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2024年1月5日兵庫県西宮市門戸にある「東光寺(門戸厄神)」は日本三大厄神の1つとしても知られている関西屈指の厄神さん。
高野山真言宗の別格本山の寺院である東光寺(門戸厄神)の魅力に迫ってみよう。
目次
【東光寺(門戸厄神)とは?】
兵庫県西宮市にある門戸厄神は、正式名称を「松泰山東光寺」というよ。
古くから「厄神さん」として親しまれているんだ。
門戸厄神は日本三大厄神の1つであり、毎年1月17日18日19日に行われる厄除け大祭には10万人を超えるたくさんの参拝客が訪れるの。
嵯峨天皇の勅願所でもあった門戸厄神は空海が開基したとされ、国家、皇家、国民の安泰をも願われた場所なんだ。
【東光寺(門戸厄神)の歴史】
東光寺(門戸厄神)の歴史は古く、嵯峨天皇が41才の厄年であった天長6年(829年)に、愛染明王と不動明王が一体となって夢に現れたそう。
その祈願を空海(弘法大師)に命じたんだ。
嵯峨天皇から命を受けた空海は愛染明王と不動明王の両明王が一体となった厄神明王像(秘仏・両頭愛染明王像)を三体刻んだとされているよ。
それが高野山の天野社、山城の石清水八幡宮、東光寺へ勧請されたの。
空海が作った三体のうち、現存するのは「門戸厄神東光寺」のみであり、門戸厄神は空海の力がみなぎるパワースポットとして有名だよ。
【そもそも厄って何なの?】
厄年になると悪いことが起こる…とイメージしている人が多いよね。
ここでは厄について少しまとめてみよう。
<厄は人生の節目>
厄には「苦しい・災い・節」という意味があるの。
そもそも厄には「役」に通じ、必ずしも災難に遭いやすいことばかりが強調されてきたわけではないんだ。
長い人生では要所に節目があって、様々な変化がもたらされるよ。
厄はその節目であり、あらかじめ心の準備を怠らないようにするために、昔の人は「厄年」という習わしを考えたんだ。
<厄年には大厄・小厄がある>
厄年は性別や地方によって異なるんだけど、大厄と小厄の2つがあるの。
大厄は男性・女性で年齢が違っていて、その年齢に達した時に身を慎まなければいけない期間とされているんだ。
<厄払いの風習は?>
厄払いは年始から節分までに行うのが一般的なの。
地方によっては参拝後にわざと身に着けている小物を落として、厄を一緒に落とす風習もあるんだ。
また、2月に正月を祝って早く厄年を送りだす「年重ね」という風習や、節分に豆と一緒に厄もまいて、他の人に拾ってもらうという風習もあるよ。
地方によって厄払いの風習は様々だから面白いね。
<門戸厄神でお祀りしている「厄神明王」とは?>
門戸厄神でお祀りしている厄神明王は、厄除けの仏である不動明王と愛染明王が一体化した御祭神なの。
ダブルの厄除けパワーで、あらゆる災厄を打ち払うとされているよ。
【東光寺(門戸厄神)で行える厄払いとは?】
関西エリア最強の厄神さんとして知られる東光寺(門戸厄神)では様々な厄除け開運祈願・祈祷を行ってもらえるんだ。
受付は毎日9時~16時まで随時行っているよ。
どんな厄払いができるのかまとめてみよう。
<厄除け開運祈願>
大厄・小厄の厄年の人には、2種類の祈祷が用意されているよ。
・特別祈祷
当日、直接本堂でお祓いしてもらえる祈祷で、翌日から1年間祈祷してもらえるよ。
祈祷内容は厄除け開運・家内安全・諸願成就、料金は1万円。
・年祈祷
申し込んだ翌日から本堂で1年間祈祷してもらえるよ。
祈祷内容は厄除け開運・家内安全・諸願成就、料金は5,000円。
<交通安全祈祷>
車を運転する人のための祈祷。
・車の特別祈祷
車に直接お祓いをしてくもらえる祈祷で、翌日から1年間祈祷してもらえるよ。
祈祷内容は交通安全・厄除け開運、料金は1万円。
・車の年祈祷
申し込んだ翌日から本堂で1年間祈祷してもらえるよ。
祈祷内容は交通安全・厄除け開運、料金は5,000円。
<護摩祈祷>
目に見えない厄、煩悩を、お不動様にお願いして焼いてもらって、願いを叶えてもらう祈願だよ。
諸願成就のご利益をあやかるために「そえごま」に名前・年齢・お願いごとを書くの。
【様々な供養も行われる門戸厄神】
門戸厄神では様々な供養も行われているの。
毎年11月18日には「人形供養祭」が開かれるよ。
人形供養は3月1日~11月19日の午前中まで受付しているんだ。
その他にも古札、写真、折り鶴の奉納も受け付けているからぜひチェックしてみよう。
【門戸厄神では摂津国八十八箇所、西国愛染や薬師等の巡礼も出来る?】
門戸厄神は複数の形のお遍路をする場所の1つになっているの。
実は門戸厄神は
・西国薬師霊場第二十番
・西国愛染十七霊場第二番
・摂津国八十八箇所第七十六番
なんだ。
そのため門戸厄神をお参りすれば、摂津国八十八箇所、西国愛染や薬師等の巡礼もできるよ!
【東光寺(門戸厄神)の見どころスポットを徹底解説!】
東光寺(門戸厄神)の境内にはたくさんの見どころがあるよ。
東光寺(門戸厄神)を訪れたらぜひともチェックしておきたいスポットをまとめてみよう。
<表門>
阪神淡路大震災で全壊したものの、その後再建。
表門の下には42段の男厄坂と呼ばれる階段があるの。
この階段を1段1段登ることで厄を落とせると言われているよ。
<中楼門>
中楼門の下には33段の女厄坂と呼ばれる階段があるよ。
女厄坂も男厄坂と同じように、階段を1段1段登ることで厄を落とせると言われているよ。
<厄神堂>
日本三躰で、あらゆる災厄を打ち払うという厄神明王をお祀りしているよ。
厄神堂で厄除け開運諸願成就のご祈祷を行っているの。
<薬師堂>
門戸厄神の御本尊である薬師瑠璃光如来をお祀りしているお堂で、通称「お薬師さん」。
薬師如来像の大願の1つに「私の名を聞けばいかなる山芋悉く除かれ、身も心も安楽になる」とあるから、別名「大医王」とも呼ばれているよ。
<大黒堂・愛染堂>
大黒堂・愛染堂には大黒天と愛染明王をお祀りしているよ。
大黒天は財福神として台所に祀られ、七福神の1人として「商売繁盛の神様」としても知られているよね。
愛染明王は全身が赤色で愛情や愛欲を表していて「縁結びの神様」でもあるよ。
<大師堂>
真言宗の宗祖・弘法大師空海をお祀りしているお堂。
<不動堂(護摩堂)>
不動明王をお祀りしているお堂。
そえ護摩のお焚き上げを行っているお堂なので「護摩堂」とも呼ばれているよ。
<延命魂(根)>
延命魂(根)は高野山の奥の院・弘法大師御廟近くの参道にそびえ立っていた杉根。
高さは60m、樹齢800年を超えた老杉で、霊木として崇められているの。
「延命」や「病気平癒(全快)」などのご利益があるとされているよ。
延命魂(根)に実際に触って、体の悪い所やお願いごとを祈念するとよいそう。
<法輪杉>
法輪杉は延命魂(根)と同じく、高野山奥の院で800年延命した大杉の年輪。
<金箔宝珠(奉納金箔)>
厄除け開運などを祈願してもらった人が1年後にお礼参りをする際、お供えとして金箔を奉納していくんだ。
金箔は仏様の功徳に感謝するお供えなの。
<慶寿石>
慶寿石は、8000万年のあいだ地中にあって樹木が変化を起こし石となったもの。
この慶寿石には、大自然の神秘な力が宿っていると言われていて、石に触れることで不思議な力が湧いてくるよ。
<祈願かえる>
カエルにお願いをすると「元にかえる」「無事にかえる」「栄える」と言われていて、カエルは縁起がよいとされているの。
祈願かえるにお願いをすれば、お金・絆・失せものがかえるなど運気が向上し、何事も飛び越えて飛躍できるよ。
金運・恋愛運・家庭円満・子宝成就などの祈願ができるんだ。
<弘法大師と四国八十八ヶ所>
四国各札所の砂が敷いて、各本尊をお祀りしているから、手軽に八十八カ所巡りをすることができるよ。
<智照院観音堂>
聖観音をお祀りしているお堂。
聖観音は衆生救済のための三十三変化身の元のお姿なの。
あらゆる災厄を焼き払うという厄神明王(門戸厄神)が有名で、厄年にあたる年齢の人が厄払いをする他、数えで13歳の子どもが厄除けと学業成就を願って虚空蔵菩薩に詣でる十三詣も行われているよ。
初宮参り、交通安全祈願、護摩祈祷、人形供養も受け付けているんだよ。
【東光寺(門戸厄神)の住所とアクセス】
住所
〒662-0828 兵庫県西宮市門戸西町2−26
アクセス
電車の場合阪急今津線・門戸厄神駅下車、北西へ約700m。阪急西宮北口駅からタクシーで約10分。
など。
公式サイトより引用