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2023年2月6日東京都日野市にある高幡不動尊 金剛寺は、関東三大不動の1つ。
不動明王を本尊として祀っている由緒あるお寺なんだ。
今回は高幡不動尊 金剛寺の魅力に迫ってみよう。
目次
【高幡不動尊 金剛寺は関東三大不動の1つ】
お不動さまと呼ばれ、古くから親しまれている各地の不動尊。
その中でも首都圏にある「関東三大不動」は有名なんだ。
高幡不動尊 金剛寺も関東三大不動の1つで、不動明王を本尊とするよ。
高幡不動尊 金剛寺は真言宗智山派別格本山の寺院で、正式名称は「高幡山明王院金剛寺」と言うの。
平安時代初期に、慈覚大師円仁が高幡山を霊場と定め、山中に不動堂を建立し、不動明王を安置したのが始まりなんだ。
【本尊・不動明王は総重量1100キロを超える巨像】
不動明王とは古代インド・サンスクリット語で「アチャラナータ」「アカラ」と呼ばれる五大明王・八大明王の主尊。
日本においては、真言宗の開祖である弘法大師 空海が中国から持ち帰ったことから始まったとされているよ。
不動明王と言えば、忿怒の形相をしているのが特徴。
世の様々な魔を退散させて、人々の煩悩や因縁を断ち切ることができると言われているんだ。
高幡不動尊 金剛寺に鎮座する不動明王像は、平安時代に造られたもので総重量が1,100キロを超える巨大な像。
歴史的な価値はもちろん、日本一の大きさを誇る不動明王になるよ。
不動明王像の両側には、向かって右側に矜羯羅童子像、左側に制吒迦童子像がお祀りされているんだ。
これらの像は1342年修理されたものなんだけど、各像の根幹部分は平安時代後期作なんだ。
歴史的価値が高くて、国の重要文化財に指定されているよ。
【高幡不動尊 金剛寺の「護摩修行」とは?】
お護摩とは「焚く」「焼く」などの意味を持っていて、仏の智慧の火を以て煩悩を焼き尽くすことを表しているの。
護摩修行とは、御本尊・不動明王の前に壇を設けて、様々な供物をささげて、護摩木という特別な薪を焼きつくして、御本尊に祈る真言密教独特の修法のことなんだ。
お護摩の火は不動明王の智恵を象徴していて、薪は煩悩を表しているの。
護摩の儀式を通じて薪という煩悩を、不動明王の智恵の炎で焼きつくして、願いが清浄な願いとして高まり、成就する事を祈るよ。
お護摩料は護摩札の種類に応じて異なり、お護摩札(37㎝)であれば3000円、中護摩札(52㎝)は1万円、大護摩札(58㎝)は3万円以上になるの。
【高幡不動尊 金剛寺の御利益とは?】
高幡不動尊 金剛寺のご利益には
・厄除け
・交通安全
・商売繁盛
・心願成就
・家内安全、家庭円満
・病気平癒
・縁結び
などがあって、不動明王が人々の煩悩を焼き祓うことで願いが成就すると信じられているよ。
【高幡不動尊 金剛寺は土方歳三の菩提寺】
高幡不動尊 金剛寺は、新選組の副長として有名な土方歳三の菩提寺なんだ。
総門の近くには土方歳三の銅像が建造されているよ。
その他にも近藤勇の碑、新選組隊士慰霊の大位牌など、新選組にまつわる歴史的建造物が多く設けられているんだ。
奥殿には新選組の歴史的資料も多く保存されているよ。
新選組ファンにとっては、魅力的だね。
【高幡不動尊 金剛寺の見どころを徹底解説!】
高幡不動尊 金剛寺は境内の敷地が広いため、効率的に参拝するのがおすすめ。
ここでは高幡不動尊 金剛寺を参拝したら、ぜひとも訪れておきたい見どころをまとめてみよう!
<仁王門>
高幡不動尊 金剛寺の見どころとして欠かせないのが「仁王門」だよ。
迫力ある金剛力士像がお祀りされている壮大な建造物なんだ。
不動明王をお祀りする不動堂の前を守護するように建造されていて、国の重要文化財にも指定されているの。
この仁王門には、邪悪なものを寄せ付けない寄木造りの金剛力士像が左右に安置されているよ。
仁王尊は室町時代の作、楼上の扁額「高幡山」は江戸時代初期の運敞僧正「号泊如」の筆。
元々は楼門として計画されていたものの、建築途中でその計画が変更され、単層の仁王門として建造されたそう。
昭和34年(1959年)に解体復元修理が行われ、当初の計画通りに修復されたため、現在では楼門としての姿を見ることができるよ。
修復後は、屋根も銅板葺きに変えられたんだ。
<五重塔>
高さ約45mの五重塔は、完成までに5年の歳月がかかったと言われているよ。
和様、三手先出組、青銅瓦葺、平安初期の様式を模した美しい塔なんだ。
<不動堂>
不動堂は、高幡不動尊 金剛寺の御本尊である不動明王を安置している建造物。
仁王門と同じく国の重要文化財に指定されている歴史的な建造物なんだ。
不動堂は清和天皇の勅願によって、慈覚大師(円仁)が東関鎮護の霊場として山中に建立。
しかし建武2年(1335年)に起こった暴風雨によって、安置されていた像とともに倒壊・大破してしまうんだ。
その後、康永元年(1342年)に当山中興第1世儀海上人が現在の場所に移建したよ。
東京都で最古の文化財建造物になるんだ。
不動堂に安置されている不動明王坐像、矜羯羅童子像・制吒迦童子像は、奥殿の中に安置されているため不動堂からはそのお顔を拝むことはできないんだ。
その代わりとして、不動堂には極彩色で等身大に再現された身代わり御本尊が新造され安置されているの。
<奥殿>
不動堂の裏手にあるのが奥殿。
美しい朱色の建造物で、国の重要文化財に指定されている不動明王坐像や矜羯羅童子像・制吒迦童子像が安置されているよ。
また新撰組副長・土方歳三など、新選組に関連する歴史的資料も多数保管されているの。
奥殿の拝観時間は9時~16時で、拝観料300円が別途必要となるよ。
<大日堂>
境内の最も奥まった場所にあるのが、高幡山の総本堂にあたる「大日堂」だよ。
内部には有名な鳴り龍天井や、美しい彫刻群、幽玄な内陣荘厳を見ることができるんだ。
江戸時代の大火によって焼失してから、長らくは仮本堂という状態が続いていたものの、昭和57年(1982年)から改修工事が行われ、5年の歳月をかけて総本堂として復元したの。
新堂は鎌倉時代様式で入母屋造り、本瓦葺・内陣総漆仕上げだよ。
また、大玄関は桃山時代様式となっているの。
ちなみに大日堂には土方歳三の位牌や新選組隊士慰霊の大位牌がお祀りされているよ。
大日堂の拝観時間は9時~16時で、拝観料200円が別途必要。
<鳴り龍>
大日堂の外陣天井に描かれた「鳴り龍」の下で手を叩くと、龍の鳴き声のような妙音が響き渡り、その願い事が叶うと言われているんだ。
墨絵で描かれた裸龍は圧倒的な迫力だよ。
大切な願い事をしたい方は、ぜひ鳴り龍を参拝してみよう。
<聖天堂>
安永8年(1779年)の大火以来230年ぶりに再建されたお堂。
<お砂ぶみ石>
安永8年(1779年)の大火以来230年ぶりに再建されたお堂「大師堂」
この大師堂にあるのが、四国八十八ヶ所巡りと同じご利益を得られると言われる「お砂ぶみ石」だよ。
大師堂の下に置かれたお砂ぶみ石には、四国八十八ヶ所霊場の砂が納められていて、お参りをすると四国八十八ヶ所巡りをした時と同じご利益を賜ることができるそう。
<土方歳三像>
高幡不動尊 金剛寺は土方歳三の菩提寺なので、土方歳三像が建造されているよ。
総門から大日堂に向かって進んだ左手にあるよ。
すぐ側には近藤勇との新選組両雄の碑も設けられているんだ。
<弁天堂>
弁天池の島に建つ朱塗りの小堂で、福徳弁財天を祀っているよ。
【高幡不動尊の山内八十八ヶ所巡拝とは?】
高幡不動尊では、高幡のお不動さんへの参拝の他にも、山内八十八ケ所巡拝でご利益をいただけるよ。
「お遍路さん」で知られる四国八十八ケ所巡りは全国的にも有名だよね。
その四国八十八ケ所を参拝したのと、同じご利益を頂けるのが「山内八十八ケ所巡拝」なんだ。
お遍路さんは総距離1278.5kmなのに対して、山内八十八ケ所巡拝は約1時間で散策できる手軽なコース。
高幡不動尊の境内から愛宕山にかけて設けられている参拝コースには、その道中に合計88体の弘法大師像がお祀りされているよ。
その1つ1つの像にお参りしていく流れだよ。
【高幡不動尊 金剛寺は四季折々の美しさを感じられる】
高幡不動尊 金剛寺の境内には様々な花々が植えられていて、四季折々の自然を楽しめるよ。
初夏には約200種類以上7500株の紫陽花が咲き誇り、毎年「あじさいまつり」が開催されるの。
秋には300本以上のもみじが色づき「もみじまつり」がおこなわれるよ。
その他に「菊まつり」も行われるなど、季節を問わず楽しめるのが魅力なんだ。
【高幡不動尊 金剛寺の住所とアクセス】
住所
東京都日野市高幡733
アクセス
京王線・多摩都市モノレール高幡不動駅下車 徒歩5分
公式サイトより引用