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2022年2月21日日本三大稲荷の候補地の1つである「笠間稲荷神社」は年間350万人の参拝者が訪れる人気の神社なんだ。
今回は笠間稲荷神社の魅力に迫ってみよう。
目次
【笠間稲荷神社とは?】
茨城県笠間市にある笠間稲荷神社の創建は、白雉2年(651年)とされていて、1360年程の歴史を誇る由緒ある神社なんだ。
なんと稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社よりも古い創建になるの。
奈良時代に書かれた『常陸国風土記』の中にも「笠間」という村名が明記されていて、この頃にはすでに信仰を集める場所であったと言われているよ。
江戸時代には歴代の笠間藩主の崇敬が厚かったそう。
初代藩主であった松平康重は丹波篠山に移ってからも、笠間稲荷大神様の御分霊をお迎えしたんだ。
それが今の王子山稲荷となっているの。
【笠間稲荷神社のご祭神】
笠間稲荷神社のご祭神は「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」。
五穀豊穣、商売繁栄、殖産興業、開運招福、火防のご利益がある「お稲荷さん」として、古くから信仰を集め、親しまれているよ。
食物の神様、農業の神様として崇敬されてきた宇迦之御魂神は、正一位という最高の位を持つ神様。
商工業が盛んになるにつれて殖産興業の神様としての信仰が広まったの。
近世になると、農家だけではなくて商家や町屋、武士、大名に至るまで信仰は広まったそう。
宇迦之御魂神は屋敷神、家庭神、地域神としてお祀りされるようになったんだ。
【笠間稲荷神社に行ったら笠間いなり寿司を食べよう】
日本三大稲荷に数えられている笠間稲荷神社の門前通りにはたくさんの笠間名物が売られているよ。
その中でも特に有名なのが「笠間いなり寿司」だよ。
笠間いなり寿司の特徴は、
・蕎麦
・くるみ
・マイタケ
などの具材が入った、変わり種のいなり寿司であること。
お店によって具材も味も違うので、食べ歩きをすると楽しそうだね。
【笠間の名産グルメにクルミが多く使われる理由とは?】
笠間稲荷神社の門前通りのお店には、クルミを使ったお菓子や笠間いなり寿司などが数多くあるの。
この理由は、笠間市でクルミの生産量が多いというわけではないんだ。
実は、笠間稲荷神社が「胡桃下稲荷」と呼ばれていたことが由縁となっているの。
古くはこの笠間の地はクルミの密林が合って、そこに笠間稲荷大神さまをお祀りしていたそう。
そのことから「胡桃下稲荷」と呼ばれるようになったんだ。
【笠間稲荷神社にもキツネはたくさんいる!】
稲荷神社と言えば、キツネを連想するよね。
笠間稲荷神社も地元の人から「おいなりさん」と呼ばれ広く親しまれているの。
おいなりさんのキツネはただの動物ではなく、神の使い。
笠間稲荷神社にもたくさんのキツネの像や狐塚があって、境内のあちこちに配置されているよ。
またキツネの絵柄をした絵馬やお守りなどもあり、キツネアイテムで運気をアップさせることができるの。
【樹齢400年の藤棚は圧巻】
笠間稲荷神社の境内には、八重の藤という藤棚があるの。
この八重の藤は樹齢400年を超えており、県の天然記念物にも指定されているんだ。
八重の藤の特徴はつるが左巻きであること。
濃い紫色の花をしていて、花穂は30㎝にもなるの。
ブドウの房のように密集して咲くのも特徴で、種子をつけない珍しい品種なんだ。
春~GW頃が見頃になるので、この時期に参拝すると境内が良い香りに包まれるよ。
【笠間稲荷神社は日本最古の菊まつりを開催】
笠間稲荷神社では、毎年10月中旬から11月下旬にかけて「菊まつり」を開催するんだ。
この菊まつりは様々な神社で開催されているんだけど、笠間稲荷神社で行われる菊まつりは日本最古の菊の祭典で、100年以上も続いているの。
境内はたくさんの菊で彩られ、見応えがあるよ。
秋に笠間稲荷神社を訪れるのであれば、菊まつりに合わせて参拝したいね。
【笠間稲荷神社の別社が東京にもあるって本当?】
実は笠間稲荷神社の別社が東京の日本橋にあるんだ。
日本橋浜町2丁目に鎮座する笠間稲荷神社東京別社は「紋三郎稲荷」と呼ばれているの。
常陸笠間藩第8代藩主・牧野貞直が下屋敷内に御分霊を奉斎したことに始まるよ。
日本橋七福神めぐりの一社で寿老神が祀られているんだ。
こじんまりした小さい社だけど、利便性は抜群だよ。
【笠間稲荷神社の大鳥居再建】
笠間稲荷神社の大鳥居は、笠間市で採掘された稲田石を使って1990年に建てられたんだ。
しかし2010年の地震によって一部崩落したため、東日本大震災前に撤去されたの。
大鳥居は2016年10月に再建。
高さは8mから10mに変更され、鉄製で拝殿の色と同じ「笠間朱色」で塗装されたよ。
総工費は約9,000万円にもおよび、全国から寄せられた寄付金でまかなったんだ。
【ここは訪れておきたい!笠間稲荷神社のおすすめスポットを解説!】
笠間稲荷神社でぜひとも訪れておきたいスポットをまとめてみるね。
<東門>
文化13年に再建された入母屋造の建物。
左右には奉納の毛綱があるよ。
<絵馬殿>
間口六間、奥行き三間、入母屋瓦葺で柱14本の吹き抜け造りで、明治32年に創建。
大絵馬や奉納額が納められているよ。
<桜門>
「萬世泰平門」とも呼ばれていて、重層入母屋造。
昭和36年に竣工されたよ。
<御本殿>
拝殿の裏手にまわると、笠間稲荷神社の御本殿を望むことができるよ。
この御本殿は、国の重要文化財にも指定されているの。
江戸時代末期に、当時の名匠たちの手によって施された荘厳な彫刻に圧倒されるよ。
彫刻は見上げる位置にあって、キツネの彫刻もあるからぜひチェックしてみよう。
<拝殿>
昭和35年10月創建。
神社建築の美と現代建築の粋を集結させた、豪壮かつ華麗な建物だよ。
<藤棚>
境内にある2株の藤棚は樹齢400年にも及ぶの。
昭和42年に県の天然記念物に指定。
2株あるうちの1本の八重藤の花は、ブドウの実のように咲く珍しい品種だよ。
<狐塚>
笠間稲荷神社はパワースポットとして知られているんだけど、その中でも本殿裏手にある狐塚は人気のパワースポット。
ここには、たくさんのキツネの石像が置かれているの。
願いを運ぶと言われるキツネの像を置くことで、願いを叶えたい人々が奉納していったものなんだ。
【住所とアクセス】
住所
茨城県笠間市笠間 1番地
アクセス
笠間駅からバスで約7分
笠間駅から徒歩で約25分