約1300年の歴史を持つ世界遺産・春日大社の魅力とは?
2021年9月9日方除け・厄除けの神様「日吉大社」には魔除けの象徴「神猿さん」スポットがたくさんある!
2021年9月22日世界遺産でもある春日神社の総本社・春日大社には、見どころがたくさんあるよ。
ここでは、春日大社を参拝する前に知って起きたいおすすめスポットを徹底解説してみよう。
目次
【春日大社のおすすめスポットを徹底レクチャー♪】
広大な敷地を持つ春日大社の広さは、春日山原始林を含めると32万坪もあるんだ。
これは東京ドーム22個分に相当する広さなんだよ。
一之鳥居から山道を歩いて本殿まで行くのに約1.7㎞かかるんだ。
徒歩で20分はかかるから、歩きなれたスニーカーなどがおすすめだよ。
広い境内を効率よく見て回るために、ここではおすすめの参拝スポットをまとめてみよう。
<一之鳥居>
一之鳥居は春日大社の玄関口で、奈良のメインストリート三条通との境界に位置しているよ。
一之鳥居から道幅の広い参道が1km以上まっすぐに伸びているんだ。
現在の鳥居は、寛永11年(1638年)に再建されたもので、高さは7.75m。
日本三大木造鳥居の1つとして知られているよ。
<影向の松>
影向の松(ようごうのまつ)は一之鳥居をくぐってすぐ右手にあるクロマツだよ。
歌舞伎や能の舞台では背景に松がよく使われているよね。
実はその松は、この影向の松を描いたものなんだ。
春日大社で行われる「春日若宮おん祭」では、この影向の松で様々な芸能や神事の奉納が行われるよ。
<馬出橋>
一之鳥居から萬葉植物園前のまっすぐのびる参道は、馬場として作られた道として知られているの。
馬出橋は、競馬や流鏑馬の始点であったと言われているよ。
ちなみに現在でも、春日若宮おん祭で行われる競馬は、この馬出橋から出走するんだ。
<二之鳥居>
鹿の保護施設である鹿苑を通り過ぎると、二之鳥居が見えてくるよ。
鳥居の右手には、貴族たちが乗っていた牛舎や馬をつなぐ「車舎」があるんだ。
<伏鹿手水所>
二之鳥居をくぐると、左手には伏鹿手水所があるんだ。
神鹿をモチーフとしているこの手水所で、手と口を清めよう。
<祓戸神社>
伏鹿手水所のすぐ横にあるのが、祓戸神社だよ。
まずはこの神社を参拝しよう。
祓戸神社は、奈良時代に創建された古社なんだ。
<石燈籠>
二之鳥居を過ぎると、参道の両脇には石燈籠が立ち並んでいるよ。
ここにある石燈籠のほとんどは「春日社」と刻まれているんだけど、その中で15基だけ「春日大明神」と刻まれたものがあるの。
この「春日大明神」と刻まれた燈籠を、一晩のうちに3基見つけることができるとお金持ちになれるという言い伝えがあるそう。
ぜひ、探してみたいね♪
<回廊>
回廊とは、御本殿やその他の主要建造物の四方を巡る建物のこと。
南回廊は南門を中心に東西に21m広がり、東回廊は約37mでほぼ中央に影向門があるよ。
西回廊は約57mで南から慶賀門・清浄門・内侍門があり、北回廊は約27mで西回廊とのみ接していて御本殿の後ろに廻り込む前で終わるんだ。
<幣殿(へいでん)・舞殿(ぶでん)>
南門をくぐって正面に見えるのが、幣殿(へいでん)・舞殿(ぶでん)だよ。
春日大社本殿に向けて参拝を行う場所であり、境内で最も多くの参拝者が訪れるスポットなんだ。
ここよりさらに奥にある神聖な区域に入りたい場合には、右手にある特別参拝入口に行こう!
<中門・御廊(おろう)>
中門は御本殿の直前にある楼門で高さは約10m。
中門正面の唐破風は、明治時代に取り付けられたものなんだ。
御廊は、中門から左右に約13m、鳥が翼を広げたように延びているんだ。
この御廊は、御本殿での祭典で神職の座る場所だよ。
<御本殿>
鎌倉初期に記された現在最古の由緒記である「古社記」には、四所神殿の創建を奈良時代、 称徳天皇の神護景雲2年(768年)11月9日とされているよ。
御祭神は、第一殿・武甕槌命(たけみかづちのみこと)様、第二殿・経津主命(ふつぬしのみこと)様、第三殿・天児屋根命(あめのこやねのみこと)様、第四殿・比売神(ひめがみ)様。
<内侍殿>
内侍殿は御神前で奉仕する内侍(女性)が控えていた建物。
内侍殿は20年に一度行われる造替の時に、御本社と若宮の神様をお移しするので、「移殿」とも呼ばれているんだ。
<直会殿>
東を正面とする南北8間、東西4間の素木造の広大な建物。
春日祭では、勅使・弁以下の直会の儀式が殿上で行なわれるよ。
<御手洗川>
春日奥山を水源地とした水谷川を分水してできた川。
古くは御供用の水としてくみ上げられ、参拝の手水としても利用されていたんだ。
<御蓋山浮雲峰遙拝所>
回廊を出た外から行ける御蓋山浮雲峰遙拝所は、春日大社の第一殿のご祭神である武甕槌命様が白鹿の背に乗って天降られた神が宿っていた場所なの。
最も聖域に近い神聖な空間で、パワースポットとしても人気が高く、ぜひ参拝しておきたい場所だよ。
御蓋山浮雲峰遙拝所は、春日大社御本殿を通り平城京大極殿まで続く尾根線上にあるんだ。
<大杉>
本殿のすぐそばにある大杉は、幹回りが8.7m、高さは25mもあるんだ。
樹齢は約800~1000年とも言われていて、鎌倉時代後期に製作された絵巻物「春日権現験記」にはこの大杉が幼木の姿で描かれているの。
<柏槙(びゃくしん)>
大杉の横で、斜めに延びているのは柏槙(びゃくしん)というヒノキ科の植物だよ。
樹齢は約500年といわれ、直会殿(重要文化財)の屋根に穴をあけてまで木を生かしているのは、特に樹木を大切にされる春日の神様の古社記によるものなんだ。
屋根から伸びる柏槙をぜひ見てみよう。
<万燈籠再現 藤浪之屋>
万燈籠再現 藤浪之屋では、神職の詰所であった「藤浪之屋」に年2回だけ開催される万燈籠が再現されているんだ。
ここでは、時期を問わずに万燈籠が見られるの。
【一生分のご利益祈願できる運気アップの若宮十五社めぐりって?】
春日大社には、本社4柱の神様の他に、摂社・末社合わせて62社が祀られているの。
その中でも、境内の南側、奥の院参道沿いの15社の神様は、人が生涯を送る間に遭遇する様々な難所をお守りしてくださる心強い神々なんだ。
若宮十五社を巡拝することで、人の一生をたどりながら、良縁や、開運・財運、延命長寿、商売繁盛など様々なご利益を一度に祈願することができるのが特徴なの。
若宮十五社めぐりをしたい方はまずは夫婦大國社で受付をしよう。
受付を済ませると、玉串札という各神社と遙拝所で納める木札が入った袋が渡されるんだ。
第一番納札所である若宮神社から順番に、十五社を回りながら玉串札を納め、祈願していこう。
全部参拝するのに、30分~1時間程度はかかるよ。
最後の納所である夫婦大國社で十五社満願の奉告をすると、授与所で「御朱印」と「おしるし」をいただけるよ。
【開運招福水谷九社めぐりって?】
春日大社境内北を流れる水谷川は、神域として知られる春日山から湧き出る聖なる川であり、吉城川、佐保川と流れを変えながら平城京、大和国原に住む人々を潤す「生命の水」として大切にされてきたんだ。
その水谷川のほとりに鎮座している水谷神社は、御本殿・若宮に次いで格式が高いお社であり、その周辺は古くから春日信仰の根幹である龍神信仰が特に盛んな場所だったの。
その中心的存在だったのが、2018年に再興された龍王社なんだ。
「開運招福水谷九社めぐり」は、この龍王社や水谷神社など九社をめぐり、様々なご利益を授かる巡拝だよ。
開運招福水谷九社めぐりを希望される方は、御祈祷所で受付を済まそう!
受付を済ませると、祈願札が手渡されるので願意と氏名を記入し、順番に参拝していくの。
各神社のお賽銭箱の上に祈願札を供えるんだけど、神様が文字を読めるように供えるのがポイントなんだ。
全部を参拝するのにかかる時間は30~40分程度だよ。
九社全部巡拝してから御祈祷所の受付に戻ると、特別な御朱印とお守りが授与されるの。