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見どころ満載!日光東照宮の国宝・重要文化財を徹底解説!

陽明門・上層(平成の大修理後) from wikipedia

 

徳川家康公のお墓所がある日光東照宮は、全国にある東照宮の中でも圧倒的な知名度を誇るよね。

世界遺産にも登録されている日光東照宮には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の豪華絢爛な社殿群があるんだ。

今回は、日光東照宮を訪れたら絶対に見ておきたい「国宝」「重要文化財」を詳しく解説していくよ。

 

 

【ここだけは外せない!日光東照宮の国宝を徹底解説!】

 

日光東照宮にはたくさんの国宝があるよ。
今回は日光東照宮を参拝したら絶対に見ておきたい国宝をご紹介するね。

 

陽明門 北東から見る from wikipedia

 

 

陽明門 背面全景 from wikipedia

 

<陽明門(国宝)>

国宝に指定されている陽明門は、日本を代表する最も美しい門。
日光東照宮のシンボル的存在で、金色に輝く絢爛豪華な姿が魅力なんだ。

 

陽明門は2017年に4年がかりの「平成の大修理」を終え、色彩鮮やかな姿が再び蘇ったんだ。
この保存修復工事では熟練の技術者が集められ、技法・材料などできる限り建築当時と同じ形で修復されたの。

彫刻を1つ1つはずし、漆を塗り直し、顔料で彩色して再度取り付けるまでを全て手作業でおこなったそう。
数ある東照宮の社殿群の中でも、その豪華さは随一で唯一無二の存在感を放っているよ。

 

上層背面中央付近の尾垂木。上段は「竜」、下段は「息」、その下の頭貫木鼻は「竜馬」。 from wikiepedia

初層頭貫木鼻の唐獅子(正面西端) from wikipedia

 

宮中正門の名をいただいたと伝えられていて、いつまで見ていても見飽きないことから「日暮れの門」「日暮らしの門」とも呼ばれているよ。
門には故事逸話の1シーンや子供の遊び、唐獅子、聖人賢人など500以上もの彫刻が施されていて、その姿は圧巻。
上段で黄金の輝きを放っている彫刻は、上が龍・下が息という霊獣。

 

 

初層背面軒見上げ from wikipedia

 

その下にある白い龍は「目貫きの龍」と呼ばれ、金色のひげや爪が特徴なんだ。
繊細な彫刻は、何時間見ていても飽きないよ。

 

神主レモン
神主レモン
見事な彫刻とスケールで圧巻の陽明門です!

回廊 from wikipedia

 

<廻廊(国宝)>

国宝に指定されている廻廊は、陽明門の左右に延びる建物。
外壁には、日本国内最大級の花鳥の彫刻が彫られているよ。
また1枚板の透かし彫りを極彩色が施された作品が並べられているんだ。

 

唐門 from wikipedia

 

 

<唐門(国宝)>

陽明門の先にあり、拝殿の前に立つ門が、国宝指定の唐門。
全体が白いがん顔料の胡粉で塗られた門なんだ。
極彩色が多い日光東照宮の建造物の中でも、白い唐門は一際大きな存在感を放っているよ。
唐破風の屋根が特徴で、柱や扉には東南アジアから輸入した紫檀や黒檀などを使用した寄木細工となっているの。

 

門の両脇には唐木の寄木細工で昇り龍と降り龍が描かれているの。
また門の上には古代中国の聖賢の故事を題材にした「許由と巣父」や「朝見の儀」など細かい彫刻が施されているよ。

 

<御本社(国宝)>

日光東照宮の御本社は本殿・石の間・拝殿からなり国宝にも指定されているよ。
東照宮の最も重要な位置づけであり、例祭をはじめ年中の祭典が斎行される場所。

 

拝殿の天井に描かれた99畳もある100頭の龍の絵は圧巻。
拝殿左右には「将軍着座の間」や「法皇王着座の間」があって、迫力のある鳳凰や鷹の彫刻が施されているよ。
また拝殿前に立つ柱の龍の彫刻や、本殿の獏の像など見どころがたくさんあるの。

 

太刀 銘助真(日光助真) ※東京国立博物館にて展示。 from wikipedia

 

眠り猫 from wikipedia

 

 

<眠り猫(国宝)>

本殿の東廻廊に彫られている眠り猫は国宝指定。
名工・東甚五郎作と言われているよ。
牡丹の花に囲まれ子猫が日の光を浴びて、うたた寝をしている姿が彫られているの。

 

「日光」にちなんで彫られたのでは?と伝わっているよ。
正面から見ると猫が眠っているように見えるんだけど、やや左側から見ると猫が獲物を狙っているようにも見えるの。
色々な角度から見てみよう!

 

眠り猫の裏面にいる雀たち from wikipedia

 

 

また眠り猫の裏側にはすずめの彫刻が施されているよ。
子猫が安眠する様子と、その猫を天敵とするすずめが戯れる様子から、強者が弱者を虐げることがない平和な世の中を表していると言われているんだ。

 

巫女レモン
巫女レモン
外にある彫刻までも国宝指定なんですよね!

 

経蔵 from wikipedia

 

【国宝以外にもまだまだある!日光東照宮の見どころを徹底解説♪】

 

日光東照宮の境内には、国宝以外にも重要文化財が多数あって、見どころが山ほどあるの。
見どころの宝庫である日光東照宮のおすすめスポットを徹底解説していこう。

 

石鳥居 from wikipedia

 

<石鳥居(重要文化財)>

鎮座翌年の元和4年(1618年)に九州の筑前藩主・黒田長政公によって奉納されたもの。
高さは約9mもある大きな鳥居なんだ。
石材は九州から船で小山まで運ばれ、その後は陸路人力でこの日光まで運ばれたというから驚きだよね。

 

日光東照宮五重塔 from wikipedia

 

<五重塔(重要文化財)>

石鳥居を抜けて、すぐ左手に見えてくるのが五重塔。
慶安3年(1650年)に若狭の国(現在の福井県)小浜藩主・酒井忠勝公によって奉納されたもの。
文化12年(1815年)に火災に遭ったものの、その後文政元年(1818年)に小浜藩主・酒井忠進公によって再建されたよ。
再建された際に用いられた耐震構造は、東京スカイツリーの建設設計にも応用されているそう。

 

高さは36mで極彩色の日本一華麗な五重塔と言われているの。
実は、神社に五重塔があるのはとても珍しいんだ。
日光東照宮を含めて全国に3社だけだそう。
内部は別途拝観料300円が必要となっているよ。

 

また五重塔には細かな彫刻が施されていて、塔の第一層には十二支の彫刻が彫られているの。
初層には3体の神獣が鎮座していて、3体は右から徳川家康公の干支である寅、二代将軍・徳川秀忠公の卯、三代将軍・徳川家光公の辰なんだ。

 

巫女レモン
巫女レモン
立派ですよね〜!

表門 from wikipedia

 

<表門(重要文化財)>

東照宮の最初の門(第一の門)である表門は、左右に仁王像が安置されているので「仁王門」とも呼ばれているよ。
朱色を基調とした門には82体の霊獣の彫刻が施されていて、正面の左右には高さ4mの仁王像が鎮座しているんだ。
また、上を見上げてみると虎・唐獅子・猿など様々な霊獣の彫刻が施されているんだ。

 

上神庫。例祭等に使用する道具が収められている。 from wikipedia

中神庫 from wikipedia

 

<三神庫(重要文化財)>

表門の先にある三神庫は、上神庫・中神庫・下神庫を総称してそう呼ばれているの。
3棟とも重要文化財に指定されており、この中には春秋渡御祭「百物揃千人武者行列」で使用される1200人分もの馬具や装束類が収められているんだ。

 

また上神庫の屋根下には江戸時代の絵師・狩野探幽が想像で描いた象の彫刻が施されているよ。
実際の象とは姿が違うので、よくチェックしてみよう。

 

「見ざる 聞かざる 言わざる」の三猿 from wikipedia

 

<神厩舎・三猿(重要文化財)>

神厩舎は神に仕えるご神馬をつなぐ厩(うまや)のこと。
古くから猿が馬を守るとされていることから、長押上には猿の彫刻が8面あって、人間の一生が風刺されているよ。
その中でも幼年期を表現した「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻が有名なの。
猿の彫刻を含む神厩舎自体が重要文化財となっているよ。

 

・三猿
三猿は最もよく知られていて、全部で8面に16匹の猿の彫刻があるよ。
母猿と子猿を描いた母子の彫刻から、三猿を描いた幼児期、少年期から大人になるまでが各面に描かれているよ。
それぞれ人生の教訓を表しているから、ぜひ意味を覚えておこう!

 

水盤舎 from wikipedia

 

<御水舎(重要文化財)>

神様にお参りする前には、この御水舎で手を洗い、口を漱ぎ、心身を清めるよ。
水盤は元和4年(1618年)に九州佐賀藩主・鍋島勝茂公によって奉納されたものなの。

 

<随身像>

陽明門の左右に鎮座しているのは、本殿を守る役割を持った随身像だよ。
虎にまたがっているのが特徴なんだ。

 

廻り燈籠 from wikipedia

 

<廻転燈籠(重要文化財)>

陽明門の近くに立つのが銅製の「廻転燈籠」だよ。
廻転燈籠は寛永20年(1643年)にオランダから奉納されたもの。
その側には釣燈籠や蓮燈籠も立っていて、すべての灯籠が国の重要文化財に指定されているよ。

 

燈籠の上部をよく見てみると、葵の紋が全て逆さに取り付けられているの。
このことから「逆紋の廻り燈籠」とも呼ばれているよ。

 

<本地堂(薬師堂)>

陽明門近くにある本地堂は、天井に勇敢な龍の絵が描かれたお堂。
34枚の檜板でできた天井があり、そこに巨大な龍の墨絵が描かれているの。
その後、日本画家・堅山南風によって復元されたものが「鳴き龍」の姿なんだ。
この龍の顔の下で拍子木を打つと、高い音が鳴り渡り、龍の鳴き声のように聞こえることから「鳴き龍」と呼ばれるようになったそう。

 

神輿舎 from wikipedia

 

<神輿舎(重要文化財)>

神輿舎は春秋渡御祭(5月18日、10月17日)で使用される、三基の神輿が納められているよ。
中には入れないものの、内部の鏡天井の金箔時には天女舞楽の図が描かれているの。
3基の神輿は中央が徳川家康公、右が豊臣秀吉公、左が源頼朝公の神輿なんだ。

 

 

<祈祷殿(重要文化財)>

祈祷殿では結婚式や初宮などの御祈祷が行われるよ。

 

奥社 唐門と銅宝塔(徳川家康墓) from wikipedia

 

 

奥社鳥居 from wikipedia

 

 

<奥宮(重要文化財)>

眠り猫のある廻廊の下をくぐると、奥宮に導く奥社参道へと続くよ。
奥宮は拝殿・鋳抜門・奥社宝塔からなり、御祭神である徳川家康公のお墓所にあたるよ。

 

奥社拝殿 from wikipedia

 

 

参道にのびる207段の石段には、それぞれの段で1枚石が使用されていて、この階段もまた東照宮の名所の1つなの。
奥宮は拝殿の他、石狛犬や奥社銅神庫、奥社鳥居など重要文化財がたくさんあるから見どころ満載だよ。

 

奥社宝塔 from wikipedia

 

家康公の遺体が納められていると言われるのが「奥社宝塔」
8角5段の石の上に、3段の青銅で鋳造され、その上に宝塔を乗せているの。

 

またその奥には樹齢約600年の叶杉がそびえ立っているよ。
この杉の祠に向かって願い事を唱えれば、願いが叶うと伝わっているパワースポットなんだ。

 

巫女レモン
巫女レモン
一度は訪れておきたい日光東照宮ですね!

 

 

 

【日光東照宮の住所とアクセス】

 

住所

栃木県日光市山内2301

 

アクセス

1.電車でのアクセス
浅草 ~ 東武日光(特急けごん) : 所要時間 約1時間50分
浅草 ~ 下今市~東武日光(特急きぬ+各駅停車) : 所要時間 約1時間50分
浅草 ~ 東武日光(東武鉄道快速) : 所要時間 約2時間5分
新宿 ~ 東武日光(JR特急日光) : 所要時間 約2時間
宇都宮 ~ 日光(JR日光線) : 所要時間 約45分

など

公式サイトより引用