日本三大住吉・長門國一宮住吉神社の魅力は国宝の本殿だけではない!見どころを徹底解!
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2024年1月5日戦いを司る武神として知られる毘沙門天をお祀りしているお寺や神社は全国に数多くあるよね。
その中でも「江戸三大毘沙門天」は、東京を代表する毘沙門天をお祀りする寺社だよ。
今回は江戸三大毘沙門天の「善国寺」「松流山正伝寺」「浅草正法寺」についてまとめてみよう。
目次
【江戸三大毘沙門天とは?】
江戸三大毘沙門天とは、江戸時代から代表する毘沙門天が祀られている3つの寺院のこと。
江戸三大毘沙門天は
・善国寺(日蓮宗) :東京都新宿区
・正伝寺(日蓮宗) :東京都港区
・浅草正法寺(日蓮宗):東京都台東区
にあるよ。
【江戸三大毘沙門天その1. 善国寺とは?】
神楽坂通り沿いにある毘沙門天善国寺は厄除け・開運・商売繁盛・金運などに御利益があると言われていて、連日たくさんの参拝客が訪れる人気スポット。
神楽坂のシンボルとして地元の人から親しまれており、待ち合わせスポットとしても有名なの。
<善国寺の歴史>
善国寺が創建されたのは安土桃山時代の文禄4年(1595年)のこと。
徳川家康より鎮護国家の命を受けて、日本橋馬喰町馬場北に創建されたんだ。
400年以上の歴史がある由緒ある寺院であり、初代住職は池上本門寺第12代の貫主を勤めた「佛乗院日惺上人」だよ。
たびたび火災に見舞われ寛政4年(1792年)の火事の後、善国寺は現在の神楽坂に移転したんだ。
善国寺の本尊である毘沙門天は、江戸時代末期には庶民の尊崇の的となっていて、神楽坂の毘沙門様として広く信仰されたの。
神楽坂の街が繁栄したのも善国寺のおかげと言われているよ。
善国寺が神楽坂に移転したのをきっかけに、神楽坂にはたくさんのお店が門前に移り、民家も増えていったそう。
明治時代初期には花街も形成されて、賑やかな街になっていったんだ。
<善国寺のご利益>
善国寺のご利益は
・厄除け
・開運
・商売繁盛
・金運
などがあるよ。
毘沙門天は古代ヒンドゥー教で金運と福徳の神様であったの。
そのことから、善国寺も「財運・金運のパワースポット」として注目されているよ。
<善国寺は日本の縁日の発祥の地?>
善国寺は江戸時代の末期から「神楽坂の毘沙門様」としてにぎわったの。
明治時代~大正時代にかけて「山の手銀座」と呼ばれた神楽坂の反映は、毘沙門天の門前町として発展したものだよ。
実は東京で縁日に夜店がでるようになったのは、善国寺が発祥と言われているんだ。
毎年7月に開催される神楽坂まつりには、現在でもたくさんの人が足を運んでいて、当時の賑わいをそのまま体感することができるの。
<善国寺の見どころスポットを解説!>
善国寺の境内にあるおすすめの見どころスポットをまとめてみよう。
・山門
神楽坂通り沿いにある朱色の大きな門が、善国寺の山門にあたるよ。
荘厳な雰囲気が伝わってくる実に立派な門なんだ。
門には「毘沙門天」と書かれており、強力なパワーを感じられるの。
・出世稲荷社
山門をくぐり、境内に入ると左手側にあるのが出世稲荷社だよ。
出世稲荷社には浄行菩薩像が祀られているの。
・石虎
本堂の手前には、狛犬ならぬ石虎が左右に向かい合う形で鎮座しているよ。
石虎とは虎の石像のことで、江戸時代後期の作。
毘沙門天の出現が「寅年の寅月、寅の日、虎の刻」と言われていることから、虎が神の使いとされているんだ。
この石虎は東京都新宿区の有形指定文化財にも登録されていて、善国寺のシンボルとして人気なの。
・本堂
山門の正面に構えるのが、朱色の本堂。
本堂の中は撮影禁止で、厳かで静かな空気が流れているよ。
<善国寺で行われる行事とは?>
善国寺で行われる年中行事をまとめてみよう!
・新宿山ノ手七福神めぐり
新宿山ノ手七福神めぐりは、室町時代から信仰されてきた福をもたらす神様「七福神」を祀っている神社を巡拝して開運を祈る行事だよ。
毎年お正月に1年の福を招来するために、七福神を安置する神社や仏閣を参拝して、心から幸福を祈るんだ。
7箇所を巡拝するから徒歩で約2時間半、電車で約1時間半かかるよ!
・節分豆まき式
無病息災を祈る節分豆まきは、元々中国で大晦日に悪鬼を追い払う行事として行われてきたもの。
仏教とともに日本に伝わってきてからは宮中行事から神社仏閣でも行われるようになったんだ。
毎年2月3日の14時半から200名あまりがお加持を受けて、15時30分頃から豆をまいているよ。
年男や年女、その他の人からの受付も行っているそう。
・花まつり
お釈迦様が誕生した4月8日に、竜が天から香湯を注いだという言い伝えがあり、日本では古くからお釈迦様に柄杓で甘茶をかける習わしがあるの。
善国寺でも4月5日と8日にお釈迦様の像を安置して、参拝客が甘茶をかけることができるよ。
・ほうろく灸
ほうろく灸は夏の土用の時期に行われる日蓮宗の修法行事のこと。
江戸時代から続くまじないで、頭に「ほうろく」をかぶせて、その上に火のついたもぐさを乗せて祈祷を行うの。
頭痛封じ・夏負け・夏バテ防止などのご利益があやかれるよ。
善国寺のほうろく灸は毎年7月下旬に行われているんだ。
・神楽坂まつり
神楽坂まつりは善国寺の年中行事ではないけれど、神楽坂の夏の定番イベントとして有名だよ。
おまつりでは、江戸の風情が残る神楽坂でほおずき市と阿波踊り大会が2日ずつ開催されるの。
ほおずき市は善国寺境内でほおずき鉢の販売や子供縁日が開催されるよ。
また門前には神楽坂グルメの屋台がずらっと並ぶんだ。
この神楽坂まつりで、ほうろく灸が行われるよ。
またおまつりの後半には阿波踊り大会を開催。
地元有志による神楽坂かぐら連をはじめ、周辺の企業などたくさんの参加があるの。
【江戸三大毘沙門天その2. 正伝寺とは?】
正伝寺は日本の仏教13宗派の中の大宗派「日蓮宗」の江戸出張所。
正式名称は松流山正伝寺というよ。
<正伝寺の歴史>
正伝寺は1602年に第107代天皇が晩年を過ごしたお寺だよ。
寺内には毘沙門天があり、傳教作と言われる毘沙門木像を安置しているの。
<正伝寺の御祭神>
正伝寺の守護神は毘沙門天で、仏教を守護する神様。
御朱印にも毘沙門天が描かれているよ。
正伝寺には日蓮宗の高僧から、日蓮宗派の由緒ある毘沙門天王像の1つが贈られたんだ。
そのため、江戸三大毘沙門の一角として数えられ、たくさんの庶民から信仰を集めてきたよ。
<正伝寺のご利益>
毘沙門天は勝運の神様として深く崇められてきたよ。
正伝寺のご利益は
・商売繁盛
・金運・財運の向上
・武運長久・勝運・開運長久
・厄除開運
などにあやかれるよ。
<正伝寺にある宿坊施設が人気!>
正伝寺はお寺の境内で、本堂に隣接した庫裏を宿泊場所として改装したの。
2019年7月にオープンした宿坊は、一般のゲストが気軽に宿泊できる施設だよ。
より多くの人にお寺を開放して、立ち寄ってもらいたいという願いを宿坊という形でスタートしたそう。
正伝寺の宿坊は一軒家で二階建て。
一階と二階は別々のお部屋で、二部屋同時に借りることもできるよ。
【江戸三大毘沙門天その3. 浅草正法寺とは?】
浅草正法寺は日蓮宗寺院で、浅草にある江戸三大毘沙門天の1つ。
御本尊として釈迦如来坐像・毘沙門天像をお祀りしているよ。
心寿院日位が開山となり、慶長6年(1601年)、今戸に地所を拝領して創建されたのが始まり。
延宝9年(1681年)には新鳥越町へ移転したと言われているよ。