪天満宮にはたくさんの見どころがあるよ。ここでは参拝する際にぜひとも訪れておきたいおすすめスポットをまとめてみよう。

 

<表大門>

大阪天満宮の入り口である表大門は、大きなしめ縄と鮮やかな方位盤が飾られているよ。
しめ縄は出雲地方の玉造天満宮から奉納されたものなの。
道真公が愛したとされる梅にちなんだ神紋「梅鉢紋」が掲げられているよ。

 

この方位盤には酉年の絵がないそう。
実は大阪天満宮では酉年であってもニワトリをモチーフとしたものは出てこず、酉年の絵馬にはニワトリの代わりに霊鳥の「鳳凰」が描かれるんだ。
これは菅原道真公がニワトリを嫌うと伝わっているからなの。
道明時で大切な伯母さまと最後の別れの挨拶をした時に、ニワトリが朝早く鳴いて出発の時間が早められたことが原因で、ニワトリ嫌いになったと言われているよ。

 

<本殿>

大阪天満宮の本殿は天保14年(1843年)に再建されたもの。
大阪天満宮は江戸時代の記録に残るだけで7度も火災に遭っているんだ。
大塩平八郎の乱による天保8年(1837年)の大火では本殿が全焼。
その6年後に現在の本殿が再建されたよ。
外側の石玉垣は低く、外から相の間造りの特徴がみてとれるの。

 

<梅花殿>

梅花殿は1025年大祭(大正15年)の記念建造物で昭和2年築。
平安朝寝殿造の賓殿で、伊勢神宮の古材を使っているよ。
国の登録文化財にも指定されているんだ。

 

<愛嬌橋(星合橋)>

境内北側にある星合池には梅の花の形をした的が浮かんでいるの。
星合池にかかる愛嬌橋から叶えたい花びらの色をめがけて願い玉を投げて、的に上手く乗れば願いが叶うと言われているんだ。
願い玉は6色あって、赤は「良縁・恋愛」、黄色は「商売繁盛」、白は「健康・病気平癒」、青は「芸能・武術・芸術」、緑は「学徳・合格」、金は「万願成就」だよ。
1回につき願い玉を3つ選ぶことができるの。
願い玉は授与所か、星合池の奥にある茶寮でいただけるのよ。

また昔から愛嬌橋の上で出会った男女は結ばれると伝わっていて、縁結びのパワースポットとしても有名なんだ。

 

<高坐招魂社>

愛嬌橋を渡った先にあるのが、上方落語の聖地である「高坐招魂社」だよ。
高坐招魂社は平成29年に上方落語協会と一緒に創建された社で、上方落語に尽力された方々の御霊をお祀りしているの。
高坐招魂社があった場所はかつて「天満八軒」という演芸小屋があって、とてもにぎわっていたそう。

その縁から北門のそばには「天満天神繁盛昌亭」と呼ばれる常設の寄席が復活したんだ。
出番前の師匠たちが高坐招魂社に参拝に来ている姿も見られるよ。

 

<白米社>

お稲荷さんをお祀りする白米社は、創建年不詳。
社の内部には「狐・天狗の爪とぎ石」が奉納されているよ。

 

<霊符社>

霊符社は厄除けや延命長寿のご利益で知られる天地創造の神「天御中主神」をお祀りしている社。

 

大阪天満宮 from google

 

【大阪天満宮の人気のお守りとは?】

 

学業成就や合格祈願のご利益で知られる大阪天満宮の授与所には、たくさんのお守りがあるよ。
ここでは大阪天満宮にある人気のお守りをまとめてみよう。

 

<合格祈願お守り>

大阪天満宮では試験合格の「合格守」(初穂料3,000円)と学徳向上の「学徳守」(初穂料3,000円)があってどちらも人気なんだ。
この合格守・学徳守はお守りとお札、絵馬がセットになっているの。
さらに登竜門を潜り、本殿を通り抜けられる「御本殿参拝券」もセットになっているよ。
登竜門特別参拝に興味のある人はぜひこのお守りをいただこう!
受験生に大人気なんだ。

 

<就職守>

就職守も合格守と同じように、お守りとお札、絵馬が3つセットになっているよ。

 

大阪天満宮 from google

 

【大阪天満宮で開かれるお祭りとは?】

 

大阪天満宮では1年を通してさまざまなお祭りが開かれているよ。

 

<梅まつり>

2月の梅の開花シーズンに開催される「梅まつり」は1ヶ月間梅に酔いしれることができるよ。
境内では約100本の梅が咲き乱れて、樹齢200年を超える古木や銘木が多数お目見えするんだ。
梅にまつわる物産展や骨董市、陶器市なども行われるため、境内はたくさんの参拝客でにぎわうよ。

 

<うそ替え神事>

大阪天満宮ではうその罪滅ぼしをする神事が毎年1月24日~25日に行われるよ。
「うそ替え神事」というもので、道真公が無実の罪で左遷された後も誠の姿勢を貫き通しことにちなんだ神事なんだ。

うそ替え神事では、参拝者が1人1つずつ「うそ鳥お守り」を持って、太鼓の音に合わせて周囲の人とお守りを交換していくの。
そして最後に手元にきたお守り袋を開けて、金製か銀製のうそ鳥との引き換え券が入っていた人は、1年間幸運に恵まれるというものなんだ。
うそ鳥は菅原道真公の愛木である梅と縁が深くて、「嘘」と通ずることから道真公とゆかりの鳥として知られているよ。

うそ替え神事は初天神梅花祭の時に行われるんだけど、初天神梅花祭では阪神やオリックスなど野球選手による「福玉まき」も行われるの。

 

大阪天満宮 from google

 

<天神祭>

6月下旬吉日~7月25日の約1ヶ月間にわたって開催される「天神祭」は、京都の「祇園祭」、東京の「神田祭」とともに日本三大祭に数えられている大祭だよ。

7月24日の宵宮では鉾流神事、獅子舞氏地巡行、25日の本宮では陸渡御や船渡御などの神事が行われるんだ。
大川周辺にはたくさんの夜店が並んでとても賑やかだよ。
クライマックスには3000発以上の奉納花火が打ち上げられるから、たくさんの参拝客が訪れるんだ。

 

 

【大阪天満宮の住所とアクセス】

 

住所

大阪府大阪市北区天神橋2丁目1−8

 

アクセス

・大阪メトロ 谷町線もしくは堺筋線「南森町駅」下車の場合

4番出入口を出てすぐ天神橋筋商店街を右(南方面)へ進み、二ツ辻目を左へ曲がり50m程度進む

・JR東西線「大阪天満宮駅」下車の場合
7番出入口(東西線アクセスビル)を出てすぐ天神橋筋商店街を左(南方面)へ、二ツ辻目を左へ50m程度進む
など。

公式サイトより引用