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2021年11月24日
奈良県吉野郡天川村にある天河大弁財天社は、奈良県屈指のパワースポットとして知られているよ。
さらに天河大弁財天社は、「芸能の神様」としても有名で、多くの芸能人が訪れる神社でもあるんだ。
ここでは、天河大弁財天社の魅力に迫ってみよう。
目次
【天河大弁財天社がある天川村とは?天河大弁財天社は縁がなければ行くことができない?】
天河大弁財天社は、奈良県吉野郡天川村にあるよ。
この天川村は、奈良県中央部の南に位置していて、修験の山・大峰山の麓にある村なんだ。
この天川村は、人がほとんど踏み入れない「深山幽谷の地」であり、奥深い大自然の地であったことから、修行者たちが行場を開くきっかけとなったそう。
降りしきる雪の中、追っ手を逃れた源義経が恋人・静御前と別れて、ひっそりと身を潜めたのもこの天川村であったと言われているんだ。
修験道の開祖である役小角(えんのおづの)によって、金峰山・大峯山が開山されて以降は、天河大弁財天社など数多くの山岳修験道の根本道場として栄えていったよ。
修験者たちが目指した大峰山は、現在でも女人禁制が維持されていて、女性の立ち入りが禁止されているんだ。
修行のために踏み固めた道は、ユネスコの世界遺産に「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録されているよ。
このような山深い天川村ある天河大弁財天社は、「縁がなければたどりつけない場所」とも言われているの。
縁がない人は何回行こうとしてもたどり着けない、来るべき時期がやってきた人しか行くことができない神社なんだ。
なんとも神秘的だよね。
【天河大弁財天社は日本五大弁財天の1つ】
天河大弁財天社は、日本五大弁財天の1つなんだ。
ちなみに日本三大弁財天は
・広島県・宮島にある厳島神社
・滋賀県・竹生島にある竹生島神社
・神奈川県・江の島にある江島神社
・宮城県・金華山にある黄金山神社
・天川村にある天河大弁財天社
だよ。
そもそも弁財天とは、七福神で唯一の「女神」として知られているよね。
琵琶を持った姿に描かれるように、弁財天は「芸能・音楽の神様」なんだ。
さらに、弁財天が転じて「財を弁ずる」という解釈で「商売の神様」としても信仰されているの。
もともと弁財天は、古代インドの水の神様「サラスヴァティー神」で、日本神話に出てくる宗像三女神の市杵島比売命と結びついたそう。
そのため、水に囲まれた島の神社が多いんだ。
【天河大弁財天社の御祭神】
日本五大弁財天である天河大弁財天社の御祭神は、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)だよ。
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)は日本神話に登場する女神であり、天照大神とスサノオノミコトとの誓約の際に生まれた宗像三女神の一柱なんだ。
市杵島姫命はスサノオノミコトの剣から生まれた女神で、水の神様、芸能の神様として有名だよ。
【天河大弁財天社のパワースポット「五十鈴」とは?】
天河大弁財天社は縁がなければ行くことができない場所と言われるほどスピリチュアルなスポットとして人気があるの。
そんな天河大弁財天社の中でも特にパワースポットとして知られているのが「五十鈴」だよ。
能舞台が設けられた天河大弁財天社の拝殿は、薄暗く厳かな雰囲気が漂っているの。
この鈴緒の先に結ばれているのが、天河大弁財天社の象徴とも言える「五十鈴」なんだ。
五十鈴とは天河大弁財天社に古くから伝わる独自の神宝のこと。
日本神話に出てくる太陽神である天照大神が、岩戸に隠れた神話の中で、芸能の女神である天宇受売命が、ちまきの矛(神代鈴をつけた矛)を持って、舞を舞ったところ、岩戸が開かれて天地が明るく輝き始めたと言われているんだ。
この芸能の女神・天宇受売命が鳴らしたちまきの矛と同じものが、天河大弁財天社の五十鈴であると伝えられているよ。
3つの鈴には、
・いくむすび
・たるむすび
・たまめむすび
という意味があって、魂の進化に必要な3つのむすびの精神を表しているんだ。
3つの魂「三魂(みむすび)」がひとつに合わさって共鳴しあうことで心身が清められ、魂が調和し、潜在意識を高め、新たな運気を切り開く力が得られるよ。
歌手、ミュージシャン、俳優、舞踏家、タレント、作詞家、作曲家など多くのアーティストは、天河大弁財天社を参拝しており、芸の上達を祈願し、強い運気を呼び込んで名作や傑作品を生み出しているんだ。
Kinki kidsの堂本剛さんもこの天河大弁財天社を参拝し「縁を結いて」という歌を作ったそう。
【天河大弁財天社で訪れておきたいおすすめスポットを解説】
天河大弁財天社境内で訪れておきたいおすすめスポットをまとめてみましょう。
<本殿>
御神像・弁財天像をはじめ、百柱あまりの神々を祀っているよ。
本殿に祀られている弁財天像は、毎年7月16日、17日の例大祭だけ開帳されて、能などが奉納されるよ。
特に日輪弁財天像は60年に1度だけ開帳されるめ、普段は拝観することはできないんだ。
<拝殿>
本殿を拝する入母屋造の社殿。
屋根のある特徴的な造りをしており、出入り口には注連縄と紙垂、菊の紋章を付けた幔幕が張られているよ。
この拝殿では祭典や御祈祷が行われるよ。
拝殿の右手側にはレッドカーペットが敷き詰められた立派な能舞台があって、毎年7月16日、17日に行われる例大祭や、春秋の大祭では、能楽奉納や演奏がされるんだ。
天河大弁財天社は古くから「能」とのかかわりが深いの。
能の第一人者である世阿弥の嫡男となる観世元雅、通称・十郎が、天河大弁財天社で唐船と称される能を奉納し、阿古父尉の能面を寄進したことでも知られているよ。
<神楽殿>
神楽や能楽、音楽奉納、結婚式など多目的に使用される入母屋造の社殿。
<五社殿>
五社殿は、石段手前から弁財天の化身となる龍神の神・龍神大神が祀られているよ。
続いて八つの社の内の森本神社のご祭神・大将軍大神、その隣には天照大御神の御別名・大日靈貴神、菅原道真公の天神大神、琵琶山地主守神である大地主大神がそれぞれ祀られているよ。
五社殿の前には、神域を示す囲いの中に「天石」となる「磐座」があるよ。
天石にはそれぞれ呼び名があって、五社殿前の天石は「イノコ石」というんだ。
<役行者堂>
拝殿奥の階段から降りてすぐのところにある、天河神社にゆかりのある役行者様をお祀りしているお堂。
<来迎院>
真言宗醍醐派寺院で、本尊は大日如来像、不動明王像、十一面千手観音像が安置されているよ。
<大銀杏の木>
空海がお手植えしたとされている樹齢1200年超の大銀杏の木だよ。
【天河大弁財天社の奥宮「弥山神社」はUFO目撃情報が多数ある?!】
天河大弁財天社の後ろにある弥山(みせん)の山頂には、天河大弁財天社の奥宮「弥山神社」があるよ。
この弥山神社は強力なパワースポットとして知られているんだ。
弥山は、「中心にそびえる山」として仏教の世界観を表した「須弥山」から名づけられたもので、大峯山系の中心的な存在なんだ。
弥山を境に世界が分かれ、天河の地は人生の原点となる誕生の部分に当たる地であると言われているの。
実はこの弥山を中心とする天河大弁財天社付近では、UFOの目撃情報が数多く寄せられているの。
なんと天河大弁財天社の宮司さんもUFOのビデオ撮影に成功した1人なんだよ。
また天河大弁財天社のパワースポットである五十鈴は、UFOを呼ぶともされる特殊な音が鳴るとも言われているんだ。
強力な力を感じることができる天河大弁財天社や奥宮・弥山神社は、ぜひとも一度は訪れておきたいスポットだよね。
住所
奈良県吉野郡天川村坪内107
アクセス
電車・バス
近鉄吉野線「下市口駅」から奈良交通の路線バスが出ております。
「下市口駅」から奈良交通の路線バス「中庵住(なかいおずみ)行」に乗車し約1時間、「天河大弁財天社」下車すぐ。
あるいは、「下市口駅」から奈良交通の路線バスで「天川川合」下車後、徒歩約30分。
※バスの本数が少ないため事前に運行表をご確認頂くことをお勧めいたします。
奈良交通バスの時刻表はこちらからご確認ください。
※下市口からタクシーもご利用いただけます(約40分ぐらい)
≪「下市口駅」までの主な経路≫
大阪から: 近鉄「大阪阿部野橋」駅から吉野行近鉄特急で「下市口」駅下車
京都から: 近鉄「京都」駅から「橿原神宮前」駅で乗換え「下市口」駅下車
車の場合
≪大阪市方面から≫
南阪奈道路経由国道165(大和高田バイパス)より京奈和自動車「御所南インター」国道309で天川村へ
(大阪市内から約2時間)
≪京都・奈良市方面から≫
国道24から京奈和自動車道「御所南インター」国道309で天川村へ
(奈良市内から約2時間)
≪名古屋方面から≫
名阪国道、西名阪道より京奈和自動車道経由国道24から京奈和自動車道「御所南インター」国道309で天川村へ
(名古屋西ICから約3時間半)