ちょっと変わった笠間いなり寿司が有名!日本三大稲荷の1つ「笠間稲荷神社」の魅力とは?
2022年2月13日三大稲荷大社・岡山の最上稲荷は、縁切りと縁結びの両縁参りができるお寺
2022年2月21日日本三大稲荷の1つと数えられている祐徳稲荷神社は年間300万人の参拝者が訪れる人気神社なの。
今回は佐賀県鹿島市にあるパワースポット「祐徳稲荷神社」の魅力をまとめてみよう。
目次
【祐徳稲荷神社とは?】
佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社は、「祐徳さん」と呼ばれて地元の方々から親しまれている神社なの。
春はつつじの花が咲き誇り、初夏には緑と朱塗りの社殿のコントラストがフォトジェニックなパワースポットなんだ。
九州地方では福岡の太宰府天満宮につぐ参拝者数を誇っているよ。
祐徳稲荷神社は、貞享4年(1687年)の創建。
肥前鹿島藩主・鍋島直朝の夫人である花山院萬子が、朝廷の勅願所であった稲荷大神の御分霊を奉祀したものなの。
鍋島家の尊信がとても厚かったため、社殿造営には藩費が使われたと言われているよ。
耕作の神、漁業神、商工業者の守護神として国民の間から厚く信仰されたんだ。
昭和24年(1949年)に社殿が火災で焼失したものの、昭和32年(1957年)に再建。
境内には神殿、拝殿、回廊、神楽殿、社務所、楼門などがあるよ。
主要な建物は総漆塗りとなっていて、極彩色の華麗な楼門の風格と壮観さは実に見事なんだ。
その豪華で鮮やかな外観から「鎮西日光(九州の日光東照宮)」とも呼ばれているの。
【祐徳稲荷神社の御祭神とは?はどんなご利益があるの?】
祐徳稲荷神社の御祭神は以下の3体だよ。
・倉稲魂大神(ウガノミタマノオオカミ)
稲荷大神と呼ばれていて、衣食住を司り生活全般の守護神として崇められているの。
・大宮売大神(オオミヤノメノオオカミ)
天宇受売命(アメノウズメノミコト)、天細女命(アメノウズメノミコト)とも呼ばれ、天照大神(アマテラスオオミカミ)が天の岩に隠れていた時に、その岩戸の前で舞を舞われた神なんだ。
技芸上達の神、福徳円満の神として信仰されているよ。
・猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)
天孫瓊瓊杵命(テンソンニニギノミコト)が高千穂の峯に天孫降臨をなさった際に、その先導役をされた神。
水先案内の神、交通安全の神として信仰されているよ。
祐徳稲荷神社では、
・五穀豊穣
・商売繁昌
・家運繁栄
・大漁満足
・交通安全
などのご利益があると言われているんだ。
【祐徳稲荷神社にはエレベーターがあるって本当?】
豪壮な社殿が見る人の目をくぎ付けにさせる祐徳稲荷神社だけど、通常の神社とは違って山の斜面に本殿があるんだ。
そのため、本殿で参拝をする場合には、117段の階段を上る必要があるの。
段数はそれほど多くはないものの、高齢の方や足の不自由な方にはちょっと大変なんだ。
そこで祐徳稲荷神社では、参拝者の想いに応えてエレベーターを設置したの。
エレベーターを使えば直接2階まで行くことができるよ。
エレベーターを作るにあたって神社の景観を壊さないように工夫がされたそう。
社殿の色に合わせてエレベーターは朱色が使われているよ。
またミラーガラスになっているから、周囲の景色を反射して違和感がないように見えるんだ。
ちなみにこのエレベーターは利用するのに料金が必要なの。
1回300円の利用料で、1日に何度でも利用できるんだ。
エレベーターを降りた後もスロープになっているので、階段を上る必要は一切なし。
足腰に不安がある人はエレベーターを利用したいね。
さらに祐徳稲荷神社のエレベーターを利用するメリットがもう1つあるんだ。
実はエレベーターを利用すると天然石のパワーストーン付き開運おみくじをもらえるんだよ。
つまりおみくじ代300円を支払えば、エレベーターに乗れるということ。
おみくじ好きの人はぜひ、エレベーターに乗ってみよう!
【四季それぞれの花を楽しめる祐徳稲荷神社】
祐徳稲荷神社では四季を通じて境内の至る所に花が咲くんだ。
祐徳稲荷神社に咲く花は以下の通りだよ。
1月:臘梅、寒牡丹
2月:梅
3月:さくら、緋寒桜
4月:ツツジ、藤、菜の花
5月:花菖蒲、春牡丹
6月:紫陽花
7月:夾竹桃
8月:サルスベリ、朝顔
9月:萩
10月:コスモス
11月:菊花、寒蘭、モミジ
12月:寒椿
春には境内は桜で満開になり、秋にはもみじやイチョウが紅葉するの。
社の東側、神橋を挟んだ対面にあるツツジ苑は、40種5万本のツツジの名所だから、ぜひ行ってみよう。
【祐徳稲荷神社にはたくさんの御守り&おみくじがある!】
祐徳稲荷神社は160種類以上の御守りがあるそう。
勝負事なら「勝守」、商売繁盛なら「商売守」などがあるの。
1つに絞れずたくさんの願い事がある!という人は、馬の絵が描かれた「うまくいく守」が人気だよ。
「うまくいく守」は表と裏に合計9頭の馬が描かれていて、健康、農漁業、試験、縁談、夫婦円満、商売、出世、蓄財、賭け事という9つの願いにご利益があると言われているんだ。
また祐徳稲荷神社は、おみくじの種類が多いことでも知られているの。
開運おみくじ、こどもおみくじ、恋みくじ、外国語みくじなどがあるよ。
【まだまだある!祐徳稲荷神社の見どころスポットを解説♪】
祐徳稲荷神社にある見どころスポットをまとめてみよう。
<楼門>
祐徳稲荷神社の顔と言えばきらびやかな楼門だよ。
この楼門は日光東照宮の「陽明門」を模したもので、楼門内部には有田焼で作られた2体の隋神が配置されているんだ。
狛犬のように右の神が「あ」、左の神が「うん」と口を閉じているよ。
この場所から、本殿も見ることができるから絶好の撮影スポットとしても人気なの。
また楼門の手前には神池があって、鯉のエサやりができるよ。
<本殿>
本殿は地上18mの高さに建っているので迫力観点。
色鮮やかな天井には、二羽の鳳凰の絵が描かれているよ。
金箔がとっても美しくて見応えがあるの。
また、社殿の造りも細かく、じっくり見学したいね。
秋の季節には本殿前にある大イチョウが美しく色づくからフォトスポットとしても人気だよ。
<命婦社>
命婦社では、稲荷大神のお使いとされる白狐の霊をお祀りしているの。
社殿は江戸時代の神社建築の特徴がみられ、細部にわたる木彫り技法など価値が高いんだ。
佐賀県の重要文化財に指定されているよ。
<奥の院>
本殿から登坂を約300m歩くと奥の院があるんだ。
所要時間として20~30分ほどで、途中から足場の悪い急な石段が続くので、体力に自信がある人におすすめ。
奥の院は、木々に覆われた場所に社殿が建っていて、頂上からの眺めは絶景。
鹿島市内と有明海を一望できるよ。
<赤鳥居>
本殿の脇にある山道を30分ほど歩くと、奥の院につくの。
この奥の院までの道のりには、大小さまざまな赤い鳥居がたくさん並んでいるんだよ。
山の緑と鳥居の赤のコントラストが美しいフォトジェニックなスポットなので、たくさん写真を撮ってみよう。
<石壁社>
石壁社は祐徳稲荷神社を創建された、肥前鹿島藩主・鍋島直朝の夫人である花山院萬子様をお祀りしているの。
また石壁神社の横には、花山院萬子様が吉凶を占っていたとされる水鏡があるよ。
<岩崎社>
本殿の真下にある岩崎社は仕事や恋愛など人の縁を結ぶ「縁結び」の神様としてたくさんの参拝客が来るよ。
小さな社殿の横には、絵馬奉納所が合って、ハート型の恋絵馬があるの。
<岩本社>
岩本社は切り立った高い崖の中腹に鎮座されていて、岩本大神をお祀りしているの。
岩本大神は技芸上達の神様として知られているんだ。
<若宮社>
御祭神は文丸命、朝清命。
神楽殿の裏側の木々が生い茂る中で、ひっそりとお祀りされているよ。
<日本庭園>
祐徳稲荷神社には美しい日本庭園があるの。
この庭園では、紫陽花、牡丹、梅、アサガオなど四季折々の花が咲き乱れているよ。
また秋には紅葉の名所にもなるんだ。
【住所とアクセス】
住所
佐賀県鹿島市古枝乙1855
アクセス
佐賀駅から
「特急かもめ」にて肥前鹿島駅まで約19分。
佐賀空港から
・電車を利用する
連絡バスにて佐賀駅バスセンターまで約35分。その後、佐賀駅より「特急かもめ」にて肥前鹿島駅まで約19分。
・レンタカーまたはリムジンタクシーを利用する
佐賀空港の西口より県道49号線を鹿島方面へ進む。その後、国道444号線を鹿島方面へ約60分。リムジンタクシーを利用する場合は、以下のサイトから事前予約が必要です。リムジンタクシーの料金は1500円で、所要時間は約50分です。
参考:リムジンタクシー予約
長崎空港から
県道38号線より国道444号線を鹿島方面へ約60分。
など。