興国寺城
2020年3月25日
赤木城
2020年3月25日

北畠氏館

公式ホームページへ

伊勢の三重県津市三杉町にあり、続日本100名城に選定されている他、北畠氏館跡庭園は国の名勝でもあります。
津市三杉町には霧山城という山城があり、その麓の居住部分が霧山御所・北畠氏館なのです。
この全体を多気北畠氏城館跡として国の史跡に指定されています。

北畠氏館跡は現在、「北畠神社」になっており、ひっそりと佇む神社ではあるものの綺麗に整備されています。
北畠神社境内には、日本最古の石垣が発見されたと言われていますが、発掘調査の後に保存のために埋め戻されているので、案内板でだけ見ることができます。また北畠神社の境内億には武田信玄よりも早く「風林火山」の旗印を用いたとされる北畠顕家の銅像もあります。

 

写真提供

wikipedia (PD, CC – 著作権名は画像に記載)

〒515-3312 三重県津市美杉町上多気

 

北畠氏館跡は現在、北畠神社になっていますが、この北畠神社は室町時代末期となる戦国時代に、伊勢国司であり大名であった北畠氏の本拠地に創建されました。
庭園もその頃には作庭されており、北畠氏館跡庭園は、福井県にある一乗谷朝倉氏庭園と滋賀県にある旧秀隣寺庭園と合わせて日本三大武将庭園と言われている立派なものです。

北畠氏館跡庭園は三重県を代表する庭園で、最大の見どころは庭園東部にある須弥山石と九山八海石です。
中央の立石が須弥山石で、その周りに「九山八海」を表現する石が渦巻き状に組まれています。

これは古代インドの宇宙観に世界の中心にそびえ立つ巨大な須弥山があり、その須弥山を囲むように9つの山と8つの海を表現しています。
つまり仏が住する清らかな世界・浄土の意味を強調した浄土式庭園です。