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2023年2月6日築地駅のすぐ側にある築地本願寺は有名人がお葬式をするお寺として全国的に知られているよね。
築地本願寺は観光向けのお寺でもあり、和と洋の雰囲気が融合した壮大な雰囲気が感じられるよ。
今回は、築地本願寺の魅力に迫ってみよう。
目次
【築地本願寺とは?】
浄土真宗本願寺派の築地本願寺は、京都市下京区にある本山・西本願寺直轄のお寺になるよ。
築地本願寺は、京都西本願寺の別院として、1617年に浅草で創建され「浅草御堂」が始まりなんだ。
しかし1657年に起こった「明暦の大火」により全焼。
その後、海を埋め立てて都市を築いた築地に再建されたものの、1923年の関東大震災で崩壊してしまうの。
築地という地名は、土地を築いたことに由来しているんだよ。
現在ある築地本願寺は、建築家・伊東忠太氏がデザインした寺院で、1934年に完成。
日本によくある寺院の雰囲気とは異なり、日本では珍しい古代インド・アジア仏教様式を模した外観が特徴的だよ。
伊東忠太氏はアジア各国を旅しながら建築を学んだ方で、東京帝国大学(現・東京大学)名誉教授でもあるんだ。
平成26年(2014年)には本堂、三門門柱、石塀の3点が、国の重要文化財にも指定。
古代仏教建築を模した本堂の外観と合わせて、日本の建築技術をしっかりと堪能できるよ。
【築地本願寺の御本尊】
築地本願寺の御本尊は立ち姿の「阿弥陀如来」だよ。
なぜ立ち姿なのかというと「今1人1人を救いに来てくださっているお姿」を表しているからなんだ。
御本尊・阿弥陀如来をお参りする際には、「なもあみだぶつ」とお念仏を唱えるようにしよう。
【築地本願寺の参拝方法】
築地本願寺に着いたらまずは本堂で参拝しよう。
焼香の方法は以下の通りだよ。
1、御本尊に一礼する
2、香をつまむ
3、おでこにあてず、そのまま香炉に入れる(1回のみ)
4、合唱
5、「なもあみだぶつ」と称えてから礼拝する
6、一礼して退出する
ちなみに浄土真宗ではおみくじや御朱印、御守りなどは用意していないんだ。
【築地本願寺の葬儀】
築地本願寺ではお葬式を行うことが可能で、芸能人や会社経営者、政治家などの葬儀で利用されることが多いんだ。
もちろん、一般の方でもお葬式を行うことは可能だよ。
築地本願寺の本堂か、本堂の脇にある第二伝道会館でお葬式を行うことができるんだ。
都心にありながら敷地が広く、交通の便がよいため、多くの著名人や経営者の葬儀で利用されることが多いそう。
【築地本願寺の見どころスポットを徹底解説!】
古代インド・アジア仏教様式を模した築地本願寺には、他の寺院とは違う見どころがたくさんあるんだ。
ここでは、築地本願寺のおすすめスポットをまとめてみるね。
<鼓楼と鐘楼>
本堂に向かって左右に立っている鼓楼と鐘楼。
鼓楼には現在は太鼓がないものの、鐘楼には鐘が設置されているよ。
大晦日や元旦には、一般の参拝客が鐘を鳴らすことができるんだ。
<手水舎>
本堂正門を入ってすぐの場所には手水舎があるんだ。
浄土真宗では参拝時に身を清める必要はないそう。
この手水舎は参拝者が歩いてきた時代に、お堂を汚さないように足を洗うためのものだったそう。
<本堂の屋根>
本堂の屋根は特徴的な形をしているからぜひチェックしてみよう。
屋根は菩提樹の葉をモチーフにしていて、蓮華のマークが描かれていて、エキゾチックな雰囲気を醸し出しているよ。
<巨大なパイプオルガン>
本堂内部の見どころの1つが、本堂の左右に設置された巨大なパイプオルガンだよ。
パイプオルガンは寄贈から40年以上の歴史があって、日本に限定せずに広く世界にアピールするために設置されているの。
ドイツ製のパイプオルガンで、大小約2000本の管が並んでいる姿は圧巻。
毎月最終金曜日の12時20分~12時50分には、パイプオルガンのランチタイムコンサートが無料開催されるよ。
お寺なのにまるで教会にいるかのような雰囲気を楽しむことができるんだ。
<ステンドグラス>
本堂入口の扉上部には、花が描かれたカラフルで美しいステンドグラスがデザインされているよ。
<動物の像>
築地本願寺境内のいたるところに設定されているのが「動物の像」だよ。
牛や馬、ライオン、象など全部で13種類の像があるの。
正面玄関前にある有翼の獅子、本堂内の玄武・白狐・青龍・朱雀の四獣、インドの神聖な牛、お釈迦様が出家した際に乗っていた馬、お釈迦様の前世の話に登場する猿など、お釈迦様に縁のある動物や幻獣の像なんだ。
築地本願寺を設計した建築家・伊東忠太氏は動物好きで、世界各地でスケッチした動物や幻獣の像をたくさん設置したのでは?と言われているの。
本堂内には「築地本願寺に住む動物たち」というマップも掲示されているから、スタンプラリーのように境内にある動物の像を探しながら参拝するのもおすすめだよ!
<親鸞像>
築地本願寺の教えである浄土真宗の宗祖・親鸞の像が、中庭に設置されているよ。
【築地本願寺で食べられる行列必死のモーニング】
築地本願寺に参拝したら、ぜひともチェックしたいのが行列必死の朝ごはんだよ。
境内には築地本願寺カフェ「Tsumugi」があって、ここのモーニングがとっても人気なんだ。
16種類のおかずとお粥、お味噌汁の全18品を楽しめる「18品の朝ごはん」はインスタ映えするモーニング。
阿弥陀如来の四十八願の「第18願(本願)」をテーマにしているんだって。
フルーツ、野菜、肉、魚、豆腐、卵などが豆皿に盛られていて、色々なおかずをちょっとずつ食べられる贅沢なモーニングなんだ。
お粥はおかわり自由になっているから、満足いくまで食べられるよ。
築地本願寺カフェ「Tsumugi」にはモーニングの他、ランチセットやドリンクやスイーツメニューも充実しているからいつ行っても楽しめるんだ。
【築地本願寺で開催されるイベント】
築地本願寺では年間を通じて様々なイベントが開催されるよ。
それぞれまとめてみよう。
<大晦日・元旦の法要(12月31日、1月1日)>
大晦日に行われる除夜会では350人が除夜の鐘をつくことができるの。
またお正月に行われる元旦会は、6時30分から元旦の法要が始まるよ。
<はなまつり(4月)>
毎年4月上旬に開催される「はなまつり」は、お釈迦様の誕生日をお祝いするお祭りだよ。
仏様に甘茶をかけてお祝いしたり、和楽器の演奏やパレードが開催されたりと、幅広い世代に楽しめるお祭りなんだ。
<納涼盆踊り(6~8月)>
6月下旬~8月初旬に開催される築地本願寺の夏祭りと言えば「納涼盆踊り」
日本の夏の風物詩と言える盆踊りや、屋台などが楽しめるよ。
築地本願寺の納涼盆踊りは「日本一美味しい盆踊り」と謳っていて、おいしいグルメを存分に楽しめると評判なんだ。
【築地本願寺で行われる晨朝勤行】
浄土真宗本願寺派の築地本願寺本堂では、浄土真宗の宗祖である親鸞に敬意を表して毎月16日に「晨朝勤行」が行われているよ。
朝7時から特別な読経「晨朝」が行われ、入場無料で誰でも参加できるの。
晨朝勤行は読経・法話・仏教賛歌の順番で進んでいくよ。
また参加者には築地本願寺特性のあんぱんが配られるんだ。
朝から参拝する方はぜひ晨朝勤行に参加してみよう!
【築地本願寺の住所とアクセス】
住所
東京都中央区築地3丁目15−1
アクセス
地下鉄をご利用の場合
東京メトロ 日比谷線「築地」駅 出口1直結
東京メトロ 有楽町線「新富町」駅 出口4より徒歩約5分
都営地下鉄 浅草線「東銀座」駅 出口5より徒歩約5分
都営地下鉄 大江戸線「築地市場」駅 出口A1より徒歩約5分
公式サイトより引用