八幡神社は日本で一番多い神社!?日本三大八幡の謎に迫ろう!
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2022年3月21日
日本三大八幡宮の1つで、全国に4万社以上もある八幡宮の総本社なのが「宇佐神宮」だよ。
宇佐神宮は、初詣時期だけで40万人、年間150万人以上の参拝者が訪れる人気の神社なんだ。
今回はパワースポットとして知られる宇佐神宮の魅力に迫ってみよう。
目次
【八幡社の総本宮である宇佐神宮とは?】
日本全国に神社は約11万社あると言われているんだけど、そのうち4万600社あまり(4万4000社とも言われる)は八幡社なんだ。
その4万以上ある八幡社の総本宮にあたるのが大分県宇佐市にある「宇佐神宮」だよ。
725年に創建された宇佐神宮は1300年の歴史があって、伊勢神宮に次ぐ皇室の先祖を祀る宗廟といわれる由緒ある神社なんだ。
12世紀には九州にある権力者の私有地である荘園の3分の1以上を保有していたそう。
その当時、宇佐神宮がどれほど大きな勢力を持っていたかがよく分かるよね。
太古から原生林に囲まれた広大な境内には、国宝に指定されている本殿の他にも、歴史的・文化的に貴重な数多くの社殿が点在しているの。
また、春には約500本のソメイヨシノが咲き誇るお花見スポットとしても人気だよ。
【宇佐神宮は日本に16社しかない勅祭社の1つ】
宇佐神宮は、日本に16社しかない勅祭社の1つなんだ。
勅祭社とは、天皇の使いである勅使が遣わされる神社のこと。
九州地方には宇佐神宮と、福岡県の香椎宮しかないんだよ。
【宇佐神宮の御祭神・ご利益は?】
宇佐神宮の御祭神は
・一之御殿 八幡大神(応神天皇)
・二之御殿 比売大神(多岐津姫命)
・三之御殿 神功皇后(息長帯姫命)
が祀られているよ。
八幡大神は応神天皇のご神霊で、725年に八幡大神を祀る本殿「一之御殿」が創建されたことが宇佐神宮の始まりと伝わっているの。
応神天皇は、大陸の文化と産業を輸入し、新しい国づくりをされた天皇として知られているんだ。
その後に、二之御殿に比売大神、三之御殿に神功皇后がご祭神として祀られ、国東半島に広がる神仏習合の山岳信仰・六郷満山文化と深い関わりを持っているよ。
宇佐神宮のご利益は以下の通り。
・一之御殿:仕事運・金運
・二之御殿:芸能運・財運
・三之御殿:縁結び・子宝・安産・子育て
宇佐神宮にはEXILEのメンバーがヒット祈願したことでも知られていて、EXILEファンにも人気の神社なんだよ。
【宇佐神宮の参拝方法は出雲大社と同じ!】
一般的な神社での参拝方法は「二拝二拍手一拝」になるんだけど、実は宇佐神宮の参拝は違うんだ。
宇佐神宮は4回手を打つ「二拝四拍手一拝」になるの。
この参拝方法は島根にある出雲大社と同じなんだよ。
左の一之御殿、中央の二之御殿、右の三之御殿の順番で参拝しよう!
また宇佐神宮には同じ神様が祀られている下宮があるのが特徴なの。
下宮も上宮と同じく、一之御殿には八幡大神、二之御殿には比売大神、三之御殿には神功皇后が祀られているよ。
「下宮参らにゃ肩参り」と言われていて片参りにならないように、上宮・下宮をお参りするのがポイント。
願望成就の強力なパワーを授かるために、下宮も上宮と同じ作法でお参りしようね。
【宇佐神宮はパワースポットの宝庫?!境内のおすすめパワースポットを徹底解説!】
宇佐神宮の広い境内にはたくさんのパワースポットがあることで知られているの。
ここでは、おすすめのパワースポットをまとめてご紹介するね。
<菱形池>
境内にある菱形池一体は、八幡のお神が現れた神域とされていて、昔から霊池として知られているよ。
神域だからなのか、心が軽くなるパワースポットとして人気があるんだ。
癒し効果があるから、ぜひ癒されたい方は菱形池に行ってみよう。
<持ち帰りOKの御霊水>
菱形池に隣接している御霊水には3つの井戸があるよ。
この御霊水付近も、八幡大神が現れた神域なんだ。
御霊水は持ち帰ることもできるから、ご利益をあやかるために持ち帰ろう!
でも、御霊水は飲用基準を満たしていないから、飲むのはやめておこうね。
<一周してから触れてお祈りをする「大楠の木」>
宇佐神宮の本殿前にある大楠の木は樹齢約800年と言われる御神木なの。
高さは約30mで、上宮の下の地面から根を生やしているよ。
この御神木の周りを一周してから、木に触れてご利益を願うと健康長寿などの御神徳をいただけると言われているんだ。
<良縁に恵まれる「夫婦石」>
石畳を歩き、若宮神社が右手に見えると、夫婦石があるよ。
同じくらいの大きさの三角形の石を「夫婦石」と呼んでおり、夫婦円満や縁結びにご利益があると言われているの。
カップルや夫婦は手をつないで左右の石を一緒に踏むと縁が続くんだって。
また独身の方は、両足で2つの石を踏むと良縁が訪れるそう。
縁結びのご利益を授かりたい人は、ぜひ踏んでみよう!
<一生に一度だけ願いを叶えてくれる「願掛け地蔵」>
呉橋の近くの坂を登った人通りが少ない場所に大小2体のお地蔵様があるの。
このお地蔵様は「願掛け地蔵」と呼ばれていて、一生に一度だけの願いを叶えてくれるパワースポットとして人気なんだ。
誰にも見られずに参拝すると願いが叶うと言われているから、人が少ない時に参拝しよう。
<恋愛運に効くハート形の石>
宇佐神宮の境内には至るところに、ハート型の石や模様があるそう。
社務所や札所の下を除くとハート型の装飾がたくさんあるんだ。
また、屋根の妻飾りや門の金具にもハート型があるんだって!
ハート型を見つけながら参拝すると、御利益がありそうだね。
【まだまだある!宇佐神宮のおすすめスポット!】
ここまで宇佐神宮のパワースポットを紹介してきたけど、まだまだ宇佐神宮にはおすすめスポットがあるよ。
宇佐神宮を訪れたらぜひともチェックしておきたいスポットをまとめてみるね。
<手水舎>
国産の御影石で作られた手水舎の大きさは日本一なんだ。
重さはなんと24トンもあるそう。
<本殿(国宝)>
宇佐神宮の本殿は国宝に指定されているの。
桧皮葺で白壁朱塗りが美しい堂々とした造りをしていて、荘厳な雰囲気が漂い神々しさを感じられるよ。
本殿の一之御殿には八幡大神、二之御殿には比売大神、三之御殿には神功皇后がそれぞれ祀られているんだ。
宇佐神宮の建築様式は「八幡造」と呼ばれているの。
この八幡造は、二棟の切妻造平入の建物が前後に接続した形で、両殿の間に一間の相の間(馬道)がつき、その上の両軒に接するところに大きな金の雨どいが渡されているよ。
奥殿を「内院」、前殿を「外院」と言って、神様は昼間には前殿、夜は奥殿に移動するんだ。
<下宮>
下宮は「御炊宮」とも言われていて、嵯峨天皇の弘仁年間(810年代)に勅願によって創建されたの。
上宮の御分神をご鎮祭になったことがきっかけで、八幡大神様・比売大神様・神功皇后様は上宮・下宮両方にご鎮座となったんだ。
<呉橋>
大鳥居から参道を歩いて、手水舎を右に曲がると寄藻川に掛けられている橋が見えてくるよ。
この橋は「呉橋」と言って、10年に1度だけ開放される、桧皮葺の屋根が付いている神橋なんだ。
県指定重要文化財に指定されていて、日本百名橋の1つにも選ばれているの。
10年に一度の「勅使祭」の時のみ、扉が開かれるんだ。
ぜひ、渡れる時に参拝してみたいね。
<宇佐鳥居>
宇佐古来の形式で作られた宇佐鳥居は、西大門前にある木造鳥居。
県指定重要文化財に指定されていて、額束はなく、台輪を柱上に置いているよ。
<西大門>
西大門は文禄年間に改築されたと言われ、桃山風の華麗な構造をしているよ。
県指定有形文化財で、屋根は切妻・向唐破風造りで桧皮葺。
内部はとくに極彩色が多用されているよ。
<宇佐神宮奥宮・大元神社遥拝所>
上宮境内の回廊に設けられた「宇佐神宮奥宮・大元神社遥拝所」では、宇佐神宮発祥の聖地と言われる「御許山」を拝むことができるの。
<高倉>
県指定有形文化財に指定されている高倉は、祭器具などを収める高倉式の板倉のこと。
下は円柱で、正面二間(4.84m)、側面二間(3.95m)柱間は黒塗りの板壁で、引き込み戸を設けているよ。
<宝物館>
大分県の国宝は、宇佐神宮本殿、孔雀文磬、富貴寺大堂、臼杵石仏群であり、そのうちのひとつである「孔雀文磬」を展示しているよ。
その他にも、国指定重要文化財の銅鐘をはじめ、宇佐神宮にまつわる貴重な文化財がたくさんあるの。
【宇佐神宮参道で楽しめるグルメ!】
宇佐神宮の表参道商店街には、お土産屋さんやお食事処が軒を連ねているよ。
ここでは、宇佐神宮参道で楽しめるおすすめグルメをご紹介するね。
<宇佐飴>
宇佐神宮名物の宇佐飴は、麦芽や玄米、もち米などの原料を用いたやさしい味の飴。
添加物を使っていないから、小さなお子様でも安心して食べられるよ。
この宇佐飴は、神功皇后が皇子・応神天皇を育てる時に、母乳の代わりにしたとされる飴なんだ。
神功皇后は戦に明け暮れていたため、乳を与えることができず、その代わりに応神天皇にこの宇佐飴を与えたそう。
宇佐飴は麦芽や玄米、もち米で作られた水あめを大鍋であたため、少し冷ましたら色が白くなるまで練り上げていくの。
練り上げた水あめを成型したら出来上がりだよ。
<大分味一ねぎ>
味一ネギは大分県内で生産される小ねぎのブランドねぎ。
宇佐神宮のある宇佐市で盛んに栽培されているの。
商店街では、ねぎ焼きを提供するお店もあって、シャキッとした歯ごたえと甘みのある味一ねぎを楽しめるよ。
<宇佐からあげ>
大分県は鶏肉の消費量が日本一。
そんな大分県の中でも、宇佐市を中心とした県北エリアは「からあげ激戦区」として知られているんだ。
宇佐市は、から揚げ専門店発祥の地でもあり、参道商店街にもたくさんのからあげ専門店があるよ。
【宇佐神宮の住所とアクセス】
住所
大分県宇佐市南宇佐2859
アクセス
車の場合
東九州自動車道
「宇佐IC」から国道10号線(別府方面)へ約6キロ(約15分)
電車の場合
JR日豊本線「宇佐駅」下車